なまはげ

(経済関連ニュース)
・12月豪雇用者数 前月比+20.1千人(前月改定+47.6千人)、市場予想+20千人。2月以降に利上げ実施か。
・米週間新規失業保険申請者数 前週比▲21千人の301千人(前週改定322千人(即位変わらず))、市場予想331千人。
・12月米住宅着工 前月比▲14%の100.6万戸(前月改定117.3万戸(速報比▲1.4万戸))、市場予想114.5万戸。1991年以来の最低の水準。2007年通年では▲25%の135.4万戸と、1980年以来の最大の落ち込みに。12月の住宅着工許可件数は 前月比▲8.1%の106.8万戸(前月改定116.2万戸(速報比+1.0万戸))、市場予想113.5万戸。
・1月米フィラデルフィア連銀製造業景況感指数 ▲20.9(前月▲1.6)、市場予想▲1.0。
バーナンキ議長「商品相場は上昇しているが、それは中国やインドといった新興国の需要拡大に拠るところが大きいのは確かであるため、商品相場だけをもってインフレの状況を十分に説明することはできない。商品相場はその他の要因の影響も受けるため、インフレに関する正確な情報を提供しているとはいえない」
・米メリルリンチ Q407の純損失は98.3億?に。2007年通期でも77.8億?の赤字と、1989年以来初の赤字決算となった。

穀物市場サマリー)
・大豆は続落。取引序盤は金や原油価格が上昇していたこともあって強含んで推移していたが、米国株の大幅下落を受けて一気に売りが入り、前日比マイナスで引けた。しかしながら米輸出統計での輸出の急増もあり、引き続き10日移動平均線の短期的なサポートは辛うじて維持している状況。
・トウモロコシも続落。大豆と材料は同じで、総じて米国株式動向に振らされる展開であった。こちらも10日移動平均線の短期的なサポートラインは割り込まず。小麦同様輸出が大幅に増加したことなどが材料。
・小麦は反発。昨日の週間輸出成約高が404.8KMtと、先週から倍増したことから。

非鉄金属関連ニュース)
・貴金属はまちまち。金は取引序盤の原油高、ドル安の進行によって上昇してきたが、米国株の大幅下落で利益確保のための売りが加速し、一気にマイナスサイドに沈んだ。これにより、一昨日割り込んでしまった短期的なサポートライン10日移動平均線を上回ることができず、前日比マイナスとなっている。銀はここ数日Choppyな動きとなっているが、前日比大幅なプラスで寄り付いた後、金の下落を受けて水準を下げたが結果、前日比プラスであった。プラチナは下落。金と同様に為替や原油動向を受けて上昇していたが、NY時間の株大幅安が需給緩和観測とともにセンチメントを悪化させたため。辛うじて10日移動平均線の短期的なサポートラインは維持している。パラジウムも外的要因で下落。
・中国、南アを抜き、世界最大の産金国に。2007年の中国の産金量は276Mt(前年比+12.0%)、南アは272Mt(▲8.1%)

(エネルギー関連ニュース)
イスラエルがミサイル試射を実施。

(商品市況概況)
「下落」
昨日の商品価格は総じて下落した。米メリルリンチの決算が市場予想を大幅に下回る内容であったことから株式が暴落、有事、ということで買われてきた金も下落していることからも分かるように、一旦投機筋の利益確定の動きが発生したものと見られる。同様に、米国経済の悪化懸念が現実のものとなりつつある中、実需の動きも緩慢であったと考えられる。
 毎日書いているが、米国経済はリセッション入りした可能性が高い。弊社のリサーチ部門の分析でも「リセッション入りが認識されてから株価が反転するまで18%」下落する可能性が高く、反転までの期間はどうなるかは不明であるが少なくとも過去の経験則から言えば株価が反転上昇するにはあと20%近い株価の調整が必要、ということになる。一方で中国などの新興国需要の高まりでコモディティ需要が減少するとは考えていないが、当面は米国経済の先行きと株価に焦点が当たっている以上、商品価格も下落は避けられないものと考えている。

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は行って来いで下落した。LME在庫の大幅減少(欧州、シンガポール、韓国、米国も大幅減少)や、中国正月を控えた中国勢の買いを受けて大幅に上昇したが、米株価が暴落したことから一気にマインドが悪化、利益確定の売りに押される形でマイナスサイドに沈んだ。結果的に10日移動平均線レジスタンスラインが意識され、下値で50日移動平均線のサポートが意識されている。LME在庫は▲5,500Mt減少、(FSCは3.6日)、(キャンセルワラント率は12.7%と上昇している)。売買高は10,247枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブの形状は期近が変わらず、期先が下落しベアスティープニング。C-3(Cash vs 3M Fwd)は9?バックとコンタンゴからバックに転じた。
 昨日の亜鉛価格は小幅上昇した。銅と同様に取引序盤は中国勢の買いを受けて小幅高となったが、LME在庫が増加したことやNY株の大幅安を受けてセンチメントが悪化、上げ幅を削った。前日比プラスではあるがどちらかといえば弱推移していたとの印象である。LME在庫は+375Mt増加、米国で在庫が増加している。FSCは3.0日(キャンセルワラント率は4.7%)。売買高は3,162枚。イールドカーブは期近が小幅上昇、期先が小幅低下しフラットニングが進行。C-3は17?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日の鉛価格は下落した。一昨日割り込んだ10日移動平均線を下回って寄り付いた後、LME在庫の減少(米国、英国、シンガポール)やドル安の進行といったプラス材料を受けて同じ水準でもみ合っていたが、米国株が暴落したことを受けて一気に下落に転じ、前日比大幅なマイナスとなった。LME在庫は▲650Mt減少、米国で増加、英国で減少している。(FSCは2.0日、キャンセルワラント率は9.2%)。売買高は1,753枚。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン低下し、ベアフラットニングしている。C-3は7?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日のアルミ価格は大幅に下落した。取引序盤は過去2日間の下げ幅が大きすぎたことから若干買戻しが入ったが、LME在庫が大幅な増加となった(相変わらず中国需要の影響と考えられる韓国とシンガポールの在庫は減少しているものの、住宅セクターの悪化している米国在庫の積み上がりが顕著)ことを受けて下落、NY時間に発表された米住宅関連統計が極めて悪い内容であったことからさらに下落。30日移動平均線のサポートを割り込んだところから下げが加速し、大幅安となった。弊社は非鉄金属の中でアルミを今年の最も上昇する可能性が高い非鉄金属と予測しているが、足許の景気悪化に伴うマインドの悪化や、特に住宅セクターの落ち込みの影響を受けやすいアルミは、短期的に下押し圧力が大きく掛かっている。LME在庫は+3,550Mt増加、(FSCは8.2日)。(キャンセルワラント率は3.1%)。売買高は10,300枚。イールドカーブの形状は期近を中心に低下し、ベアスティープニングしている。C-3は46?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日のニッケル価格は下落した。一昨日の米国株安を受けて軟調に推移していたが、NY時間に入ってからの米国株の暴落を受けて更にマインドが悪化、30日移動平均線に向けて水準を切り下げる展開となった。LME在庫の減少は殆ど材料にされなかった。LME在庫は▲78Mt減少、ロッテルダムで減少している。(FSCは10.8日)、キャンセルワラント率は2.9%。売買高は823枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下している。C-3は290?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日の錫価格は下落した。一昨日の米国株安を受けて前日比マイナスで寄り付いた後、やはり需給がタイトであることから買いが入り一気に30日移動平均線を試したが、その後米国株が大幅に下落したことを受けてさすがにセンチメントが悪化し、上げ幅を削った。寄付きから行って来いの展開であった。錫はファンドマネーの影響を受けにくいだけあって他の非鉄金属に比べると大幅な下落はおきておらず、引き続きタイトな需給を映じて高止まりしている。LME在庫は+265Mt増加、(FSCは11.7日)、キャンセルワラント率は3.87%。売買高は170枚。イールドカーブはパラレルに低下している。C-3は150?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。

(エネルギー)
 昨日のNY原油価格は予想通り続落した。取引序盤はイスラエルのミサイル発射報道を受けた中東地区の緊張の高まりと、週末を控えたポジション調整と思われる買いを受けて上昇していたが、NY時間に入ってからこの買いはぱたりと止まり、米国株の暴落を受けた実需悪化観測が台頭、ファンドの手仕舞い売りも含めて下落することとなった。目先、100日移動平均線(88?、一目均衡表の雲の下限と一致)に向けて水準をじりじりと下げてきている状態であるが、同時に冬場であること、OPECの生産がやはり絞りすぎであることから下げ足は決して速いとはいえない状態だ。イールドカーブは期近を中心に下落しWTI/Brentともフラットナーが進行している一方で期先の価格は下落していない。下のグラフを見ても分かるとおり、「需給が緩和すれば再びコンタンゴに戻る可能性」がある状態になっていることは注意をしたい(スプレッドに大きな影響を与えると考えられるクッシング在庫が減少に転じていることから、今すぐにコンタンゴになるとは考えにくいが)。下げ幅はWTIが▲1.1%、Brentも▲1.1%。
 石油製品も下落。RBOBも取引序盤はイスラエルのミサイル発射報道等で上昇していたが、NY時間に入ってから一気に売り込まれ、一昨日と同様100日移動平均線のサポートラインを試す展開となった。米国の実需減少観測を受けた投機筋の手仕舞い売りに押されていると考えられる。また、週半ばに発表された米在庫統計の在庫増加も売り材料となっている。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下。下落率は▲0.5%。ヒーティングオイルもNY時間に入ってから大幅に下落。(▲0.6%)。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下している。ガスオイルは上昇。とはいっても一昨日の下げ幅が大きかったことから高寄りした後上昇したが、やはりNY時間に入ってから一気に下落している(結果的に前日比プラスではあるが)。イールドカーブは全ゾーン上昇している。

(ひとりごと)
この前ニュースを見ていたら、というよりも駅を歩いていたら
すごいタイトルの記事が目に入った
見た人も多いと思うが

「エロなまはげ

というもの。
エロなまはげ
どうもニュースによれば、酒に酔ったなまはげが、観光旅行の女性に触ったらしい。
エロと呼ばれるまで接触してはいかんでしょう。

「悪い子はいないか」

といっているなまはげ自体が、相当悪い子だったわけか
しかしすごいネーミングですよね。
本来の名前にエロとかついちゃってるんですよね。

そういえばこの前テレビを見ていたら、俳優の沢村一樹が自分のことを「エロ男爵」と呼んでいたな...

今日は本当にどうしようもない雑感でした。
すまんです。