(ニュース)
・5月日本機械受注 前月比+5.9%(市場予想+1.9%)、予想以上の伸び。
・6月英生産者物価指数(PPI) 前月比+0.2%(前月+0.4%)、市場予想+0.3%。
・ハンカチ王子、不敗神話が終了。オシムジャパンも終了間際に同点にされる。
・5月独鉱工業生産速報 前月比+1.9%(前月改定▲2.1%)、市場予想+1.9%。
・米CBOT株主がCMEとの合併を承認。
・コノコフィリップス、2008年末までに150億?相当の自社株買いの実施承認を得たと発表。
・ジョンソン&ジョンソン、100億?の自社株買いの実施を発表。
・チリ Collahuasi銅山(チリ3位の銅山)労働者、9日よりストに突入。経営側(Xstrata, Anglo American)と合意に至らず(尚、Codelcoのストは6月25日から継続)。
・ペルー、Cuajone銅山、Toquepala銅山、Ilo精錬所の労使交渉再開に関して、経営側が合意。
・米在庫統計市場予想 原油+3.2MB、ガソリン+1.9MB、ディスティレート+1.2MB、稼働率+0.6%
・Pertamina 西ジャワ地区Balongan製油所(125KBD)の稼動が40%に低下。
・韓国SK、No3ユニット(170KBD)をメンテナンスのため1ヶ月以上停止。代わりに規模の大きなNo5ユニット(260KBD)のメンテナンス期間を短くする予定。
・昭和シェル、四日市製油所の二次装置の稼動を来週末までに実施の予定。
【今週の予定】
7月10日 5月米卸売在庫(市場予想+0.4%)、5月米卸売売上高(+1.0%)、バ議長講演
7月12日 6月米財政収支(290億?)、5月米貿易収支(▲600億?)
(商品市況)
昨日の商品価格は上昇した。各国株価が安定推移する中、幅広く買いが入った。尚、非鉄金属における鉛とニッケルについては事情が他のコモディティと異なるので注意しておきたい。尚、CFTCのポジションは、原油・ヒーティングオイル・Comex銅が大幅に買い越しポジションを拡大している。一方、天然ガス・Comex金・大豆・とうもろこし尚はロングポジションを縮小している。
足元エネルギー価格と非鉄金属価格の相関が回復しつつある。過去3ヶ月の相関はネガティブであったが、この1〜2ヶ月は相関がプラスに転じている。この事はコモディティ市場に投機資金が再度流入している可能性が高いことを示唆しているといえよう。
(非鉄金属)
昨日の銅価格は上昇した。チリやペルーの生産者のスト懸念や、LME在庫の大幅減少(キャンセルワラント率の上昇も)もあり、株価が安定している事と相まって上昇したものと見られる。一時場中に8,015?をマークしている。小職の予想通り7月以降、再び投機資金が流入してきている可能性が高く、とうとう8,000?を伺う展開となってしまった。LME在庫は▲3,400Mt減少、(FSCは2.0日)、引き続きファンダメンタルは強い(キャンセルワラント率は18.7%)。売買高は5,985枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブの形状は期近が上昇。C-3は108?バックとバック幅を拡大した。 今後については、生産国のストライキ懸念や、LME在庫の減少、キャンセルワラント率の上昇、株価の安定、主要消費国中国の需要が高水準な固定資産投資、鉱工業生産を背景として堅調に推移する見込みである事からしっかりの展開が継続すると考えている。但し一方で上海在庫の急速な積み上がりや、5月の中国の貿易統計で(恐らく中国国内の急速な在庫の積みあがりを背景として)輸入量が前月比大幅なマイナスとなっていることから、短期的な中国の供給不足は解消されている状態にあると考えておいた方が良さそうだ。加えて夏の定修の時期に突入するということもあって徐々に上値は重くなってきている。とはいうものの、7月に入ってから投機資金が再度流入を始めている可能性も高く、アップサイドのリスクが大きく意識される中、ボラタィルな展開が続く事になろう。本日は8,000?を上回るか否かが最大のポイントになると考えているが、経済のファンダメンタルも強いため、一時的にでも8,000?を上回る下地は出来ているものと見ている。
" 昨日の亜鉛価格は下落した。独製鉱工業生産の改善や、LME在庫の減少や銅価格の上昇もあって取引序盤は堅調に推移していたがきりのよい3,500?に近づくレベルでは戻り売り圧力も強く、結果的に前日比マイナスで引ける事となった。尚10日移動平均線は維持している。LME在庫は▲475Mt減少、(FSCは2.2日)、引き続きファンダメンタルは強い(キャンセルワラント率は11.5%)。売買高は2,472枚。イールドカーブは期近が上昇、期先が低下し、ツイストしている。C-3は2?バックとバック幅を縮小した。 今後については引き続き、銅価格に追随する動きとなり易い環境が続くと考えている。チャート的に100日移動平均線のレジスタンスラインが頭重く、暫くはこのラインを上抜けすることは難しかろう(下値の目途は3月21日にマークした3,119.75?)。但し、中国政府は亜鉛輸出の増加に歯止めをかけるべくリベート撤廃に加え、6月1日から亜鉛の輸出関税の引き上げを決定しており、中期的に域内の供給過剰状態は解消されてゆくと考えられる(5月の貿易統計では既に亜鉛の輸出量が前月比、前年比ともマイナスに転じている)。また実際のところ亜鉛の在庫水準は低く有事(実際現時点において、銅・亜鉛生産者のストライキが報じられている状況)のバッファが少ない点は指摘しておきたい。
長期的には大半のメタルと同じく、年後半に向けての下落を予想しているが、3,000?を切る水準までの下落は現時点ではないと考えている。
昨日の鉛価格は上昇した。独統計が好調であったことや各国株価が堅調であったこともあり、前日比プラスで小高く寄り付いた後、史上最高値を更新後小幅下落して引けている。豪大手生産者の早期の商流復帰が絶望的な中、低在庫水準が継続している事、中国の自動車需要が堅調なことが端的に材料視された。LME在庫は前日比変わらず。(FSCは1.9日)在庫水準の低さや生産者動向(チリ・ペルーのスト)を鑑みれば引き続きファンダメンタルは非常に強いといってよい(キャンセルワラント率は3.3%)。売買高は802枚。イールドカーブは全ゾーン略パラレルに上昇。C-3は?バックとFALSE 今後については中国が鉛の輸出関税を引き上げたことに伴い、中国からの輸出が減少すると予想されること(5月の輸出はこの税制変更に伴う駆け込みで略4月と同様の水準を維持したが、6月以降の輸出は減少するものと見られる)、豪州大手生産者の生産障害等が継続していること(今のところ早くて今年の年末から船積みが開始される「見込み」である)、自動車バッテリー向けに使用される中国での需要が引き続き旺盛であると考えられる事(5月までの中国の商用車・自家用車販売は堅調)、からアップサイドのセンシティビティが極めて高い状況である。加えて、LME在庫水準が依然として低い状況で横這っていること(2005年8月27日につけたここ3年間の最低レベルは29.7KMt)も鑑みれば、3,000?クリアは略確実な情勢である。下落材料はあまり無いが、10日移動平均線近辺となる2,750?を下値の目途として挙げておきたい。
昨日のアルミ価格は前日比変わらずであった。朝方は銅価格の上昇等を受けて一目均衡表の雲を一旦上に突き抜けるが、LME在庫の増加もあってやはり上値では利食い売りも多く、結果的に前日比変わらずで引けている。LME在庫は+1,850Mt増加、(FSCは8.3日)、上海在庫も増加しており先の中国輸出入統計を見るに需給面は決してタイトというわけでは無い(キャンセルワラント率は2.8%)。売買高は6,322枚。イールドカーブの形状は期先が上昇、期先が低下。C-3は50?コンタンゴとコンタンゴ幅を拡大した。 今後についてはやはり中国動向が主となるが、中国国内の旺盛な需要を背景としてここ数ヶ月輸入が堅調に推移していた訳であるが、5月統計ではついに前月比・前年比とも大幅なマイナスとなった。固定資産投資や鉱工業生産の水準を見るに中国需要は旺盛であると見ておくべきであるが、国内の企業在庫水準は以前に比して増加していると考えておいた方が無難であろう。LME在庫の水準もFSCベースでは他メタル比で低くなく需給面では短期的にベアな状態にあるといえる。とはいうものの、原料であるアルミナ価格が高止まりしていること(Metal Bulletin Alumina Price 360?/Mt。)や、銅価格の高止まり等それなりにアップサイドに振れる材料が存在している事も事実である。また、7月に入って再度投機資金が流入してきた可能性が高い。暫くはこうした「周辺材料」を背景として上昇、高値で利食い売りが入る、というボラタイルな展開が続く事となろう。また以前ちらりとコメントしたことがあるが、アルミのコンタンゴの期間がさらに長くなっていることには注意したい(基本的に投機資金はバックのメリットが取れるゾーンに資金を投入するため、さらにコンタンゴ幅が拡大してゆく可能性は高い。過去に同様のことが原油市場で起きている)。本日は50日移動平均線を一旦固める展開になると考えている。尚、現状一目均衡表の雲のもっとも薄いところに差し掛かっており、この水準を上抜けすると更に上昇する可能性があるため注意しておきたい。尚、過去3ヶ月のエネルギー価格との相関はネガティブであったが、過去1ヶ月ならびに2ヶ月の相関はプラスに転じており、(他メタルも同様であるが)この観点からもコモディティ関連の投機資金が非鉄金属市場に流入していると考えられることは指摘しておきたい。
(エネルギー)
" 昨日のNY原油相場は下落した。リファイナリの稼動が回復するから、というコメントが聞かれているがそれよりも逆に米製油所のトラブルニュース(書いていないがBPのWhiting製油所も稼動停止の状態)を受けて再びWTIの期近のニーズが減少するのでは、との見方から期近の価格が修正される形で下落したと見ている(一方で期先は上昇)結果、WTIは予想通り72?の節目をトライする結果となった。Brentはしっかり。こちらはStatOilの生産減少観測を受けて引き続き期近が強い。イールドカーブはWTI同様、期先の上昇が顕著である。結果、WTI/Brentのネガティブスプレッドは継続。
石油製品はまちまち。RBOBは製油所のトラブルや、米賃金の上昇を受け「この高値でも消費者の消費が減速する可能性は低い」と見られたことから、一目均衡表の雲を上抜けて寄り付いた事もありテクニカルに買われた。イールドカーブは期近が上昇、期先が低下。ヒーティングオイル高値警戒感根強く、現状ピークシーズンで無いこともありいったん利食いに押された。但し期先は上昇している。ICEガスオイルも上昇。"
本日の原油相場は上昇すると見ている。売買材料は基本的に変わらないが、昨日72?の節目を下抜けなかった事で再びテクニカルに買いが入る可能性が高いためだ。尚、ガソリン在庫水準が低いまま7月に入ったこと、夏場のハリケーン期待、不安定なナイジェリア情勢を受けた投機の買いが引き続き継続すると見られること、等買い材料は多い。P3の稼働率は回復したものの、全米で見た場合の稼働率は90.0%とこの時期の稼働率の5年平均94.2%には遠く及ばず、引き続き製品主導で原油相場が高止まる公算は強い。尚、現在の価格水準は去年の水準と略同じであり、もしハリケーンが来なかったり、猛暑とならなかった場合にはシーズンの終了する8月〜9月にかけてこの水準が訂正される可能性は高い。
引き続き米リファイナリの生産停止や定修の影響で、徐々にWTIのフロントマンスの割安感が是正され始めている。しかしながら、WTIのフロントマンスのイールドカーブ形状に大きく影響を与えると考えられる米Cushing在庫の水準は2週連続で減少しておりやっと稼動が回復してきた状況であるが、WTI/Brentのネガティブスプレッドが解消するまでには至っていない。但し期先の価格は通常どおりWTIが高く、P3の製油所の稼動が安定し、Cushing在庫水準が低下すればこのフロントマンスのスプレッド逆転現象は解消するはず、と考えている。しかし現在の原油需給を見る上では引き続きBrentカーブを見ているほうが適当であると言えよう。"
ファンダメンタルズに戻ると、短期的な在庫水準の指標となる米国のガソリンのサプライカバーは過去5年平均水準を下回っている状態で、石油製品市場の需給はタイトな状況が続いているといえる。原油のサプライカバーが上昇しているのは稼働率が過去最低の水準で横ばっていることによるものであり、製油所の障害が解消すればこのFSCは低下してゆくこととなろう。ピークシーズン入りしたわけであるが、普通に考えて「在庫が少ない」といってよいと思う。尚、IEAの月報でもOPEC生産カットの影響でOECD在庫の減少が大きいことが指摘された。こうした在庫水準の低さは以前から指摘している通り有事へのバッファが少ないことを意味し、同時にアップサイドへのセンシティビティが高いことを意味する。FSCは20日程度しか存在せず、ドライブシーズンを耐えうる在庫は確保できていない(過去5年平均でも23日)。尚、供給は急に途絶したり再開したりするものであるが、需要は税制変更等の特殊な事情がなければ、急速に減少することはない。
供給サイドに関しては、Non-OPECサプライの減少(Matured Field(英国、特にノルウェー等)からの産油量減少)の影響が効いてきており、決して安泰とはいえない。このままの状態が続くとEIA・IEAの指摘の通り、Q207の在庫積み増しは十分なものにならない可能性が高くなってきた。このままOPECが現在の生産レベルを維持した場合、Q307以降に深刻な供給不足に陥る可能性があると考えている。尚、現時点においてはOPECは増産の意向はないようである。
尚、需要増加の顕著な中国であるが、中国の農村部の都市化に起因する石油需要の増加は当面継続する可能性が高く(世銀等の見通しでも2007年の中国のGDP成長見通しは9%台を維持)、大幅な税制の変更等がなければ急速に需要が減少することはないと見ている。
(ひとりごと)
家庭ごとにポリシーの違いはあるんだろうが
我が家は子供を抱っこして、寝かしつけている。
というよりも、抱かないと寝ないのだ。
子守唄も辞めた方がいい、と言われたけど結局歌ってあげている。
主にカミさんが。
カミさんが歌うのは童謡だ。
しゃぼんだま
とか
とんぼのめがね
とか
こいのぼり
とか
子供にとって良さそうなものばかりであるが、私が知っている歌は歌いつくされたようである。
我が子は敏感なのか、新しい歌に非常によく反応する(ぐずりが止まる)ので
新しい歌を供給することが必須なのだが
童謡の類はカミさんに使われ尽くしている。
そうなると、仕方ないので子供の頃見ていた「仮面ライダー」の歌とかを歌う事になる。
うーん。仮面ライダーの歌、出だしから地獄って出てくるんですよね。どうも、子供を寝かしつけるのにいかがだろうか?
なので仮面ライダーV3にしてみる
こっちもしばらく歌うとわかるが、やっぱり地獄が出てきた。地獄が出てこないのは無いのか?