タイガーバーム

(経済関連ニュース)
・12月日本鉱工業生産速報 前月比+1.4%、市場予想+2.0%。経済産業省は7ヶ月ぶりに生産判断を下方修正に。
・1月ユーロ圏小売業景気指数 48.1(前月46.0)、4ヶ月連続で節目となる50を下回る。
・米MBA住宅ローン申請指数 前週比+7.5%の1,054.9、借換指数 +22.1%の5,103.6、購入指数は▲18.0%の362。金利低下に伴い借換が進捗した可能性。
・Q407米GDP速報 前期比年率+0.6%(Q307改定 +4.9%)、市場予想+1.2%。コアPCE価格指数 前期比年率+2.7%(Q307 +2.0%)。
・12月米ADP雇用者数改定 +37千人(速報比▲3千人)

・FOMC50bpのFF金利引下げを実施、3.0%に。
FOMC声明要旨)
・金融市場は依然としてかなりの圧迫を受けており、企業や世帯への信用が収縮している状況。さらには住宅セクターの悪化と労働市場の軟化が示されている。FOMCはこの数四半期でインフレが落ち着くと予想しているが、物価動向には注意する必要がある。しかし、経済活動への支援と景気の緩やかな成長を助ける観点から利下げを実施する。また今後についても金融その他の動向が景気に与える影響を見極め、必要であれば適宜行動を採る予定だ。

・米国株は下落。米利下げが発表された直後は上昇したものの、またモノライン会社への信用懸念が台頭し、売られた。ドルは利下げ発表直後から下落した。対円で上昇。
穀物市場サマリー)
・大豆は上昇。GDPの悪化といったマイナス材料を受けて弱含んでいたが、米国株上昇を受けて上昇となった(NY時間後場の株下落は取引時間に含まれず)。
・トウモロコシは下落。GDPの悪化といったマイナス材料を受けて終始軟調な推移であった。
・小麦は続落。世界第4位の小麦輸出国であるアルゼンチンが、国内在庫積み増しの影響で輸出を絞っていたがその規制が終了したとの政府発表を受けて。30日移動平均線を下回った。

非鉄金属関連ニュース)
・貴金属は総じて軟調。金はドル安やエネルギー高で堅調に推移していたが、米GDPの悪化等もあり前日比マイナスとなった(その後FOMCの利下げ日本時間の朝方に大幅上昇している)。銀もドル安やエネルギー高、GDPの悪化等の材料に振らされる展開であった。
プラチナは大幅に下落。南アの電力障害で生産が止まっていたが、低稼働率での生産再開といった報道に圧迫されて下落した。パラジウムもつれ安に。
・中国の大雪の障害は継続中。

(エネルギー関連ニュース)
・米在庫統計 原油+3.6MB、ガソリン+3.6MB、ディスティレート▲1.5MB、稼働率▲1.5%(統計の詳細は下記統計速報ご参照)
・BP Texas City製油所(475KBD、テキサス、P3)、CCUを稼動停止。電力障害で。
・Alon Big Spring製油所(70KBD、テキサス、P3)、ボイラーの故障で稼動停止。
・ナイジェリア Warri製油所(125KBD)、1年前の武装勢力の攻撃により稼動停止となっていたが、稼動を再開。
・Pertamina Dumai製油所(120KBD、スマトラ)、技術的な問題で稼働率が一時57%まで低下していたが、86%に回復。

(商品市況概況)
「まちまち」
 昨日の商品価格はまちまち。原油は米在庫統計がベアであったが、米利下げを受けた株上昇で上昇した。ただし引けにかけての米株下落は価格に織り込まれていない。非鉄金属は軒並み下落。NY時間の早朝に発表された米GDPが悪化したことと、一昨日の上げ幅が余りに大きかったことから利益確定の売りが出たものと推察される。足許、中国の豪雪問題で期近の需給が逼迫してしまう可能性がある。尚、米経済の減速が確実になった場合には期先の下げ圧力が強まることとなろう。昨日もコメントしたが、コモディティ金利や為替と異なり「有限」資産である。このことは、ひとたびこのような障害がおきると価格がたやすく上昇してしまう環境にあることを意味している。エネルギーもそうであるが、現状の需給は綱渡りの状態なのだ。需要の減少は急速には起きにくいが、生産の停止はこのようなトラブルで容易に発生してしまうのである。貴金属はまちまち、ソフトもまちまちであった。

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は下落した。中国の豪雪の影響継続で取引序盤は堅調な推移であったが、テクニカルに100日移動平均線を上回れなかったことからじりじりと水準を切り下げ、米国時間に発表されたGDPの悪化を受けて比較的大幅な下落となった。尚、その後のFOMCでの利下げを受けた株上昇、モノライン会社の格付け引き下げを切っ掛けとする株下落はこの価格には織り込まれていない。LME在庫は▲625Mt減少、欧州、シンガポールで増加、韓国、米国で減少している。(FSCは3.3日)、(キャンセルワラント率は16.5%と上昇している(下グラフのオレンジ色の部分参照))。売買高は7,441枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブの形状は期近が低下し、ベアフラットニングしている。C-3(Cash vs 3M Fwd)は10㌦コンタンゴとバックからコンタンゴに転じた。
 昨日の亜鉛価格は下落した。中国の豪雪問題と、米GDPの悪化といったマイナス材料の綱引きとなり、取引序盤は一昨日の株価上昇と中国問題で50日移動平均線レジスタンスを試す展開であったが、結果的に前日比マイナスで引けることとなった。LME在庫が米国を中心に大幅に増加したことも材料視された。LME在庫は+825Mt増加、米国で増加している。FSCは3.3日(キャンセルワラント率は4.3%)。売買高は3,877枚。イールドカーブは期近を中心に低下し、ベアフラットニングしている。C-3は24㌦コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日の鉛価格は下落した。一昨日の米国株上昇や、中国の豪雪問題を受けて前日比マイナスで寄り付いた後、堅調な推移が続いていたが、LME在庫の増加(シンガポール)や、米GDPの悪化といったマイナス材料が徐々に噴出、結果的に前日比マイナスで引けることとなた。LME在庫は+200Mt増加、イタリアで大幅に増加している。(FSCは2.1日、キャンセルワラント率は6.3%)。売買高は1,367枚。イールドカーブは期近が低下しベアフラットニング。C-3は5㌦コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日のアルミ価格は下落した。最大生産国中国の豪雪の影響で、アジア時間から欧州時間にかけてはショートポジションの買い戻し等で上昇していたが、LME在庫の増加や米GDPの悪化といったマイナス材料の噴出が地合いを悪化させ、結局前日比小幅安で引けることとなった。やはり中国国内の電力供給に障害が生じていることから、短期的には需給が逼迫しやすい。尚、弊社は2008年はアルミは最も上昇する非鉄金属の1つであると予想している。LME在庫は+2,175Mt増加、米国で大幅に増加している。(FSCは8.3日)。(キャンセルワラント率は3.3%)。売買高は26,960枚。イールドカーブの形状は一昨日と略変わらず。C-3は39㌦コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日のニッケル価格は下落した。一昨日の株価の上昇と中国の豪雪を受けて取引序盤は堅調に推移していたが、米GDPの悪化やLME在庫の増加といったマイナス材料が徐々に地合いを悪化させ、再び30日移動平均線を下回って引けることとなった。LME在庫は+150Mt増加、(FSCは10.9日)、キャンセルワラント率は1.8%。売買高は745枚。イールドカーブは期近が低下しベアフラットニング。C-3は240㌦コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日の錫価格は下落した。中国の豪雪問題で域内需給が逼迫するとの見方から、50日移動平均線レジスタンスラインを上抜け大幅に上昇していたが、米GDPの悪化等を材料に利食い売りに押された。錫はファンドマネーの影響を受けにくい非鉄金属だけあって他の非鉄金属に比べると大幅な下落はおきておらず、引き続きタイトな需給を映じて高止まりしている。LME在庫は+30Mt増加、(FSCは11.4日)、キャンセルワラント率は2.43%。売買高は372枚。イールドカーブはパラレルに低下している。C-3は80㌦コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。

(エネルギー)
 昨日の原油価格は続伸した。夜間発表された米在庫統計がベアな内容であったことから軟調に推移していたが、日本時間朝方に発表されたFOMCの利下げを好感し、上昇した。但し引けにかけて株価が下落に転じたことから原油も連れ安となり、上げ幅を削った。チャート的には50日移動平均線が上値として意識され、この水準は上回れずに引けた。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇。Brentも同様の相場展開で上昇、こちらも米統計を受けて軟調に推移した後利下げで上昇、株価の下落で上げ幅を削る展開。チャート的には50日移動平均線を上回って引けている。騰落率はWTIが+0.7%、Brentは+0.6%。
 石油製品も上昇。RBOBは米統計が明確にベアな内容であったことから統計発表直後に大幅に下落、短期的なサポートラインである10日移動平均線を目指して水準を切り下げたが、米利下げ発表を受けた株高の影響で一転上昇に転じた。但しその後、NY株が下落に転じたことから上げ幅を大幅に削っている。直近限月の騰落率は+0.2%、イールドカーブは期近が小幅上昇、期先の上げ幅が比較的大きい。ヒーティングオイルも上昇。こちらも米在庫統計が予想を下回る在庫減少であったことから売られたが、ガソリンほど明確にベアな統計ではなかったことから下げ幅は限定され、後の株上昇を受けて上層して引けている。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン上昇している。直近限月の騰落率は+0.2%であった。ガスオイルは変わらず。株価動向を受けて行って来いの展開であった。直近限月の騰落率は±0.0%。イールドカーブは期先が上昇している。

(ひとりごと)
この年齢になって、アトピーになってしまった。
なってみてはじめて分かるが、非常に痒い。
以前、痒がっているカミさんに「大げさな」と思ったことがあるが
大変失礼しました。

さて。

実際、痒いのは我慢して掻いていなければそれほどひどくならないのだが
既にひどくなっているところには、ステロイド剤を塗って治す。

だが、正直根気が要る作業で、薬が切れるとあっという間に元に戻ってしまうのだ

そこで、ふと思い出したことがある。
子供の頃打ち身ややけどで、「タイガーバーム」を塗ったことを。
その頃母親に、タイガーバームとは何の薬か?
と聞いたとき、母は

「なんにでも効くのよ」

といっていた。
それ、やってみよう。
と、全身は怖いので足に大量に塗ってみる。

当然なのだが、傷口があるので涙が出るほどしみる
痛くて仕方がない
何、良薬は口に苦しのことわざにあるように、きっとこれぐらい痛いから効くに違いない
半分泣きながら一晩を過ごした。

結果。

タイガーバームを縫った皮膚はかさかさになり
さらにかゆみがましてしまった。。。。


結論

皆さん、タイガーバームは筋肉痛や打ち身の時にぬるお薬です。