淫らな血

(経済関連ニュース)
・米週間新規失業保険申請者数 前週比▲9千人の311千人(前週320千人(速報比+1千人))、市場予想321千人。
・米景気先行総合指数 前月比▲0.6%(前月改定+0.7%(速報比+0.3%))、市場予想▲0.4%。先行きの不透明感高まる。
・9月米フィラデルフィア連銀指数 10.9(前月±0.0)、市場予想2.6。

非鉄金属関連ニュース)
・ペルー Southern Copperは10月2日に賃上げを巡って投票を実施の予定。
・英バークレイズは2008年の銅価格見通しを当初から引き上げ、7,800㌦(前回発表時6,000㌦)、アルミを2,838㌦に。
・8月チリの銅輸出は前年比▲4.1%の27.1億㌦に。

(エネルギー関連ニュース)
・Shellはメキシコ湾の油田を閉鎖。BPやExxonの油田閉鎖(従業員の避難)に伴い、メキシコ湾の原油生産の28%、ガス生産の17%が停止。
・メキシコ Pemexの原油生産は7月から10%減少の2.84百万バレル(前月3.17百万バレル)に。ハリケーンの影響で。
・Valero Port Arthur製油所(325KBD、テキサス、P3)、一部の生産を再開。
・BP, ConocoPhillips, Chevronはトロピカルストームの襲来を控えて不要な労働者の非難を開始。

(商品市況概況)
「概ね上昇」
 昨日の商品価格は概ね上昇した。週末を控えたポジション調整等で弱含む非鉄金属も見られたが、エネルギー・ソフトは堅調に推移している。今のところ商品市場はFOMCでの「更なる」利下げを織り込もうとしていることから相場は一時期の悲観論が後退している、。しかし、小職は9月末、12月末の四半期決算をファンドや金融機関が無事に乗り越えることができるか、ということが最大のポイントになると考えており、現時点においてサブプライム問題が完全に解決したとは言い切れないと考えているため、引き続き下落サイドのリスクを意識しながら高値でのもみ合いが続くことになろう。

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は小幅上昇した。LME在庫、上海在庫の減少、NY時間に発表された失業保険統計、フィラデルフィア指数等が予想を上回る改善を見せたことから下げ渋り、高値でもみ合った結果、前日比小幅なプラスで引けた。LME在庫は▲500Mt減少、(FSCは2.7日)、(キャンセルワラント率は3.2%)。売買高は7,946枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期近のみ小幅に上昇。C-3は42㌦バックとバック幅を縮小した。 今後については深刻な供給不足を背景としてしっかりの展開を予想する。サブプライムローン問題が根本的な解決を見ない中、ファンドや金融機関の四半期決算となる9月末から年末に波乱がある可能性があるが、とりあえず今回のFOMCでの大幅利下げによってその可能性は以前に比して低くなったと考えられる。また先の米CPIでもインフレの沈静化が確認されており、米FOMCの更なる利下げに動き易い環境になりつつあることも、健全なファンドの資金の商品市場への還流を促しているといえる。尚、銅をめぐるファンダメンタルはなんら変化しておらず、強い。買い材料の1つ目は、主要消費国中国の需要が高水準なGDPや固定資産投資、鉱工業生産を背景として需要サイドが堅調に推移していることである。先週発表された固定資産投資は市場予想を上回る伸びを示している。2つ目は生産国のストライキ懸念が継続していること、3つ目はLME在庫水準の低さである。FSCは2.7日分しかない。その一方売り材料は、1つ目は繰り返しになるが、株価動向が不安定な事から(一部商品市場に戻ってきてはいるが)投機筋も積極的には商品市場に手を出しにくい環境にあることである。また株価の低迷が長期化し、景気が減速した場合に「悪い形での」価格下落を引き起こす可能性があるため予断を許さない。2つ目は短期的に中国国内の供給が需要を上回っている可能性があること(7月の輸入統計では精錬銅・銅製品の輸入量が再び前月から減少しているが、前年比では引き続きプラスが継続しており、経済成長に裏打ちされた長期的な需要の増加トレンドは維持しているものの、短期的には供給不足が解消されている可能性があることを示している)、3つ目は、中国当局の利上げ姿勢が持続している事である。これは欧米各国の金融当局が利上げを見送っているのとは別の観点からの利上げであり、過剰な設備投資を抑制せんとしているものであるため実際に需要減少を促すまでには暫く時間を要しよう。昨日の予想は外れてしまったが、本日はさすがにこの2日間の上げ幅が大きいことから週末を控えた利食いに押されて下落すると見ている。7,600㌦ラインを固める展開となろう。
 尚、価格の目処となり易い10月オプションの建玉は8,000㌦コールが435枚、7,800㌦コールが2,095枚、7,200㌦プットが592枚、7,000㌦プットが1,212枚となっている。

 昨日の亜鉛価格は予想通り下落した。LME在庫の減少はあったが、30日移動平均線を頭に10日移動平均線のサポートラインまでジリジリと水準を切り下げる展開であった。亜鉛は銅に比して投機の対象となりにくいこともあり、行き過ぎた価格上昇があれば修正され易いのだろう。LME在庫は▲1,300Mt減少、FSCは2.1日(キャンセルワラント率は17.1%)。売買高は3,688枚。イールドカーブは期近を中心に低下し、ベアフラットニング。C-3は7㌦コンタンゴとバックからコンタンゴに転じた。 今後については今回のFOMCの大幅利下げと今後の追加利下げ観測の高まりから、一時期の極めて悲観的な状況からは脱し、大幅な相場低下が起きるような市場環境ではなくなってきたが、サブプライムローン問題の解決にはまだ時間を要するためやはり不安定な相場展開が続くことになろう。以前からこのコラムで指摘している通り、年末に向けては中国からの生産増加で相場は下値を試し易い環境にあることも相場の下押し材料となると見る。中国当局が加熱する経済を冷やす目的で金利上げを行い、先々も検討していることも中長期的な需要の減少を引き起こす可能性がある。しかしながらファンダメンタルの売買材料を整理してみると、中期的には買い材料が多い。1つは中国の固定資産投資が市場予想を上回る伸びとなった事から引き続き中国国内の亜鉛需要は車の防蝕向けに旺盛であると見られること、2つ目はこの旺盛な需要を背景として中国政府が亜鉛輸出の増加に歯止めをかけるべくリベート撤廃、亜鉛の輸出関税の引き上げを実施したこと、3つ目は亜鉛の在庫水準が低く有事のバッファが少ないこと、である(キャンセルワラント率も高い)。但しいずれにしてもサブプライムローン問題が片付くまでは積極的に上値は狙いにくかろう。本日は、引き続き10日移動平均線のサポートラインを固める展開を予想している。目先の上値は引き続き節目の3,000㌦、下値は切りのよい2,500㌦程度。尚、価格の目途となりやすい10月オプションは3,000㌦コールが900枚、2,900㌦コールが600枚、3,200㌦プットが400枚、3,000㌦プットが150枚、2,800㌦プットが123枚となっている。

 昨日の鉛価格は上昇した。LME在庫の減少と銅価格の上昇などが材料ではあるが、個人的には高値でもみ合った結果、前日比プラスであったという表現が正しいと思う。LME在庫は▲250Mt減少、(FSCは0.9日)在庫水準の低さやキャンセルワラント率の高さ(キャンセルワラント率は5.4%)を背景に、ファンダメンタルは非常に強い。売買高は1,584枚。イールドカーブは期先を中心に全ゾーン上昇。C-3は46㌦バックとバック幅を縮小した。 今後についてはFOMCの利下げ実施と先々の利下げ観測が強まっていることから一時的に金融市場の混乱が回避できる可能性が高いこと、ファンダメンタルの強さを映じて、上昇余地を探る動きとなろう。CTA等の比較的足の速い資金も買いを入れてくると見られる。但し、今回のサブプライムローン問題は実はこれからが本番であり、この材料がある限りは上値ではそれなりに売りが入ると見られるため、引き続き四半期決算月となる9月末、12月末の動きには注意したい。ファンダメンタルは繰り返しになるが、非常に強い。中国が鉛の輸出関税を引き上げたことに伴い、中国からの輸出が7月以降も、豪を初めとする大手生産者の生産障害になんら進展が見られないことや、自動車バッテリー向けに使用される中国での需要が引き続き旺盛であると考えられる事(7月までの中国の商用車・自家用車販売は引き続き堅調)、LME在庫水準が依然として低いこと(FSCはついに1.0日を切った)、カーバッテリー向けに使用される鉛は代替品が存在しないことなど、極めて強い買い材料が目白押しである。よって金融市場の混乱、という波乱材料がなければ基本は上値を試し易い環境にあることは忘れてはならない。本日は新規材料に欠ける中、週末を控えた利食い売りで下落すると予想している。50日移動平均線近辺となる、3,100㌦辺りが当面の下値の目処となろう。価格の節目となりやすい10月オプションの状況は、3,350㌦コールが600枚、3,200㌦コールが350枚、2,900㌦プットが440枚、2,700㌦プットが427枚となっている。

 昨日のアルミ価格は大幅に下落した。LME在庫、上海在庫の大幅な増加を受け、週末ということもありポジション整理の売りに押された。結果昨日の予想通り、10日移動平均線のサポートラインまで値を下げて引けている。LME在庫は+3,150Mt増加、(FSCは9.2日)しているが、需給は他非鉄金属と比べてタイトではない。(キャンセルワラント率は4.4%)。売買高は10,309枚。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン低下。C-3は55㌦コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。 今後については、FOMCの市場予想を上回る50bp程度の利下げによって金融市場の混乱が一旦落ち着いていることから、リスクマネーの許容量が一時的にでも改善しており、しばらくは上昇余地を探る動きとなるか。但し、問題は9月のファンドや金融機関の四半期決算が無事に越えられるかどうかであり、この問題が解決しない以上は積極的に上値をトライする動きになりにくいのも事実である。ファンダメンタル的にはベアな要素が多い。1つ目は最大消費国中国が投資抑制を目的として今後も利上げを実施する可能性があること、2つ目は中国国内の企業在庫水準が以前に比して増加している可能性が高く、LME在庫の水準もFSCベースでは低くないこと、3つ目は原材料であるアルミナ価格が低下を始めたことが挙げられる。一方で買い材料は、1つ目は中国の固定資産投資や鉱工業生産等が引き続き堅調であること、2つ目はエネルギー価格が需要期やハリケーンの影響を受けて堅調に推移していること、が挙げられる。このほかの売買材料としては、生産量回復後の価格支配力維持の観点から大手生産社の大型合併が始まっている事を挙げておきたい。期先で売りヘッジをしていない企業と、している企業が合併した場合、通常はヘッジをしない方針に変更されるケースが多いからだ。こうした合併の動きも期先での売りヘッジの動きを鈍化させ、イールドカーブコンタンゴ化させる可能性がある(かつて原油市場で見られたように、高い価格水準で全ゾーンコンタンゴになる可能性はある)。尚、7月の中国の輸出入統計では、前月比ベースではネット輸入が増加、前年比ベースでは減少しており、短期的にはブル、中長期的にはベアな内容であった。
 一応昨日の下げで短期的な益出し売りは終了していると見られ、週末ということもありあえて今から新しいポジションを取ろうとする動きは控えられると考えられることから、本日は10日移動平均線動を挟むもみ合いを予想している。下値の目途は昨年2月にマークした2,258㌦を挙げておきたい。価格の節目となりやすい10月オプションの状況は、2,750㌦コールが585枚、2,575㌦コールが1,030枚、2,350㌦プットが505枚となっている。

 昨日のニッケル価格は大幅に下落した。略予想通りであったが、一昨日の上げ幅があまりにも大きかったことから略、半値戻しの下げとなった。LME在庫は+24Mt増加、(FSCは7.5日)、キャンセルワラント率は3.2%。売買高は1,321枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下。C-3は280㌦コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。 今後については、FOMCの大幅利下げもあってしばらくは金融市場の混乱が回避される見込みであることから堅調な推移を予想している。ニッケルを巡るファンダメンタルは代替品の活用やLME在庫の増加等で、決して強くはないが5月からの価格下落は行き過ぎの調整の側面も強く、25,000㌦までの下落で一旦底を見た、と考えられる(一連のサブプライムローン問題発生の過程においてもニッケル価格は25,000㌦を大きく割り込むことがなかった)。加えてフロントマンスを安値として、期先の価格が上昇しており理論上供給が十分であること、同時に世界的な素材価格の上昇もあって生産コストも以前に比して上昇していることも示唆している。よって、期先が上昇を始めていることは生産コストの上昇を示しているといえ、期先が高止まった場合、期近は低下しにくくなると考えておくべきである。
 小職が目標に挙げていた昨年8月の25,350㌦を一旦割り込んだが、上記の通り株価の安定とともにニッケル価格は短期的には下値を固めた感がある。サブプライムローンに端を発する信用収縮の問題が完全に解決したわけではないため予断を許さない状況が続くと見るが、FOMCでの更なる利下げの可能性もあり当面は上昇余地を探る展開になると予想する。本日は、昨日の下げはあったものの週末を控えたポジション整理の売りが継続すると見られ、下落すると考えている。尚、下値の目処は8月16日につけた24,800㌦。中期的にはLME在庫が春先から12月末まで増加の傾向をたどりやすいことを考えると、年末に掛けて再び下値を探り易い地合いであると言えるが、銑鉄への移行やクロム形ステンレスへの移行も、ニッケル価格が低下するまでの繋ぎの色彩が強く、ニッケル価格が低下すれば再びニッケルが消費される可能性は高いと考えていることから下値も限られると見ておいたほうが良い。"

 昨日の錫価格は小幅下落した。LME在庫の変化も小幅な在庫減少にとどまっており、材料に乏しい狭いレンジでのもみ合いになった。流動性の観点から、錫が投機資金の運用対象にはなりにくいことを示唆している。LME在庫は▲10Mt減少、(FSCは13.0日)、キャンセルワラント率は6.0%。売買高は175枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下。C-3は85㌦コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。 今後については、各国金融政策とそれを受けた株価動向を受けて不安定な相場展開が続くと考えている。但しFOMCの利下げ&今後の追加利下げを受けて株式市場が安定すると見られることから、しばらく買い安心感が広がることになろう。ファンダメンタル的には、インドネシア生産者からの輸出体制が完全に復帰しているわけではないこと、インドネシア政府の金属関連商品の輸出関税強化の可能性から需給はタイトになりやすく、何もなければ上値を試し易い地合いにあると考えておくべきである。

(エネルギー)
 昨日のNY原油は上昇した。ハリケーン襲来に備えてメキシコ湾での退避が続いていることや、FOMCの大幅な利下げ&先々の利下げ観測でファンドを中心に買い安心感が広がっていることに加え、NY時間に発表された米統計が市場予想を上回る改善を示すものであったことから、引けにかけて大幅に水準を切り上げた。チャート的には10日移動平均線をサポートラインとして堅調な推移が続いている。イールドカーブは全ゾーン上昇。Brentも同様の相場展開で、引けにかけて大幅に水準を切り上げた。イールドカーブは略パラレルに上昇。
 石油製品も上昇。RBOBは昨日指摘したとおり、サブプライム問題発生以降大幅に調整していたことから上げ幅大きく、一目均衡表の雲の上限いっぱいまで水準を切り上げて引けた。在庫水準がFSC20日程度しかないなど、そもそもファンダメンタルは強い。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇。ヒーティングオイルも引けにかけて大幅に上昇した。NY時間の後場にかけて上昇していることからCTAやインデックス系のファンドのまとまった買いが入った可能性が高い。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇。ICEガスオイルも上昇。イールドカーブは期先を中心に全ゾーン上昇。

(本日の見通し)
 本日の原油相場は高値警戒感が出始めていることから、週末を控えて一旦利食い売りに押されて下落すると考えている。石油製品はRBOB、ヒーティングオイルとも同様に本日は下落すると考えている。但し、FOMCの大幅利下げで危機は脱したが、サブプライムローン問題に端を発する資産内容の悪化したファンドの整理統合は終了しておらず、9月末、12月末の四半期決算は引き続きポイントになると見ている。この高い水準が年末まで続くと現時点で決めきってしまうのは時期尚早であるが、ファンダメンタルの強さを映じて大幅な下落はないであろう。
 ファンダメンタル的には、北海油田からの生産減少、ナイジェリアの情勢不安が継続していることから供給は十分でない。OPECは市場の予想に反して9月11日の総会で500KBDの増産を決定したが、「時すでに遅し」の感は否めない。また、石油製品在庫の水準は極めて低く事から需給は引き続きタイトである。ハリケーンの影響を受けずにすんでいるが、ガソリン在庫水準はFSCベースでは依然として過去5年の最低水準を下回るレベルであり、需要のピークを過ぎたとはいえ十分な在庫があるとは決していえない。これからのシーズンの主役であるディスティレートも在庫水準はFSCベースで過去5年の最低水準レベルの在庫しかない。また、イラン問題はまだ解決していておらず、下火になったが地政学的リスクは残存している。北朝鮮問題に進捗が見られた場合、重油等の人道支援が行われる可能性が高く、こちらは問題の進捗が域内需給の逼迫要因になり得ると考えている。CFTCの統計では、ほとんど全てのエネルギーでロングポジションが拡大している。各国金融当局の対応によって株式市場動向が落ち着きを取り戻していることが背景であるが、9月末を越えてもこのポジションが維持されるかどうかは疑問符がつく。
 短期的な在庫水準の指標となる米国のガソリンのサプライカバーは過去5年の最低水準を下回っている状態で、石油製品市場の需給はタイトな状況が続いている。但し、ガソリンはピークシーズンを終えつつあるため、ハリケーンの直撃などの事故がなければ何とか無難にこのシーズンを乗り切ったと言ってもよさそうだ。但し、石油製品の需要が堅調である一方、石油製品の供給体制は脆弱である。稼働率が上がらないことが石油製品在庫の水準が増加しない最大の要因であるが、原油価格の高騰を受けてクラックマージンが縮小していることから、製油所の稼働率を引き上げにくい環境にあることがその背景にある。今後はハリケーンが来ないという前提に立てばディスティレートが石油製品の主役となるが、FSCは32.8日しか存在しない(過去5年の平均は34.3日)。今のところ、ガソリンの得率を引き下げ、ディスティレートの得率を引き上げることは可能であるが、ガソリンのFSCがわずか20.2日しかないことから、得率の引き上げは困難であろう。よって必然的に米国は国内製品供給を海外からの輸入に頼らざるを得なくなるが、同様の理由で欧州でも製油所の稼働率を引き上げにくい状態にあるため、非常にボラタイルな展開になろう。
 このように石油製品供給は増やしたくとも増やしにくい環境が続いており、当面下値は限られることになろう。石油製品価格が下落するとすれば、サブプライムローン問題の拡散による消費の減少であるが、今週の統計ではそれが確認された(例年の減少ペースを上回る需要減少)。しかしFOMCの大幅利下げに伴う資産効果によって、消費は持ち直すと見られる。尚、この時期の需要減少は季節要因である。
 原油供給に関しては、Non-OPECサプライの減少(北海地区からの産油量減少)の影響が効いてきており、安泰ではない。OPECは9月11日に増産を決定したが、500KBD程度の増産を11月のタイミングで実施したとしても「時すでに遅し」の感は否めない。稼働率が上がりにくい環境にあることから原油が足りない、ということはないと考えられるがひとたび稼働率が上昇した場合には現在の生産レベルでは原油供給は不十分であるといえる。尚、需要増加の顕著な中国であるが、中国の農村部の都市化に起因する石油需要の増加は当面継続する可能性が高く(世銀等の見通しでも2007年の中国のGDP成長見通しは9%台を維持)、大幅な税制の変更等がなければ急速に需要が減少することはないと見ている。
 尚、価格の目途となりやすいWTI10月オプションの建玉状況は、80㌦コールが22,456枚、75㌦コールが18,437枚、70㌦コールが10,761枚、76㌦プットが7,111枚、73㌦プットが7,942枚、70㌦プットが14,925枚となっている。"

(ひとりごと)
休みの間、テレビばっかり見てすごした。
いろいろな番組をやっているもので、昔の再放送も結構やっていた。
テレビッ子なのである。

当然ドラマを見ていればたくさん女優が出てくるわけで、
国仲涼子とか、中越典子とかも出ていた。

全部かわいいんですよね。

私が仲間由紀恵滝川クリステルが好きなのは、殆どの皆さんがご存知の通りであるが、テレビを見ていると目移りして目移りして仕方がない。
自分には好みがないのではないか、と思ってしまう。
まったく節操がない。

きっと自分には、淫らな血が流れているのではないか?とさえ思う。
もしそうだとすると、今ここで無邪気に笑っているわが子も、そうなのか....?
毛むくじゃらなだけならまだしも、淫らだったりしたら目も当てられない。

と、悩むと夜眠れなくなる。

こう見えても非常に気が小さいのだ。
と、息子の将来を案じた数ヶ月であった。