うどん道

(経済関連ニュース)
・1月日本工作機械受注速報 前月比▲1.0%(前月+3.7%)。
・インド、2008年3月期のGDP見通しは前年比+8.7%となる見通し。昨年は9.6%(インド統計局)。
・12月英製造業生産指数 前月比▲0.2%(前月▲0.1%)、市場予想+0.1%。2ヶ月連続のマイナスに。
・12月独製造業受注 前月比▲1.7%(前月改定+3.0%)、市場予想▲2.0%。予想は下回る。ユーロ高の影響で輸出企業に影響。
・英中銀 政策金利のレポ金利を25bp引き下げ、5.25%に。略予想通り。
・ECB 政策金利の短期買いオペ応札最低金利を4.0%に据え置きを決定。略予想通り。
・米週間新規失業保険申請者数 前週比▲22千人の356千人(前週改定378千人(速報比+3千人))、市場予想342千人。リストラの加速で。
・12月米中古住宅販売成約指数 前月比▲1.5%の85.9(11月改定▲3.0%(速報比▲0.4%))、市場予想▲1.0%。
・12月日本コア機械受注 季節調整後で前月比▲3.2%、前年同月比▲3.3%(前年比内訳製造業:▲7.8%、非製造業▲5.2%)、市場予想▲0.9%。
・ポールソン米財務長官「(減速していることは認めたものの)米景気は現時点ではリセッションしていない」と景気後退局面入りを否定。
・ドルは上昇。トリシェ総裁が米景気鈍化の影響で、ユーロ圏の景気拡大が抑制される可能性がある、とコメントしたことや金利据え置きによる景気鈍化懸念を受けて。米国株式は反発。1月22日の安値1,300(SP500)が視野に入る中、自律反発と見られる。

穀物市場サマリー)
・大豆は上昇。取引序盤は前日の流れを受けて10日移動平均線をトライする動きとなったが、輸出成約高が事前予想を上回ったことや株高が好感されて買い戻しが入った。
・トウモロコシは続落。10日移動平均線のサポートを下回って寄り付いたことからテクニカルに30日移動平均線を試す動きとなったが、エネルギー価格の上昇や小麦の続伸を受けて下げ幅を削る展開。
・小麦は史上最高値まで上昇。春に収穫を迎える小麦が予想を大きく下回る見通しとなっていることが相場を押し上げている(ファンダメンタルズの買い)。

非鉄金属関連ニュース)
・貴金属は上昇。金は中央銀行金利引下げ(米金融緩和局面では上振れしやすい)観測を受けて、強含んだ。Anglo Goldが南アの電力不足を背景として最大で400KMtの減産の可能性があることを発表したことも買い材料視された。銀も上昇。
・プラチナは大幅に上昇。南アの電力障害が継続していることや金の上昇が相場を大きく押し上げた。パラジウムも連れ高に。

(エネルギー関連ニュース)
・Pemex 悪天候のためメキシコ湾の原油輸出ターミナル3つを閉鎖。

(商品市況概況)
「まちまち」
 昨日の商品価格はまちまちであった。エネルギーはナイジェリアの生産停止といったプラス材料を受けて上昇(といっても先月の引けベースの安値である86?に近づいたことから安値拾いの買いが入ったと考えているが)、非鉄金属は豪雪の影響が大きいアルミ・銅が上昇、その他の非鉄金属は中国正月で買手不在の中、軟調な推移となるはずであるが銅・アルミが堅調に推移していることから小じっかり。穀物は堅調に推移、貴金属は南アの電力障害の影響が大きく、特にプラチナの価格上昇が顕著であった。
 株等の下落局面では商品市場は資金の退避場所として選好されやすいのだが、全ての資金が商品市場に振り向けられるわけではなく、加えて株価の下値の目処が立たない以上、エクストラのリスクを取れる環境にはない(米国の実需減少の可能性も高まっているため)。よって、当面、商品相場は下押し圧力を受けることになると考えているが、中国に生産を依拠しているアルミや銅等は同地区での需要も旺盛であることから堅調な推移となろう。但し、商品によって相当動きはまちまちになると考えている(以前のように全ての商品価格が一律上昇するという時代は終焉したと考えておいたほうが良い)。

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は上昇した。堅調な推移を予想していたが、10日移動平均線を上回って寄り付いた後、一気に200日移動平均線を上抜けしてしまった。中国の電力障害に伴う生産減少の影響が顕著に現れているようである(昨日もシンガポール、韓国で大幅に減少)。特に、アルミと銅への影響が顕著である。LME在庫は▲2,500Mt減少、(FSCは3.3日)、(キャンセルワラント率は23.2%と上昇している(下グラフのオレンジ色の部分参照))。売買高は14,385枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブの形状は略全ゾーンパラレルに上昇している。C-3(Cash vs 3M Fwd)は19?バックとバック幅を拡大した。
 昨日の亜鉛価格は小幅下落した。略予想通りであるが、前日の株価の調整もあり、一目均衡表の雲の下限で頭を抑えられて下落することとなった。LME在庫は▲100Mt減少、FSCは3.4日(キャンセルワラント率は4.8%)。売買高は3,827枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下している。C-3は11?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日の鉛価格は下落した。株安を受けて軟調に推移すると見ていたが予想通りとなり、10日移動平均線でサポートされて引けている。豪雪の影響で精錬鉛の最大供給国である中国からの供給停滞が長引く可能性があることから、短期的には相場は下支えされているようである。(銅やアルミに比べて影響は軽微であるが)。LME在庫は前日比変わらず。米国で減少している。(FSCは2.1日、キャンセルワラント率は10.3%)。売買高は1,090枚。イールドカーブは期先の下げが大きい。C-3は4?バックとバック幅を拡大した。
 昨日のアルミ価格は上昇した。中国の生産障害の影響で上昇を予想していたが略、予想通りの展開となった。特にアルミと銅は今回の天災の影響を強く受けていると考えられる。取引序盤は前日の株安の影響もあって10日移動平均線を試して小幅安となったが、この水準を下抜けできなかったことや米国株価が上昇したことも相場の支援材料となった。やはり、中国問題が解決するまでは域内需給が相当逼迫する可能性がある(株価の影響よりも需給要因が現時点では勝っている状態)。繰り返しになるが、弊社は2008年はアルミは最も上昇する非鉄金属の1つであると予想している。LME在庫は▲125Mt減少、シンガポールで減少、米国で増加している。(FSCは8.3日)。(キャンセルワラント率は3.9%)。売買高は12,185枚。イールドカーブは全ゾーン略パラレルに上昇。C-3は38?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日のニッケル価格は上昇した。株の上昇やアルミの急騰が支援材料となった。特段新規の材料があったわけではなく、ニッケルは引き続き26,000〜28,000?のレンジワークを継続している。LME在庫は+12Mt増加、(FSCは10.9日)、キャンセルワラント率は2.7%。売買高は677枚。イールドカーブは全ゾーン略パラレルに上昇している。C-3は220?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日の錫価格は上昇した。前日比マイナスで寄り付いた後、小幅上昇した後欧州時間の株価急落を受けて一旦値を崩したが、NY時間の株反発を受けて小幅上昇して引けた。地味にであるが錫の需給はタイトなのである。LME在庫は▲120Mt減少、(FSCは11.1日)、キャンセルワラント率は5.74%。売買高は411枚。イールドカーブはパラレルに上昇している。C-3は80?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。

(エネルギー)
 昨日の原油価格は上昇した。先月の安値である86?に近づくレベルでは買い圧力も強く、ナイジェリアの原油生産停止や米株の上昇もあって上昇することとなった。但し上昇トレンドが出るような買いはとは考えていない。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇。Brentも上昇イールドカーブは期先の上げが大きい。騰落率はWTIが+1.1%、Brentも+0.8%。
 石油製品も上昇。RBOBも一旦200日移動平均線のサポートを試す展開となったがナイジェリアの問題や株の反発もあって上昇することとなった。但し100日移動平均線レジスタンスとして意識されたようで、この水準は上回らずに引けた。イールドカーブはNY時間に発表された在庫統計が明確にベアな内容であったことを受け、統計発表直後から急落。そもそも100日移動平均線のサポートを割り込んで寄り付いていたことから200日移動平均線の大きなサポートラインを目指して下落する展開となった。直近限月の騰落率は+1.2%。イールドカーブは全ゾーン上昇しているが期先の上げが大きい。ヒーティングオイルも上昇。直近限月の騰落率は+1.6%。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン上昇。ガスオイルも上昇。イールドカーブは期近の上げ幅が大きかった。

(ひとりごと)
うどん。
美味しいですよね。

やっぱりうどんは讃岐うどんが美味しい、とは思うのだが
あの関西風の出汁に入れて食べるうどんよりは
関東風の濃い汁に入れて食べるうどんの方が好きだ。個人的には。

まぁ、ここではうどんの関東風・関西風を議論するつもりはなく
「うどんを如何に食するのか」
が題材である。

まずですね。
普通のかけうどんを頼んだとしますよね。
そのとき、お店にもよるが

かまぼこの切ったの1切れ
わかめ1つまみ
ねぎ1つまみ
揚げ玉少々

といった組合せであることが多いやに思う。
実際にかけうどんが来たときにはおそらくそうは思わないが
上記のように乗っかっているものを列挙すると、余りに貧弱である。
せめて揚げ玉大盛り、ぐらいにはして欲しいものだ
全ての具材の「量」を表現する言葉が

「1」
とか
「少々」
とか
「つまみ」

とか、では働く力も出てこない。
どうせただみたいなものなんだから、揚げ玉ぐらい豪勢に行って欲しいものだ
え?
そんなに載せたら関東で言うところのたぬきうどんになってしまうじゃないかって?
いいのッ!
かけうどんにはもっと揚げ玉を載せて欲しいのッ!!

まあ、具材のことはさておき
かけうどんを目の前にしてまずは七味を一振りといわず、沢山かける
個人的に薬味は大量にかける、と決めている。
よく食堂で、スパゲティを頼んだ女性が、申し訳程度に粉チーズをかけているのを見ると

「もッとかけろッ!!」

と、チーズの入れ物を取り上げたくなるぐらいだ。

それはさておき。

かける唐辛子は一味でなく、七味であって欲しいところだ。わずかな食の中にも変化が欲しいからである。
その後おもむろに、うどんのみをつかんで食べる。
けっして混ぜたり、かまぼこから食べたり、汁をすすったりしてはいけない
なぜか?
それはかまぼこは上記のとおり非常に基調な付け合せであり
食べはじめの段階から処理をしてしまってはいけないのだ
出汁も然り。
場合によってはこの出汁は、付けあわせで頼んでいるおにぎりと一緒に食べるべきものであるからだ

そのため、何があってもまずはうどん優先の運営計画を心がけるべきである。
その後はなるべくわかめを中心に処理し、できる限り揚げ玉を後で食べるようにするのだ
こうすることにより揚げ玉は出汁を吸い込み、後でおにぎりと食べるときに十分な汁を口中に運んでくれる役割を果たすからだ
なので、間違っても「味があるから」という理由でかまぼこを後に取っておいてはいけない
それは、かけうどん道に反する、と私は思う。

と、たかがかけうどんと侮ることなかれ。
結構奥深いのですよ。これでいて。