またがるおじさん

(経済関連ニュース)
・4月英小売売上高 前月比▲0.2%(前月改定▲0.2%(速報比+0.2%))、市場予想▲0.5%。2ヶ月連続マイナスなるも、市場予想は上回る。
・米週間新規失業保険申請者数 前週比▲9千人の365千人(前週改定374千人(速報比+3千人))、市場予想373千人。
・FAO 世界の小麦などの穀物生産が今年、過去最高水準まで増加すると見られ穀物価格は安定する、との見方を発表。小麦生産は前年比+8.7%
穀物全体では前年比+3.8%の2,192百万トンを見込んでいる。

・ドルは対ユーロで上昇。ここ数日の下げ幅が大きかったことから買い戻しが優勢となった。原油価格の高騰で混乱していた金融市場が一旦落ち着きを取り戻したことも材料。ドルや対円でも上昇している。

日本株は大幅に下落。原油価格の高騰や円高の影響で、輸出関連株や金融が売られた。米国株は大幅に下落。FOMC議事録で利下げの終了が示唆されたことのほか、急速な原油高の進行が企業業績を圧迫するとの見方から幅広く売りが入った。昨日はインド・上海以外の株は軒並み下落している。

穀物市場サマリー)
・大豆価格は下落。取引序盤は原油価格の上昇もあって上値を試す展開となったが、NY時間の原油下落等で地合いが悪化、30日移動平均線のサポートラインまで水準を切り下げて引けた。

・トウモロコシ価格はNY時間に大幅に下落。取引序盤はアジア〜欧州の原油価格の上昇を受けて堅調な推移であったが、ドル高の進行とさすがにエネルギーに利食い売りが入ったことから地合いが悪化し、10日移動平均線のサポートラインまで水準を切り下げて引けた。

・小麦価格は上昇後、急落。朝方から原油価格が上昇していたことやドル安の進行を受けて上昇していたものの、ドルがさすがに買い戻しが入って上昇したことや、原油価格がNY時間に下落したことを受けて下落した。グレートプレーンズの生育見通しが改善したことも売り材料となった。結果、10日移動平均線レジスタンスラインは上抜けできずに引けている。穀物の中で小麦はやはりトレンドがベアである。

非鉄金属関連ニュース)
・金は下落。ドルが対ユーロで上昇したことや、さすがに原油価格に利食い売りが入ったことが材料視された。米失業保険申請者数が減少したことがドル高の引き金となった。金価格は一目均衡表の雲の下限に迫る勢いで上昇していたが、引けに掛けて地合いが悪化し、30日移動平均線のサポートを試す動きとなった。
 一次回帰の結果を受けると現在のドル/ユーロの水準でも975?程度までの上昇余地がある。金価格はドル・ユーロの動向である程度説明が可能であるが、今のところ一次回帰分析の結果と比較すると引き続き割安なレベルにあるため、テクニカルな買いが入り易い(金価格=1,350.7×ドル・ユーロ-1,157)。弊社は引き続きドルが中期的な視点で軟調な推移が続くと見ており金価格はドル・ユーロが1.64程度まで低下した場合には1,100?までの上昇があってもおかしくないと考えている。
 銀もドル上昇、原油下落の影響で水準を小幅切り下げている。

・プラチナ価格は下落。時間外は原油価格の上昇の影響で堅調な推移となっていたが、原油価格の下落やNY時間のドル高の進行等が売り材料となり、引けにかけて水準を切り下げる動きとなった。
 中期的な見通しについてプラチナは、為替・ファンダメンタルズの両要因で堅調な推移になると考えている。2008年の需給は711キロオンスの、2009年に関しても458キロオンスの供給不足になると考えられ、年内については米金利低下を背景としてドル安傾向が持続すると見られるためである。価格上昇に対するリスクシナリオは、プラチナ価格が上昇し、代替品としてパラジウムが代用品として利用されるリスクであろう。今のところディーゼル車向けに用いられているパラジウムは全体の10%程度であり、これは将来的には25%程度まで上昇すると考えている。
 パラジウムもプラチナ価格の下落に押されて水準を切り下げた。
・南ア ESKOM アルミ精錬企業向けの電力供給を一部削減。

(エネルギー関連ニュース)
OPECバドリ事務局長「市場は正気の沙汰ではない。弱いドルが原油高騰の要因。市場の需給に問題はない。価格上昇では投機家が重要な役割を担った」
カタールティーヤ エネルギー相「原油価格は制御不能OPECには原油価格を下げる魔法はない。アナリスト予想も価格高騰の一因」
リビア国営石油 ガネム会長「OPECは既に能力地一杯のペースで生産している。それでも価格高騰を抑えられていない。200?に達する可能性もある」
・米ボドマン長官「価格引き下げを目的として戦略備蓄は放出しない」

(商品市況概況)
「バランスシート構造の変化がもたらす価格上昇のメカニズム」
 商品価格の上昇が止まらない。昨日も引き続きエネルギー価格は上昇し、非鉄金属価格は下落をしている。原油価格が上昇するとき、通常は毎週発表される米在庫統計で在庫の減少が確認されることがきっかけとなるのだが、昨年秋以降、原油・石油製品在庫とも非常に不安定な推移が続いている。これには大きく2つの要因があると見られる。1つ目はエネルギー価格の上昇で、在庫が保有しにくくなっているということである。単純に原油の価格が2倍になれば、資金調達は数量が変わらなければ2倍行わなければならない。どの企業も無尽蔵に資金を調達できるわけではないため、当然在庫を減らすことになる。サブプライムローン問題でクレジットスプレッドが拡大、借り入れコストが上昇していることもこれに拍車を掛けた。これが在庫統計などの各種統計に反映されて価格が上昇する、というもの。このことは期近での調達圧力を高め、イールドカーブバックワーデーション化に貢献したと考えられる。2つ目は在庫保有自体が減少することで、先々の潜在的な実需の売り手が減少することである。
 価格が上昇すれば生産者は売りのヘッジオペレーションを減らすことが予想されるため、これらの過程を経て価格が上昇した場合には潜在的な実需の売り手が減少する可能性が高い。つまり、市場では圧倒的に消費者(買い手)の数が増えることになり、価格が上昇するのだ。このことは非鉄金属についても同じであると考えられる。
 よく、投機資金が価格を押し上げている、という批判があるが、投機資金が価格の押し上げに寄与したことは事実であるものの、価格上昇の過程の中で上記のような企業のバランスシートの構造変化が起きている可能性が高いのも事実であろう。つまり、バランスシートの構造が再び元に戻るまでにはそれなりの時間が必要で、それまでは価格は下がりにくい、ということである。価格上昇はこうした実需の動きも反映していると考えておいたほうが良いだろう。

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は下落した。取引序盤は原油高・ドル安の影響で上値余地を試す動きとなったが、欧州時間〜米州時間にかけて原油が下落したことや米経済統計を受けてドル高が進行したことから取引終盤に下げが加速、10日移動平均線のサポートラインを割り込んだことで更に下げ幅を拡大し、8,000?の節目をトライする動きとなった。LME在庫は+250Mt増加、(FSCは2.4日)、(キャンセルワラント率は14.3%)。売買高は8,311枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期近が小幅低下している。C-3(Cash vs 3M Fwd)は107?バックとバック幅を縮小した。
 昨日の亜鉛価格は下落した。原油高の影響とドル安の進行で取引序盤は買戻しが入り上昇したが、原油価格の急落とドルの反転上昇、LME在庫の増加もあって軟調な推移となった。四川大地震の影響で生産が減っているにも関わらず、亜鉛マーケットのセンチメントは完全にベアな状態に逆戻りしてしまったようだ。結果的に10日移動平均線レジスタンスを上抜けできなかったことから下げ幅を拡大し、2,130?の直近安値をとうとう下にブレイクしてしまった。LME在庫は+375Mt増加、FSCは3.9日(キャンセルワラント率は5.2%)。売買高は5,871枚。イールドカーブはパラレルに全ゾーン低下。C-3は137?バックとバック幅を拡大した。
 昨日の鉛価格は大幅に下落した。取引序盤から10日移動平均線レジスタンスを上抜けできなかったことから終始軟調な推移となり、原油価格の下落やドル高の進行が売り材料視され、節目の2,000?をトライすることとなった。LME在庫は冬場のピークシーズン終了を受けて増加を続けており、需給がタイトというわけではない。LME在庫は+50Mt増加、(FSCは2.7日、キャンセルワラント率は4.0%)。売買高は2,753枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下している。C-3は19?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日のアルミ価格は下落した。原油価格の上昇とドル安の進行と、南アESKOMがアルミ精錬業者向けの電力供給を一部削減するとの報道を受けて上昇していたが、原油価格のここ数日間の上昇が余りに大きかったことに伴う利食い売りを受けて地合いが悪化、加えてLME在庫が欧州で大幅に増加したこと、NY時間の経済統計を受けたドル高の進行を受けて水準を切り下げる動きとなった。LME在庫は+9,975Mt増加、(FSCは9.4日)。(キャンセルワラント率は4.1%)。売買高は8,311枚。イールドカーブは期先を中心に全ゾーン上昇している。C-3は43?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日のニッケル価格は下落した。ドル高の進行と原油価格の下落を受けて軟調に推移し、節目と考えられていた25,000?を下回ったとこらから下げが加速、ファンドの売りも散見され大幅な下落となった。LME在庫は▲258Mt減少、(FSCは11.4日)、キャンセルワラント率は2.5%。売買高は3,468枚。イールドカーブは期近を中心に低下している。C-3は136?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日の錫価格は下落した。ドル安・原油高の進行を受けて上昇していたが、10日移動平均線を抜け切れず、加えて原油価格が下落したことやドルがNY時間にかけて上昇したことが売り材料となり、水準を切り下げる動きとなった。。LME在庫は▲120Mt減少、(FSCは0.0日)、キャンセルワラント率は3.23%。売買高は290枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下。C-3は30?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。

(エネルギー)
 昨日の原油価格はNY時間に入ってから大幅に下落した。取引序盤は更に上値を試す動きであったが、さすがにここ数日間の上昇幅とピッチが早すぎたことから、手仕舞い売りの動きが入った。NY時間にかけてのドルの買戻しの動きも提げに拍車を掛けたようである。しかしながら心理的な節目となる130?をWTIは割り込むことができず、このラインでサポートされて引けることとなった。期近の下げ幅は限定されたが、期先は昨日に関しては大幅に下落している。流動性が低いことから上昇するときも速度は速いが、下がるときも速度は速い。しかしながら期先の下げも比較的限定されたとの印象であり、イールドカーブは引き続きコンタンゴのままである。Brentも同様に期先の下げ幅が大きく、ベアフラットニングしている。直近限月の騰落率はWTIが▲1.8%、Brentが▲1.7%。
 石油製品も最高値をトライした後、NY時間にかけて下落した。RBOBは340?の節目を上回り上昇していたが、ドル上昇を受けた原油の下落を切っ掛けとして下落し、昨日の上げ分をほぼ吐き出す形で水準を切り下げた。但し10日移動平均線のサポートラインを割り込むまでの下落とはなっておらず、あくまで一旦下値を固める動き、との印象。イールドカーブ原油と同様、期先の下げ幅が大きい。直近限月の騰落率は▲2.0%。ヒーティングオイルは上昇した。そもそもディーゼルオイル需要が高まる中、在庫水準も低いことから取引序盤から上値余地を探る動きとなっていたが、引けにかけてはドル高の進行を受けて原油が下落したことから上げ幅を削った。イールドカーブは期近の上げ幅が大きい。直近限月の騰落率+1.1%。ガスオイルも上昇。イールドカーブは期近の上げ幅が大きい。騰落率は+1.5%。

(ひとりごと)
飛行機に乗るとき
個人的には通路側が好きである。
だって、トイレに行くときにいつでもいけるし。
逆に窓側に座っていると非常に気を使う
トイレに行こうと思ったときに隣の人が寝ていたら、その人を起こすか
気づかれないようにまたいでいかなければならないからだ。

この前、飛行機に乗ったとき。
私は好きな通路側であった。一席あいて窓側におじさん。
中肉中背で、若干足が短い。
年齢的にはそろそろトイレに頻繁に行きそうな感じのおじさんであったので

「これは起こされるな」

と思いながら就寝。
と、寝ているとやはり体に誰か触れてくるので目が覚めた。

「...!!」

目を開けると私の膝の上におじさんがまたがって、こっちをみている。
ひょっとしてそっち系の人!!
人目もはばからず、なんと大胆な...!!
と思っていたら
「すみません。失敗しちゃいました」
どうも、私を起こさないように私をまたいでトイレに行こうとしたところ
足が短いせいか跨ぎに失敗
私の膝の上で力尽きたのだ。
でもやっぱり、目が覚めて自分の上におじさんが跨っていたら
いやです、よね。