映画館

(経済関連ニュース)
・9月ユーロ圏サービス業景気指数確定 54.2(前月58.0(速報比+0.2))
・米MBA住宅ローン申請指数 前週比▲2.7%の636.7、購入指数 前週比▲1.8%の411.4、借り換え指数 前週比▲3.8%の1,950.4。
・9月米ADP民間雇用者数 前月比+58千人(8月改定27千人(速報比▲9千人))。市場予想+60千人。
・9月米ISM非製造業景況指数 54.8(前月55.8)、市場予想54.6。
・大豆は上昇。小麦の急反発やブラジルの降雨不足で。トウモロコシは下落。小麦は続落した後、押し目買いで反発して引ける。
・貴金属は総じて上昇。ドル安の進行を受けて。

非鉄金属関連ニュース)
・ペルー Southern Copper(世界第5位の生産者)、本日労働者側と会合の予定。
・ICSG「2007年の銅需給は、供給が需要を111KMt上回る見通し(前回調査時比▲171KMt)、2008年は249KMtの供給超に。」

(エネルギー関連ニュース)
・米在庫統計市場予想 原油+1.1MB、ガソリン±0.0MB、ディスティレート▲1.2MB、稼働率+0.6%
・Sunoco Albertaプラント(260KBD)の合成原油の生産、今週末までに175KBDから200KBDに回復の見込み。火災で稼動が停止していた。
・Valero, ConocoPhillips、カリフォルニアのプラントの一部の稼動を停止。電力障害で。

(商品市況概況)
「まちまち。非鉄金属・貴金属が高い」
 昨日の商品価格はまちまち。但しドル安を受けた貴金属物色の流れを受けて、基本ファンダメンタルが強い非鉄金属もともに物色されることとなった。エネルギーは米在庫統計を受けて石油製品を中心に堅調な推移。ソフトは投機筋の思惑的な売買でまちまちであった。
 今のところ商品市場はFOMCでの「更なる」利下げを織り込もうとしていることから相場は一時期の悲観論が後退している。今後は引き続き金融当局の金融政策動向に振らされる展開が続くことになると考えている。よって今週末に発表される米雇用統計(雇用者数 市場予想前月比+100千人)に注目したい。

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は上昇した。LME在庫は小幅増加したものの、そもそも在庫水準が低い中、ペルーでのストライキ懸念もあり、終始強含み推移して引けた。引き続き、10日移動平均線のサポートラインを維持しつつ堅調な推移が続いている。昨日は株・債券とも不冴えであったが、非鉄金属・貴金属が積極的に物色されたためその流れを受けた上昇であったといえる。LME在庫は+75Mt増加、(FSCは2.6日)、(キャンセルワラント率は0.5%)。売買高は6,315枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期近を中心に上昇。C-3は75㌦バックとバック幅を縮小した。
 昨日の亜鉛価格は上昇した。LME在庫の減少や銅価格の上昇もあり、終始強含み推移した。しかし昨日指摘したとおり、50日移動平均線レジスタンスラインを宇和抜けるには至らず、3,110㌦で引けている。下の見通しでもコメントしているが短期的に買い材料が多い一方で、中期的には売り材料が多く方向感が出にくくなっている。亜鉛流動性の観点から銅に比して投機の対象となりにくいこともあり、行き過ぎた価格上昇があれば修正され易い。LME在庫は▲450Mt減少、FSCは1.9日(キャンセルワラント率は12.1%)。売買高は3,641枚。イールドカーブは期近を中心に上昇し、ブルスティープニング。C-3は7㌦バックとバック幅を拡大した。
 昨日の鉛価格は上昇した。LME在庫は増加したものの、株や債券市場が一服する中、貴金属・非鉄金属が物色されている流れを受けた銅の上昇を受け、同様に水準を切り上げる展開となった。アジア時間〜NY時間にかけて、略終始一貫して強含み推移して引けた。心理的な節目であった3,500㌦ラインを上抜けていたことも買いを誘ったようである。LME在庫は+25Mt増加、(FSCは1.0日)在庫水準の低さやキャンセルワラント率の高さ(キャンセルワラント率は2.2%)を背景に、ファンダメンタルは非常に強い。売買高は1,960枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇。C-3は99㌦バックとバック幅を拡大した。
 昨日のアルミ価格は下落した。LME在庫の増加や米ADP民間雇用者数が市場予想を下回る内容であったこと等をきっかけに水準を切り下げ、米在庫統計を受けて原油価格が下落したこともあり、前日比マイナスで引けることとなった。但し、10日移動平均線のサポートラインではサポートされて引けている。一昨日同様、結果的に10日移動平均線のサポートラインと50日移動平均線レジスタンスラインの間でのもみ合いが続いている。LME在庫は+550Mt増加、(FSCは9.1日)しているが、需給は他非鉄金属と比べてタイトではない。(キャンセルワラント率は4.0%)。売買高は8,176枚。イールドカーブは期近が小幅に低下したが、期先が上昇している。C-3は56㌦コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日のニッケル価格は上昇した。貴金属・非鉄金属が物色される流れの中、ニッケルにも買いが入った。価格調整の過程を終了し、自律反発を始めた可能性が高い。LME在庫は+54Mt増加、(FSCは8.3日)、キャンセルワラント率は3.0%。売買高は651枚。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン上昇し、スティープニングしている。C-3は320㌦コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日の錫価格は大幅に上昇した。LME在庫の減少(但し昨日の在庫減少はキャンセルワラントの行使によるもの)が継続しており、その他の貴金属や非鉄金属が物色される中、水準を大幅に切り上げた。16,000㌦の節目を上抜けしたところから(ロスカットもあったであろう)上げ足を早めた。今のところ10日移動平均線を割り込む気配はない。LME在庫は▲135Mt減少、(FSCは13.3日)、キャンセルワラント率は6.61%。売買高は528枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇。C-3は125㌦コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。

(エネルギー)
 昨日のNY原油は小幅下落した。米在庫統計では原油在庫が予想外に増加したことから素直に売りが入ったが、石油製品はブルな内容であったことから買戻しも入り、激しくもみ合いながら推移し、結果、前日比マイナスで引けた。結局のところ原油を巡るファンダメンタルに大きな変化はなく需給はタイトである一方で、高値に対する警戒感も根強く、上昇余地が限られている、という感じである。昨日も結局10日移動平均線を上抜けることはなかった。イールドカーブの形状は略昨日を変わらず。略全ゾーンパラレルに低下している。Brentも同様の相場展開で、激しくもみ合った後、前日比マイナスで引けた。イールドカーブは全ゾーンパラレルに小幅低下している。WTIとBrentのスプレッドは、期近と超期先でポジティブ、中期先でネガティブの状態が続いている。
 石油製品は上昇。RBOBは昨晩の統計で予想外の在庫減少(といっても超小幅ですけど)となったことから素直に反応し、上昇。また、チャート的にも一目均衡表の雲の下限で支えられている。ピークシーズンが過ぎたものの、ガソリン需要は旺盛であり、加えて在庫水準も低いため積極的には売り込みにくく、基本、堅調な推移が続いている。イールドカーブは期近が上昇、期先が小幅低下。ヒーティングオイルも上昇。在庫統計で予想外に在庫が大幅に減少したことから買いが入った。チャート的には30日移動平均線を下値として堅調な推移となった。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン上昇。ICEガスオイルも上昇。イールドカーブは期先を中心に全ゾーン上昇している。

(ひとりごと)
過去の名作にご興味がある方はこちらをどうぞ( http://d.hatena.ne.jp/Aburauri/ )

さて。

最近子供ができたこともあり、できなくなったことがある。
映画を見に行くこと、である。

おそらくこのレポートを読んでいる人のうち、100人ぐらいが0.1秒ぐらいの間に変なことを考えたはず、であるが
今回はそういうネタではありません。すみませんねぇ。

で。

一人で見に行ってもいいんだろうが、そうなると絶対カミさんに

「何で私も連れて行かないのか」

とか

「何で一人で見に行ったんだ。怪しい」

とか言われるので、もし見に行ったとしても子供が生まれる前に1人で見に行っていた暗い映画とか、怖い映画しか見に行くことができない。
この1年ぐらいで見たくても見れなかった映画は

ハリーポッターでしょ、パイレーツオブカリビアンでしょ、トランスフォーマー(面白いかどうか知らんが)でしょ

しばらくは仕方がないんだろうか。
でも、ですね。
これらの映画はいずれDVDになることが略確定しているので、レンタルで借りてみればいいのです。
なので、あんまり問題ではないんです。
個人的に一番問題なのは、

「映画の予告編」

が観れないこと、である。
え?と思うかも知れないが、たまらなく好きなんですよね。予告編。
どれもこれも面白そうに見えるじゃないですか。
「近日公開!」
とかいったスーパーが出てくれば、「どれほど近日なのだろうか?」とドキドキするし
「新春公開」
とかいったスーパーが出てくれば、「その映画が公開されるころには、自分はどうなっているだろうか?」と、なぜか悲しくなるし。
「超拡大ロードショー」
とかいったスーパーが出てくれば、「『超』拡大って、どんだけ〜」と、思うし。

わずか10分ぐらいの間に自分の中で勝手にドラマが起きているのである。

じゃあ、予告編のみのDVDを作ったら買うか?と聞かれれば、それは買わない。
結局のところ、映画本編公開前の10分程度でさらりと流されて、そのまま忘れ去られていくところがよいのだ。
わずか10秒の間に激しく盛り上がり、あっという間に次の宣伝に移る。
私の好きな、「諸行無常」である。

なので...行きたいなぁ、映画館。