新幹線

(市況)

「総じて下落」
 昨日の商品市場は総じて下落した。目立った新規材料がない中前日同様、ファンドマネーの資金退避を目的とする売りが商品市場全体に幅広く発生したようである。今のタイミングで「無理やり買おう」という材料が出てきていない。むしろ、昨日発表された英国消費者物価が前年比2%を上回る上昇を続けていることに象徴されるように、「(世界的に)引き続き金融引締めがあるのではないか」との観測も根強く、ファンドのアクティビティを低下させているようだ。小職は秋口(10〜11月頃。ハリケーンシーズンの終了)あたりから相場調整があると考えていたのだが、今年の大きなテーマの一つである「金融政策の変更」が小職の予想よりも早く、かつ世界的に発生したこと(日米欧)によって、相場の下げのタイミングも早まったものと思われる。比較相対感ではファンダメンタルの強い非鉄金属は、エネルギーに比してしっかりしている、との印象を受ける。
 しばらくは下値を探る動きが継続することになると考えている(そろそろエネルギーに関しては買戻しが入ってもよさそうなのですが)。

(ニュース)

・8月中国固定資産投資 前年比+21.5%(7月+27.4%)。1〜8月前年比+29.1%(1〜7月+30.5%)
金利引上げの影響により、投資意欲が徐々に減少しつつある状況。
・8月英消費者物価指数 前年比+2.5%(7月+2.4%)、市場予想+2.4%
・7月貿易収支 680億?の赤字(6月確報648億?の赤字(速報比変わらず))、市場予想655億?。
秋篠宮親王悠仁」と命名される。
・シリアの米国大使館に武装勢力が突入。

・IEAの月報では、需要を下方修正(2006年:84.7MBD(前月月報比▲100KBD)、2007年86.2MBD(同▲160KBD))。北米とメキシコの需要の修正、冷夏に伴うアジア需要の減少に伴い。
・8月のオイル生産は85.8MBD、2006年、2007年のNon-OPEC供給は各々51.0MBD(▲60KBD)、52.8MBD(▲145KBD)。
・8月のOPEC生産は30.0MBD(▲270KBD)。2006年、2007年のCall on OPECは28.9MBD、28.4MBDと変わらず。

(ひとりごと)

自分の子供の頃の話をしよう。
私の友人の子供と同い年ぐらいの頃の話。
私の母はマメで、アルバムに写真と共に小さなエピソードを書いたりしている。
この前久し振りにアルバムを見たら衝撃的な事実を発見した。
私の子供の頃の夢
「新幹線になること」
である。

新幹線の運転手ではなく、新幹線自体である。
そこにはこう記されていた。

「大きくなったら、背中に人を乗せて、目から光を出してビューンって走るの」

と。
すごい。
この感覚が今も残っていたら、次々と新しいビジネスプランを考え出していることだろう。
いつ、どこでなくしてしまったのか....。
え?なくしていいって?そりゃそうですな。