ガイジンの子供

(経済関連ニュース)
・9月独CPI確報 前年比+2.7%(前月+2.0%)。
・10月独ZEW指数 ▲18.1(前月と変わらず)、市場予想▲22.3
・8月米中長期証券投資 693億?の売りこし(前月195億?の買い越し(速報比+3億?))、市場予想600億?の買い越し。
・9月米鉱工業生産速報 前月比+0.1%(前月±0.0(速報比▲0.2%))、市場予想+0.1%。
・10月米NAHB住宅市場指数 18(前月20)、市場予想19。1985年の統計発表以来過去最低。
・大豆も下落。土壌環境改善に伴う収穫の回復期待とトウモロコシ等に見られる投機筋の手仕舞い売りで。
・小麦は続落。米国輸出の鈍化観測で。

非鉄金属関連ニュース)
・貴金属は下落。ドル高の進行で手仕舞い売りが入る。
・Codelco El Teniente鉱山(チリ)労働組合と、賃上げに合意。
・Strategic Resource Acquisition Gordonsville鉱山(テネシー、125百万ポンド:2008年)、亜鉛価格の上昇を受けて再稼動させる予定。

(エネルギー関連ニュース)
・米在庫統計市場予想 原油+1.1MB、ガソリン+0.4MB、ディスティレート▲0.8MB、稼働率▲0.3%
OPEC事務局長「冬場の十分な供給を確約、価格の上昇を懸念しているがファンダメンタルによるものではない」
・Valero Aruba製油所(275KBD)、電力障害から復帰。
ExxonMobil Torrance製油所(155KBD、カリフォルニア、P5)、改質装置を再稼動の予定。

(商品市況概況)
「まちまち」
 昨日の商品価格はまちまち。為替と株価動向に振らされて、相関の高い非鉄金属は株下落を受けて下落、ファンダメンタルが強く、株と相関がネガティブであるエネルギーはさらに物色された。
 今後についてはドル安がドル建資産価格を押し上げる一方で、株価が大きく調整した場合には相関性の高い非鉄金属価格等の下押し材料となる可能性があり、万一株価の調整が長期化した場合にはセンチメントの悪化と需要の減少と伴って価格が下落すると考えられることから、注意が必要である。短期的には商品ブル、中期的には(サブプライム問題などの経過にもよるが)ベアとなろうか。

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は下落した。一昨日と異なり、ユーロが対ドルで下落したことや一昨日の株大幅下げを受けて下落したが、さらにNY時間に入ってから株価が続落したことから下げ足を早めた。結果ここ数日間のレンジ中心となっている10日移動平均線を割り込んで引けることとなった。しばらくの間、ファンダメンタルに大きな変化はなく、為替や株式市場といった副次的な要素で価格が変動している。LME在庫は+875Mt増加、(FSCは2.8日)、(キャンセルワラント率は0.6%)。売買高は8,710枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期近を中心に低下。C-3は49?バックとバック幅を縮小した。
 昨日の亜鉛価格は下落した。銅と同様、ドル高の進行を受けて売り込まれ、NY時間に入ってからの株価調整を受けて水準を大きく切り下げた。ファンダメンタルに大きな変化がない中、二次的な要因で相場が変動する不安定な状態が継続している。LME在庫は▲200Mt減少、FSCは1.8日(キャンセルワラント率は8.9%)。売買高は4,399枚。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン低下し、ベアフラットニング。C-3は6?コンタンゴとバックからコンタンゴに転じた。
 昨日の鉛価格は下落した。材料は変わらず、ドル高の進行と株式市場の調整である。一応昨日の下げは予想通りであったが、NY株がを受けてNY時間にさらに下落し、昨日ポイントとしてあげておいた10日移動平均線を大きく割り込むこととなった。LME在庫が大幅に増加取引序盤は強含んだものの、新規買い材料に乏しくNY時間の株価大幅調整を受けて下落した。但し10日移動平均線のサポートラインは維持している。LME在庫は+3,375Mt増加、(FSCは1.1日)在庫水準の低さ(キャンセルワラント率は2.0%)を背景に、ファンダメンタルは非常に強い。売買高は2,992枚。イールドカーブはパラレルに低下している。C-3は61?バックとバック幅を縮小した。
 昨日のアルミ価格は上昇した。ドル高の進行もあり、他のメタル同様水準を切り下げる動きとなったが、10日移動平均線のサポートラインに近づくところ(2,450?)では安値拾いのニーズもあり、エネルギー価格の急騰もあって50日移動平均線を回復して引けた。LME在庫は▲650Mt減少、(FSCは9.1日)しているが、需給は他非鉄金属と比べてタイトではない。(キャンセルワラント率は5.2%)。売買高は7,024枚。イールドカーブは一昨日のゆがみが訂正される形で中期先が上昇し、上に凸となっている。C-3は52?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日のニッケル価格は下落した。他のメタルと同様、ドル高の進行と株の調整が嫌気された。略予想通りであるが、一目均衡表の雲の上限をトライする展開tなっている。LME在庫は▲72Mt減少、(FSCは9.1日)、キャンセルワラント率は2.1%。売買高は564枚。イールドカーブは期先を中心に低下。C-3は350?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日の錫価格は下落した。LME在庫の減少と、ドル高の進行といった強弱材料が混在する中、売買高を伴わず高値でのもみ合いとなり、水準を切り下げた。LME在庫は▲320Mt減少、(FSCは12.6日)、キャンセルワラント率は5.07%。売買高は175枚。イールドカーブは期近が低下、期先が上昇しツイストする形でフラットニングした。C-3は155?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。

(エネルギー)
" 昨日のNY原油は大幅に上昇した。材料は殆ど変わっておらず、そもそものファンダメンタルが強さ(石油製品在庫が少ない)、ドル安が進行していること(昨日はドル高)や、イラク・トルコ国境近辺の不安が高まっていること、等から買いが入った。株価が2日連続で大幅調整したが、株価と逆相関の関係になりやすいエネルギー市場に短期的に資金が流入していることも、相場押し上げに寄与している(CFTCのロングポジションも拡大)。カーブのディープなバックが継続する中、投機筋も期近でロングポジションを取りやすい、ということも一因である。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇している。Brentも略同じ材料で上昇、イールドカーブは期近を中心に上昇し、ブルスティープニング
 石油製品も上昇。RBOBは高値警戒感が根強い中、NYオープニング直前一旦下落する局面もあったが、堅調な推移となった。このコラムで指摘し続けているが、石油製品を巡るファンダメンタルは特に米国において強いのである。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン上昇。ヒーティングオイルも上昇。NYオープン時に一旦大きく水準を切り下げたがすぐに下げ止まり、引けにかけてもみ合いながら相場水準を切り上げた。イールドカーブは期近を中止に全ゾーンパラレルに上昇。ICEガスオイルも上昇。イールドカーブは期近を中心に上昇し、ブルスティープニング。"


(ひとりごと)
この前我が子を抱いて、レストランで順番待ちをしていたときのこと
ガイジン(欧米人)が近寄ってきて私に言った

(流暢な日本語で)
「カワイイデスネ、ナンカゲツ?」
「3ヶ月になります」
「ソウデスカ。トテモカワイイ」
「ありがとうございます」
「カレハ、ガイジンノ コドモデスカ?」


はあ??(_´Д')


「私の子供なんですが」

「アア、ソウ。オクサン ガイジン?」


...頼むから無理にガイジンにしないでくれっつーの。

純粋な日本人なんでヨロシク。