きたぞ、われらのウルトラマン

(経済関連ニュース)
・8月独鉱工業生産速報 前月比+1.7%(前月改定+0.2%)、市場予想+0.5%。
・米FOMC議事録要旨
 今後の政策は、景気見通しが市場の展開や他の要因によってどのように影響されるかによって決定される。
 FOMCメンバーは「全会一致」で50bpの利下げを決めた。
 ドルが大幅高となる場合には引き続きインフレリスクが強まる可能性がある。
・貴金属はドル高の進行で売り込まれたが、FOMC議事録発表。
・大豆は過去3週間で最大の上げ。ブラジル北部の土壌水分不足や米国生産高に対する不透明感、小麦の高騰等を受けて。
 USDA週間輸出検証高 17,998KBu(前週13,617KBu)、市場予想11,000KBu-25,000KBu。
 USDA週間輸出検証高 42,187KBu(前週45,117KBu)、市場予想38,000KBu-47,000KBu。
・小麦やトウモロコシもグレートプレーンズでの降雨予報で下落。

非鉄金属関連ニュース)
・貴金属は下落。米雇用統計を受けたドル高の影響で。
亜鉛の鉱山生産は前年比+7.4%の11.18百万Mt、来年は前年比+9.5%の12.24百万Mtの見込み。ボリビアのSan Cristobal鉱山の稼動の影響で(ILZSG)
 さらにMinera Milpoのペルー Antamina鉱山、Cerro Lindo鉱山からの生産増加も見込まれる。

(エネルギー関連ニュース)
ConocoPhillips Carson製油所(139KBD、カリフォルニア、P5)、水素化分解装置稼動停止。
・Valero Wilmington製油所(135KBD、カリフォルニア、P5)、再稼動後、予定通りの稼働率に。
・BP Carson製油所(260KBD、カリフォルニア、P5)、CCU稼動停止。
エクアドルは11月のOPEC総会からOPECに再加入を検討中(Reuters)。

(商品市況概況)
「軒並み下落」
 昨日の商品価格は軒並み下落した。そもそも高値警戒感が根強い中で、週末の米雇用統計を受けた米国の追加利下げ観測の後退から、商品市場に流入していた投機資金の買い持ちポジションが解消したためと見られる。但し、今後については米雇用統計が良好であったことからファンダメンタル的にはプラスであり、下値は限定されることになろう。

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は大幅に上昇した。週末発表された米雇用統計が市場予想を大きく上回る内容であったことから、米利下げ観測が後退したことや、ドル高の進行を受けてロング筋の手仕舞い売りが入ったためである。LME在庫は+500Mt増加、(FSCは2.7日)、(キャンセルワラント率は0.5%)。売買高は8,840枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン低下し、ベアフラットニング。C-3は52?バックとバック幅を拡大した。

 昨日の亜鉛価格は上昇した。LME在庫の増加や銅価格の下落を受けて水準を大きく切り下げた。この下げにより、しばらく維持していた10日移動平均線のサポートラインを大きく割り込み、30日移動平均線まで水準を切り下げて引ける事となった。LME在庫は▲525Mt減少、FSCは1.8日(キャンセルワラント率は10.0%)。売買高は3,763枚。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン低下し、ベアフラットニング。C-3は8?バックとバック幅を拡大した。

 昨日の鉛価格は小幅上昇した。LME在庫の減少はあったが、銅・亜鉛価格が調整したこともあり寄付きから軟調に推移。但し、ファンダメンタルが強いこ
と(ILZSGの見通しでも引き続き需給はタイト)から3,600?の節目に近づくところでは安値拾いの買いも入り、結局前日比小幅プラスで引けた。LME在庫は▲75Mt減少、(FSCは1.0日)在庫水準の低さやキャンセルワラント率の高さ(キャンセルワラント率は1.7%)を背景に、ファンダメンタルは非常に強い。売買高は3,666枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下。C-3は103?バックと前日と変わらず。

 昨日のアルミ価格は大幅に上昇した。先週後半、10日移動平均線のサポートラインをすでに下回っていたこともあり、米国の追加利下げ観測が後退したことや、米雇用統計は好調であったものの住宅セクターの需要減少は不可避であるとの見方やエネルギー価格の調整もあり、売られた。LME在庫は▲1,100Mt減少、(FSCは9.1日)しているが、需給は他非鉄金属と比べてタイトではない。(キャンセルワラント率は3.8%)。売買高は11,194枚。イールドカーブは全ゾーン大幅に下落した。C-3は52?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。

 昨日のニッケル価格は大幅に上昇した。週末発表された米雇用統計が好調な内容であったことに伴う米追加利下げ観測の後退や、LME在庫の大幅な増加が素直に材料視された。但し30日移動平均線のサポートライン近辺では買いも入り、引けにかけて下げ幅を削る展開となった。今のところ30日移動平均線をサポートラインとして、中期的には一目均衡表の雲の上限を上値として頭重い推移となっている。LME在庫は+192Mt増加、(FSCは9.0日)、キャンセルワラント率は3.2%。売買高は710枚。イールドカーブは期近を低下し、ベアフラットニングしている。C-3は350?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。

 昨日の錫価格は大幅に上昇した。LME在庫の減少はあったが、ニッケル価格が調整したこともあって大幅に水準を切り下げる動きとなり、10日移動平均線のサポートラインを一気に下回ってしまった。LME在庫は▲85Mt減少、(FSCは13.2日)、キャンセルワラント率は4.57%。売買高は235枚。イールドカーブは期先を中心に全ゾーン低下、ベアスティープニングしている。C-3は125?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。

(エネルギー)
 昨日のNY原油は大幅に下落した。米雇用統計の内容を受けて米利下げ観測が後退、ドル高の進行もあって投機資金の手仕舞い売りが先行する中、Shellのナイジェリアでの生産再開や気温上昇(シカゴマラソンも大変だったらしいですね)もあり、下値を探る展開となった。この下落により原油価格は、小職の予想通り30日移動平均線まで水準を切り下げて引けている。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下している。Brentも同様、NY時間に入ってから大幅に下落し、こちらも30日移動平均線のサポートラインまで水準を切り下げる動きとなった。イールドカーブは期近を中心に低下し、ベアフラットニングWTIとBrentのネガティブスプレッドは徐々に解消されつつある。
 石油製品も下落。RBOBもNY時間に入ってから大幅に下落。同様に、利下げ観測の後退を受けて投機筋の手仕舞い売りが入ったものと見ている。この下落によってRBOBは一目均衡表の雲の下限いっぱいまで水準を切り下げて引けている。イールドカーブは略全ゾーンパラレルに低下。但し、ピークシーズンが過ぎたものの、ガソリン需要は旺盛であり、加えて在庫水準も低いため極端な下落に至っていない(水曜日の水準に戻っただけ)。ヒーティングオイルも大幅に下落。目先のサポートラインとなっている30日移動平均線を下回ってしまった。売り材料は原油と同様であるが、特に気温が上昇していることが嫌気されたようである。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン低下。ICEガスオイルも低下。イールドカーブは全ゾーン低下している。

(ひとりごと)
カミさんが、子供を寝かしつけていた。
わが子は贅沢にも歌を歌ってあげないと、寝てくれない。

個人的に完全懲悪が好きなのと、たくさんシリーズもので知っているのはウルトラマンシリーズぐらいしかないので
生まれてから今まで、私が寝かしつける場合にはウルトラマンシリーズを歌って聞かせていた。
彼もこの歌が好きらしい。

ちなみに初代ウルトラマンの歌詞は殆どの人が知っていると思うが、
カミさんは以下のように歌っていた。


胸に着けてる マークは流星
自慢のベッドで 敵を討つ


.......


...ウルトラマン、一体何をしに地球に来たのか?
少なくとも「僕ら」のためではなさそうだ。
あんまりそんなウルトラマンは、見たくないし、子供に見せたくない。


歌は正しく歌ってくれないと、ね。