徳川家

(経済関連ニュース)
・1月米非農業部門雇用者数 前月比▲17千人(前月改定+82千人(速報比+64千人))、市場予想+70千人。失業率は4.9%(前月改定5.0%)、市場予想5.0%。
・1月米ミシガン大学消費者マインド指数確定 78.4(速報比▲2.1)、市場予想70.0。
・12月米建設支出 前月比▲1.1%(前月改定▲0.4%(速報比▲0.5%))、市場予想▲0.5%。
・1月米製造業景況指数 50.7(前月改定48.4(速報比+0.7))、市場予想47.3。
・米マイクロソフト、ヤフー買収案を提示。
・中国最大手アルミ生産者 ChalcoとAlcoaは、BHP BillitonのRio Tinto買収計画を阻止する目的でRio Tinto株式1兆5,000億円相当を取得したと発表。
・米国株は上昇。注目の米雇用統計が市場予想を大きく下回る内容であったことや、その他の経済指標が悪化していたものの、マイクロソフトによるヤフー買収や、リオの買収といったM&A関連報道が相場の地合いを好転させた模様。終始強含み推移しダウ、SPとも上昇した。ドルは株高の進行で小幅高となった。

穀物市場サマリー)
・大豆は上昇。米株高やドル安の進行を受けて上昇したものの、引けにかけてはエネルギー価格が急落したことから上げ幅を削った。CFTC-Non Commercialポジションはロング幅を拡大、インデックスファンドもネットロングポジションを拡大している。
・トウモロコシは期近が下落、期先は上昇。材料は大豆と略同様であったが、こちらは前日比小幅安となった。CFTCポジションは極端に積み上がったロングポジションの手仕舞い売りでネットロング幅が縮小、一方でインデックスファンドはネットロングポジションを拡大している。
・小麦は上昇。エネルギー高や株高を受けて。

非鉄金属関連ニュース)
・貴金属はまちまち。金は大幅に下落。ドル安の進行を背景にCFTCのポジションも極端なロングに傾いていたが、夜間発表された米雇用統計が市場予想を大きく下回る内容であったことから、一旦利食い売りに押された格好。その後、ドルの弱含みやエネルギー価格の上昇局面はあったが総じて利食い売りが優勢であったと見ている。銀も下落。
・プラチナは大幅に上昇。引き続き南アの電力障害が解消しないことを受けた買いが優勢であり、大幅に値を切り上げた。パラジウムもプラチナに連れ高し、年初からの最大の上げ幅を記録した。

(エネルギー関連ニュース)
OPEC生産枠を据え置き。ブッシュ大統領から要請があった増産を拒否。

(商品市況概況)
「まちまち」
 週末の商品価格は総じて下落している。注目の米雇用統計が予想を大きく下回る内容であったことから手仕舞い売りが加速した。CFTCのNon-Commercialポジションでもロングが縮小、ショートが拡大傾向にあり当面は下値を探りやすい地合いになってきたと考える。一方非鉄金属は中国の豪雪の影響で期近に上昇圧力が掛かりやすい半面、期先は米国経済の悪化懸念もあってどちらかといえばややベアな様相を低している(コンタンゴとなっている商品のフラットナー進行、バック商品のバック拡大圧力の強まり)。貴金属は利益確定の売りで下落、ソフトはまちまちであった。景気失速懸念は継続すると見られ、中期的にはやはりベアなトレンドになることとなろう。"

(非鉄金属)
 週末の銅価格は下落した。取引序盤は中国問題の継続やLME在庫の減少といった支援材料を受けて200日移動平均線レジスタンスを試す展開であったが、NY時間に発表された米雇用統計が予想を大幅に下回る内容であったことから米国の景気減速懸念が強まり、一気に値を下げる展開となった。結果、100日移動平均線のサポートラインを再び割り込むに至った。LME在庫は▲975Mt減少、シンガポール、韓国、ロッテルダム、米国で減少している。(FSCは3.4日)、(キャンセルワラント率は18.3%と上昇している(下グラフのオレンジ色の部分参照))。売買高は9,370枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブの形状は略全ゾーンパラレルに低下している。C-3(Cash vs 3M Fwd)は11?バックとコンタンゴからバックに転じた。
 週末の亜鉛価格は下落した。中国の豪雪の影響で取引序盤は堅調に推移していたが、NY時間に発表された注目の米雇用統計が、市場予想を大きく下回る内容であったことからロング筋の手仕舞い売りを誘い、下落して引けた。100日移動平均線の大きなレジスタンスラインを上抜けできなかったことも手仕舞い売りを加速させたと見ている。LME在庫は+25Mt増加、米国で増加、欧州・アジアで減少している。FSCは3.3日(キャンセルワラント率は4.4%)。売買高は8,221枚。イールドカーブは略全ゾーンパラレルに低下している。C-3は14?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 週末の鉛価格は上昇した。取引序盤は中国問題の拡大や株価の上昇を受けて上値を試す展開となり、200日移動平均線レジスタンスをトライしたが、NY時間の朝方発表された米雇用統計が予想を大きく下回る内容であったことから下落に転じ、上げ幅を削った。世界の需給に中国が組み込まれ、その占める比率が上昇している以上、中国の問題は需要のみならず供給面でも市場価格に大きな影響を与えることになる。LME在庫は▲175Mt減少、イタリアで大幅に増加している。(FSCは2.0日、キャンセルワラント率は6.3%)。売買高は1,865枚。イールドカーブは期近が上昇し、ブルスティープニング。C-3は1?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 週末のアルミ価格は下落した。取引序盤は前日の株高や上海在庫の減少を受けて堅調に推移したが、東京時間の夜間発表された米雇用統計が悪化したことや、米建設支出が予想を下回る内容であったことから、統計発表直後から急落し前日比大幅なマイナスとなった。大幅な下げとなったが、中国国内の問題解決に目処が立っていないことから下落幅は大きかったものの、下値は限られた。尚、弊社は2008年はアルミは最も上昇する非鉄金属の1つであると予想している。LME在庫は▲150Mt減少、米国で大幅に増加している。(FSCは8.3日)。(キャンセルワラント率は3.2%)。売買高は18,736枚。イールドカーブの形状は期近を中心に全低下し、ベアフラットニング。C-3は42?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 週末のニッケル価格は上昇した。木曜日の株価上昇と、LME在庫の減少(ロッテルダムシンガポール)を受けて強含み推移していたが、米雇用統計の発表を受けて下落に転じ、上げ幅を削る展開となった。LME在庫は▲162Mt減少、(FSCは10.9日)、キャンセルワラント率は2.4%。売買高は1,194枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇。C-3は215?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 週末の錫価格は下落した。精錬錫の最大生産国である中国で電力障害が発生していることや、それを受けて、と思われる韓国、シンガポールでの在庫減少を受けて取引序盤は大幅に上昇していたが、NY時間に発表された米雇用統計が悪化したことから一気に売り圧力が強まり、前日比マイナスで引けることとなった。錫はファンドマネーの影響を受けにくい非鉄金属ではあるものの、さすがに米国の景気先行きに黄色信号がともる環境下ではやはり下押し圧力を受けてしまうようだ。LME在庫は▲105Mt減少、(FSCは11.3日)、キャンセルワラント率は1.77%。売買高は431枚。イールドカーブは期先を中心に下落している。C-3は70?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。

(エネルギー)
 週末の原油価格は大幅下落した。注目の米雇用統計が発表されたが予想を大きく下回る内容であったことから統計発表直後から下げ幅を拡大した。チャート的にもHead&Shoulderを形成しており、前日高値を上回れなかったことも売りを誘ったようである。CFTCのNon−Commercialポジションを見るに、ロングポジションの縮小とショートポジションの拡大が起きており、投資家サイドもダウンサイドを意識したオペレーションを取り始めているようである。尚、OPECの増減産見送りは予想通りであり、市場へのインパクトは限定的であった。イールドカーブは期近の下落幅が大きく、フラットナーが進行している。Brentも同様にNY時間に入ってから大幅に下落しているイールドカーブは期近の下げ幅が大きく、フラットナーが進行している。騰落率はWTIが▲3.2%、Brentも▲3.2%。
 石油製品も下落。RBOBもNY時間になってから米雇用統計の悪化を受け、実需の減少観測が台頭、大幅な下げとなった。期近の下げ幅は▲3.3%。イールドカーブは全ゾーン下落しているが、期先の下げ幅が大きい。ヒーティングオイルも下落。木曜日の株価上昇を受けて強含み推移していたが、こちらも米雇用統計の大幅悪化を受けた実需減少観測で大幅に水準を切り下げ、100日移動平均線のサポートラインを下回って引けた。直近限月の騰落率は3.4%。ガスオイルは上昇。直近限月の騰落率は+0.4%。イールドカーブは期先が低下している。


(ひとりごと)
近頃の若いやつは、と良くいいますが
この前、カミさんがテレビを見ていてすごいのを見たそうだ

何でも、テレビの企画で
「尊敬する歴史上の人物」
を女子高生に聞く、というのがあったんだそうだ。

まあ、坂本竜馬とか、織田信長とか。
そういった人が挙がるのかと思ったら
インタビューを受けている女子高生は以下のように言ったそうだ

女子高生「なんて言っても、『徳川埋蔵』だよねー」

徳川埋蔵??
そんな人いたっけ?

女子高生「毎年毎年、テレビとかでー、『徳川埋蔵』の隠した金の特番とかやってるじゃん」

え?

女子高生「やっぱり死んで何年もたって、毎年みんなに採り上げられてるって、すごくね?」

...徳川の埋蔵金です。それは。
まさか、そんなことまで説明しなければならないとは...


「埋蔵」が人の名前だ、という風には考えたことがなかった。
しかしある意味、目からウロコである。
こうした発想から、新商品は生まれる・・・・はずないすよね。やっぱり。

ゆとり教育、反対。