忙中閑あり?

(市況)

「略全面高。米株式市場の回復によって。バ議長は引き続きインフレ抑制に前向き」
 昨日の商品市場は概ね全ての商品が反発。ひとえに米株式市場が大幅に反発したこと、新興国株も切り返し、「一旦キャッシュ化した資金」をもう一度マーケットに投入しやすい環境になったため、と考えられる。

だが、週末に向けてテクニカルな買戻しが入ったという側面も強ち否定できず、バ議長は引き続きインフレ抑制に前向き(金利引上げに前向き)であることから、月末のFOMCでのバ議長発言の内容を詳細にチェックするまでは「相場の転換点になった」とは言い切れない。
 但し一時期の「パニック的なキャッシュ化の動き」は「バーナンキ議長の発言鎮静化」と共に一旦落ち着きを取り戻したといえ、本日は全ての商品が一旦戻り高値を試す展開になると考える。特に「固定資産投資」が堅調な中国における足元の非鉄金属の需要は引き続き堅調であると見られることから、非鉄金属が再度物色する可能性が高いと考えている。

(ひとりごと)

支店にいた頃は非常に楽しい人が多かった。
厳しかったんだが。
とある日、私の1つ上の先輩が(Xとしよう)、社内で支店長の印鑑をもらわなければいけない稟議書を作成していた。
当然、世の中のルールどおり、提出前には他の人が内容をチェックしてから支店長に提出することになっている。
そのときの会話。

X「Yさん、今から外訪なので、稟議の内容を読んで、問題があるところをチェックしておいて頂けますか?後で支店長に見せなければならないので」
Y「おお、分かった。きっちりやっておくよ」

数時間後、X先輩が帰社した。当然、稟議のことを気にしている。

X「Yさん、稟議、チェックしていただけましたか?」
Y「おお、おまえの言うとおり、内容をチェックして、『問題のあるところにラインマーカーを引いて、支店長の席に置いておいたぞ』」
X「ええッ!!!」

当然いたずらで、支店長は外出中であった。
忙中閑あり。
皆が和むひと時であった。
X先輩は縮んでいたが。