(市況)
「まちまち」
昨日の商品市場はまちまちであった。エネルギーは米在庫統計、気温低下予報、米株式の安定を背景に大幅に上昇。
非鉄金属はファンダメンタルは強いものの、弱気な米統計(耐久財受注や、住宅販売)を受けて基本的にはもみ合いであった。貴金属はドル高の進行を嫌気して金・銀・パラジウムが売られたが、ETF上場のうわさが出ているプラチナはしっかりであった。
(ひとりごと)
ひよ子の立体商標訴訟問題が取りざたされていた。
個人的に「ひよ子」は東京銘菓だと思っていたらどうもそうではないらしい。ひよ子本舗吉野堂が商標を持っていたらしい。
で。
別に商標の話がしたいわけではない。
問題は食べ方、である。
悩みますよね。ひよ子。
どうやって食べるのか、って。
自分はひよ子をもらった(まず、自分で買うことはない)時には、まず、ひよ子と相対峙する。
ひよ子の小さい目を、ぐッとにらむのだ。
愛しいやつよ
と思う。
この想いが肝心である。
そして、どうしようか悩む。
やはり、頭から食べては申し訳ない、と思う。
今日こそは尻尾の方からかじろう、と思う。
でも。
くちばしの先っちょのところだけかじり取るんですよね。
このときのかじり方は、睨みつけたときの愛しい気持ちに反比例する。
想いが強ければそれだけ弱く、想いが弱ければ強い。
勢い余って、頭全体をかじり取っちゃったりするのだ。
でもあくまで理想は、くちばしだけ。
そう。大きさとしては直径4ミリ程度だろうか。
その後、もう一度ひよ子と相対峙する。
嗚呼、こんなになってしまった...。
とひとしきり悲しむのだ。
自分でやったにも関わらず。
この「哀しみ」がいい。決して「悲しみ」とは書きたくない。
あのくちばしがなくなったときの情けない顔。
まじまじと見つめていると、哀れに思っていた気持ちがだんだん薄れ、再び、愛しく思えてくる。
もう、お前しかいない
と思う。
恋愛と一緒だ。
付き合っているとだんだん始めの「愛しい」感情が薄れてくるが、ふとしたことで愛情が再び甦るのと似ている。
人間、完成品はダメなのだ。
しかし
これも恋愛に似ているのだろうか、後は堕ちるところまで堕ちてゆく。
そう。
くちばしをかじり取るのに30秒ぐらいかかったとしても、残りの体の部分を食べるのに10秒もかからない。
そう、まるで、ダークサイドに転落したアナキン・スカイウォーカーのように。
多分こういう食べ方する人多いと思うんですけどね。
え?いない?
そんなことはないでしょう。
女の人はどうなんでしょうか?
肉まんとかを食べるのと同じように、体のところから真っ二つに割ってから食べるんでしょうか?
もしそうなら、いとおしみながらくちばしをかじり取り、諸行無常を味わって欲しい。
え?
ぽんぽこはどうするって?
それはまた別の機会に。