(経済関連ニュース)
・Q407印GDP 前年比+8.4%、市場予想+8.4%。2005年以来の低成長。
・1月独小売売上高指数 前月比+1.6%(前月改定▲0.2%)、市場予想+1.0%。
・2月独消費者物価指数 前年比+2.9%、市場予想+3.0%。12ヶ月連続でインフレ率の目安となる2%を上回る。
・1月米個人消費支出 前月比+0.4%(前月改定+0.3%(速報比+0.1%))、市場予想+0.2%。PCEコア指数 前月比+0.3%とここ4ヶ月で最大の伸び。
・2月シカゴ購買部協会指数 44.5(前月51.5)、市場予想49.5。
・2月ミシガン大学消費者マインド指数確定70.8(速報比+1.2)、市場予想70.0。
・米カリフォルニア州の年金基金 Calpers(総資産2,400億?)は2月19日の役員会で、2010年までの期間、コモディティ市場への投資比率を0.5〜3.0%にすると発表。同ファンドの3月の商品市場への投資金額は450百万?であったが、今回の決定で1,200百万?〜7,200百万?に投資金額が引き上げられることになる。
・日本株は大幅下落。円高の急速な進行等が嫌気された。バ議長が地方銀行の破綻懸念に言及したことも信用不安の拡大を醸成した。米株も大幅下落。UBSが金融機関の損失が6,000億?を上回る可能性が高い、と発表したことなどから。チャート的にも一目均衡表の雲の下限で跳ね返されている
・米ドルは対ユーロで小幅高。史上最安値を連日更新していることから若干買戻しが入った模様。対円では下落。キャリートレードの後退で。
(穀物市場サマリー)
・大豆は続伸。小麦の急落を受けて下落していたが、エネルギー高や中国の大豆輸入拡大、といったファンダメンタルズに変化がない中買いが入った。
中国は大豆7カーゴ、大豆油40KMtの輸入を今週実施の見込み。CFTCのポジションは、史上最高値を更新してきたことから一服感あり、ロングの縮小幅が大きい。
・トウモロコシも上昇。取引序盤から前日の流れを受けて上昇、但し小麦の急落や原油の下落を受け、週末を控えた手仕舞い売りに押された。エネルギー価格の上昇もあって、
CFTCのポジションはショートの縮小幅が大きい(潜在的・長期的なショートポジション保有が困難に)。
・小麦は大幅続落。史上最高値を更新する中、小麦の作付けが増えるとの見通しから。
(非鉄金属関連ニュース)
・貴金属は概ね上昇。米株の大幅下落に伴うドル安の進行が支援材料になった。但し取引後半は原油価格が週末を控えた利食いに押されて下落したことから上げ幅を削る展開となった。銀も大幅に上昇。
・プラチナは上昇。南ア問題の継続と、ドル安の進行といった支援材料を受けて水準を切り上げる展開。相場の需給に大きな変化は見られない。パラジウムは下落。週末を控えたポジション整理の売りと思われる。
(エネルギー関連ニュース)
・マレーシアのパーム油先物価格は大幅に上昇し、過去最高値に。
・トルコ軍はイラク北部から撤退。
(商品市況概況)
「高値もみ合い」
週末の商品相場は上昇後、下落に転じた。ひとえに米国の経済指標の悪化を受けて株が大幅調整したためである。株からの資金退避の動きで一部商品が好選されているがここまで下落するとさすがに影響は無視できないようだ。当面は資金退避の動きで商品相場は上昇し、その後の株の調整で急落、というリスクをはらみながらの相場展開が続くと見ている。
(非鉄金属)
週末の銅価格は下落した。一部ファンドのワラント買い集めの噂の源泉となっている欧州地区でのLME在庫減少が継続していることやカルパース(米年金)のコモディティ投資比率引き上げのニュースを受け手上昇していたが、NY時間に入ってから経済統計の悪化で米株が下落。8,500?の節目が結果的に意識された格好。LME在庫は▲1,200Mt減少、(FSCは2.7日)、(キャンセルワラント率は22.3%と上昇している(下グラフのオレンジ色の部分参照))。売買高は8,111枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期先が小幅低下し、ベアフラットニングしている。C-3(Cash vs 3M Fwd)は72?バックとバック幅を拡大した。
週末の亜鉛価格は下落した。前日までの流れを受けて亜鉛価格も上昇したが、NY時間に発表された米統計の悪化や株の大幅下落でセンチメントが悪化、ドル安の進行が一定の歯止めにはなったものの週末ということもあって水準を切り下げて引けた。LME在庫は▲150Mt減少、FSCは3.7日(キャンセルワラント率は4.0%)。売買高は5,555枚。イールドカーブの形状は期近を中心に下落し、ベアフラットニング。C-3は19?コンタンゴと前日と変わらず。
週末の鉛価格は下落した。非鉄金属全体がファンダメンタルズの強さを映じて上昇する中、株の調整を受けた資金退避の動きも継続していたようであるが、週末の株価が大幅に下落したことからさすがにこの動きには抗えず、NY時間にかけて水準を切り下げる動きとなった。但しドル安の進行が一定の下支え材料になったようだ。LME在庫は+150Mt増加、(FSCは1.9日、キャンセルワラント率は1.9%ここ数週間でキャンセルワラント率は上昇している。)。売買高は1,424枚。イールドカーブは期近が下落し、ベアフラットニング。C-3は5?バックとバック幅を縮小した。
週末のアルミ価格は下落した。南アの電力公社のアルミ精錬所向け電力供給停止が継続していることや、(アルミや銅の後追いであるが)エネルギー価格が高騰していることからファンダメンタルズが強い上、こういった相場になると必ず名前が出てくる某非鉄金属系ファンドの買いで上昇していたが、上海在庫の増加やNY時間の米株の大幅下落もあって週末ということもあり、さすがに水準を切り下げる動きとなった。LME在庫は▲1,350Mt減少、シンガポール、米国でも減少している。(FSCは8.3日)。(キャンセルワラント率は3.8%)。売買高は12,279枚。イールドカーブは全ゾーン低下しているが期先の下げ幅が大きいようだ。C-3は36?コンタンゴとコンタンゴ幅を拡大した。
週末のニッケル価格は上昇した。ファンドの買い仕掛けの影響が強いと思われるが、ニッケル鉱山でのスト発生の報道が引き続き好感されているようである。結果、場中に200日移動平均線を上抜けしたが、NY時間に発表された米経済統計の悪化を受けた大幅な株安で、引けにかけて水準を切り下げ200日移動平均線を下回って引けた。LME在庫の水準は高く、ファンダメンタルズがそれほど良好でないことから、ここまでの価格上昇はそういった実需以外の影響の方が大きいといえる。。LME在庫は+6Mt増加、(FSCは11.1日)、キャンセルワラント率は1.3%。売買高は1,896枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇している。C-3は175?コンタンゴと前日と変わらず。
週末の錫価格は下落した。最大生産国中国の生産が滞っている状況が継続している上、インドネシアの一部の業者が錫を輸出できなかったことや、コンゴの北部の鉱山の稼動が停止する可能性があること、ボリビアでも前労働者が鉱山を占拠するなどの暴動がおきていることから7日連騰となっていたことから、NY時間の株価大幅下落を受けて一旦利食い売りが出たためである。但し前日比マイナスで寄り付いた後、上昇して引けているためやはりファンダメンタルズが強いことが意識されているようだ。LME在庫は▲180Mt減少、(FSCは9.7日)、キャンセルワラント率は3.75%。売買高は267枚。イールドカーブの形状は大きく変わらず。C-3は85?コンタンゴとコンタンゴ幅を縮小した。
(エネルギー)
週末の原油価格は下落した。米国に寒波が襲来していることや英ガスターミナルの爆発事故といったプラス材料がある中、取引序盤は堅調な推移となっていたが、NY時間に発表された米経済統計の悪化に伴う株価の大幅調整を受けて欧州時間の朝方〜NY時間の朝方にかけて価格の変動性が高まり、前日比マイナスとなった。高値圏まで上昇してしまっている中の週末の株価下落であったことからさすがに無視できなかったようだ。イールドカーブは期近が下落しベアフラットニング。Brentも同様に欧州〜NY時間にかけて大きな値幅を取りながら水準を徐々に切り下げる動きとなった。イールドカーブは期近が下落しベアフラットニング。直近限月の騰落率はWTIが▲0.7%、Brentが▲0.8%。
石油製品はまちまち。RBOBも同様にNY時間にかけて拾い値幅でのもみ合いとなった結果、前日比プラスで引けた。第二限月との価格スプレッドが広がっていることも合って月末の取引最終日ということもありポジション調整の買戻しが入ったようである。イールドカーブは直近限月のみ上昇し、期先は下落している。直近限月の騰落率は+0.7%。ヒーティングオイルは小幅下落。そもそもヒーティングオイル在庫の水準(米国)が低い上、寒波襲来もあり堅調な推移となっていたがNY株の大幅下落の影響もあってNY時間に入ってから徐々に水準を切り下げる動きとなった。イールドカーブは全ゾーンパラレルに小幅低下。直近限月の騰落率は▲0.2%。ガスオイルは上昇。シェルの爆発事故もあって高よりした後高値圏でのもみ合いが続いていたがNY時間の株価下落を受けて小幅下落して引けた(結果前日比プラス)。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇している。直近限月の騰落率は+0.8%。
(ひとりごと)
一気飲み。
危険な飲み方なので、最近は禁止している大学の部やサークルも多いようだ。
まあ、せっかく作ったものを無理に一気に飲む必要もないと思うので、やはりある意味正しい流れだとは思う。
この前私のブログに反応してくれた人が、「ビールの500mlは一瞬で飲める」と書いていた。
確かに私も500mlぐらいだったら一気に飲める。
でもですね。
昔の戦国時代ものの小説や漫画を読んでいると、とんでもないのが出てきますよね。
「酒を3カメ分飲んだ」
とか
「町中の酒屋の酒を、一人で飲みきった伝説の男」
とか。
人間の体の大きさをはるかに超える量を飲んだ、と言うような記述が多いのだ。
火のないところに煙は立たぬ、ということわざにもあるように実は本当にそれぐらい飲んだ人がいたのではなかろうか。
確かにテレビに出てくる大食いのギャル曽根とか、常識の範囲をはるかに超える量を食べているし。
広い世界、中国の山奥とかロシアの山奥にそういう人が1人ぐらいいてもよさそうだ。
でも、一気飲みと同じで、「だから何なんだ」と思う。
飲める男は(女も?)偉いんだろうか。