カバ

(経済関連ニュース)
・Q108マレーシアGDP 前年比+7.1%(前期 +7.3%)、市場予想+6.5%。個人消費・パーム油の輸出好調。
・5月米消費者信頼感指数 57.2(前月改定62.8(速報比+0.5))、市場予想60.0。92年10月以来の低水準。
・4月米新築住宅販売 前月比+3.3%の52.6万戸(前月改定50.9万戸(速報比▲2.3万戸))、市場予想52.0万戸。新築住宅中間価格24.61万?
 住宅在庫は45.6万戸(前月46.7万戸)、在庫比率は10.6ヶ月(前月11.1ヶ月)。
・米MBA住宅ローン申請指数 前週比▲4.6%の593.3、購入指数 前週比+0.1%の352.7、借換指数 前週比▲8.9%の2,013.5。
・5月独消費者物価指数 前年比+3.0%(前月+2.6%)、市場予想+2.9%。
・4月米製造業耐久財受注 前月比▲0.5%(前月改定▲0.3%)、市場予想▲1.5%。除く輸送機器 +2.5%、市場予想▲0.5%。

・ドルは対ユーロで上昇。米製造業耐久財受注が予想を大きく上回る内容であったことから買戻しが優勢となった。対円でも上昇。

日本株は大幅に下落。輸出関連株、資源関連株が下落。米国株は上昇。耐久財受注が好感された。

穀物市場サマリー)
・大豆価格は反発。アルゼンチン農家がストライキを再開したことが好感された。但しここ数日、30日移動平均線を下値としてレンジワークが継続しており大きな相場変動とはなっていない。

・トウモロコシ価格は下落。USDAが家畜業者に対して自然保護計画地区の一部を放牧用の干草生産地として24百万エーカーを開放する、と発表したことから飼料用穀物の需給緩和観測が広がった。とはいっても50日移動平均線を下値として比較的堅調な推移が続いており、今後の発芽状況に引き続き振らされる展開が続こう。

・小麦価格は変わらず。特段新規材料がない中、10日移動平均線レジスタンスラインとして小じっかりの展開。穀物の中で小麦はやはりトレンドがベアな状態が継続。

非鉄金属関連ニュース)
・金はドル高の進行を受けて50にch移動平均線を頭に軟調に推移。原油安の影響もあって一時900ドルの節目を大きく下回ったが、原油がNY時間に入ってから再び上昇に転じたことが好感され、下げ幅を削った。
 著しい金価格の上昇が宝飾品需要を落ち込ませたようだ。WGCの発表によればQ108の宝飾需要は前年比▲21.5%の454.4Mtに、世界最大の金消費国であるインドの需要は前年比▲50%の102.1Mtに落ち込んでいる。このことは価格上昇が需要を減少させることの証左であり、著しい価格上昇に伴う需要減少の可能性は視野に入れておくべきであろう。このことは宝飾品に用いられるプラチナ等の貴金属でも同様である。しかしながら一次回帰の結果を受けると現在のドル/ユーロの水準でも970?程度までの上昇余地がある。金価格はドル・ユーロの動向である程度説明が可能であるが、今のところ一次回帰分析の結果と比較すると引き続き割安なレベルにあるため、テクニカルな買いが入り易い(金価格=1,314.2×ドル・ユーロ-1,106)。弊社は引き続きドルが中期的な視点で軟調な推移が続くと見ており金価格はドル・ユーロが1.64程度まで低下した場合には1,000?までの上昇があってもおかしくないと考えている。
 銀価格も軟調。但し一昨日の大幅下落もあって下げ幅は金よりは限定されたようだ。

・プラチナ価格は大幅続落。ドル高の進行や金・原油価格の下落が嫌気され、50日移動平均線のサポートラインをトライする展開となったが、原油がNY時間に入って切り返したことから引けに掛けては下げ幅を削る展開となった。
 中期的な見通しについてプラチナは、為替・ファンダメンタルズの両要因で堅調な推移になると考えている。2008年の需給は711キロオンスの、2009年に関しても458キロオンスの供給不足になると考えられ、年内については米金利低下を背景としてドル安傾向が持続すると見られるためである。価格上昇に対するリスクシナリオは、プラチナ価格が上昇し、代替品としてパラジウムが代用品として利用されるリスクであろう。今のところディーゼル車向けに用いられているパラジウムは全体の10%程度であり、これは将来的には25%程度まで上昇すると考えている。
 パラジウムも同様にドルの強いモメンタムを受けて軟調な推移となった。

(エネルギー関連ニュース)
・米在庫統計市場予想 原油±0.0MB、ガソリン±0.0MB、ディスティレート+1.0MB、稼働率+0.5%
インドネシア、年内にOPECから脱退の意向を表明。
・ナイジェリア武装勢力 ヤラドゥア大統領就任1年を機に29日に連続爆破計画を実行予定と表明。
・IEAラムゼー事務次長「石油市場は供給不足に陥っており、その状態がしばらく続く。新興国補助金撤廃の動きで需要が減少する可能性が高い」

(商品市況概況)
「本当に原油の価格は高いのか」
 昨日の原油価格は上昇、非鉄金属価格は過度なインフレの進行を嫌気して総じて軟調な推移となった。ここまで相場上昇を牽引してきた新興国補助金撤廃の動きが「出始める可能性」がエネルギー価格を軟調にさせたが、同時に「下がったら買おう」とするヘビーユーザーの買いが相場を結果的に支えることとなった。足許の価格高止まりは企業のバランスシートの構造変化による可能性が高いことは以前のこのコラムで説明したとおりであるが、そもそも原油の価格は本当に高いのだろうか?
 考えてみたのだがやはりまだ高いように思えない。ただ価格の上昇スピードが速すぎるだけなのだと思う。というのも、原油の現在の埋蔵量は富士山一杯分、といわれている。国内のガソリン価格も税金を抜けば、リッター120円程度で天然水と対して変わらない。天然水は人間が飲んでも最終的には雨となり、またリサイクルされるのだが、石油はそうは行かない。燃やしたらおしまいである。そう考えると昔リッター100円以下で売られていたことの方が奇跡であるといっても言い過ぎではないだろう。個人的には原油やガソリンの価格が上昇するのはとても嫌であるし、もうすぐ200?に行きますよと市場参加者をあおるようなことは好きではないが、冷静にガソリン価格の価値を考えるとまだ安いように見えてしまうのは気のせいではないと思う。

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は下落した。取引序盤から素材価格の高騰を受けた株安の進行を背景として軟調な推移となり、100日移動平均線のサポートを試す動きとなったが、夜間に発表された米耐久財受注が好調な内容であったことから株価も上昇、銅か書くも引けに掛けては上昇している。但しドル高の進行もあって戻りは限定された。LME在庫は+1,400Mt増加、(FSCは2.4日)、(キャンセルワラント率は12.7%)。売買高は8,518枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期近を中心に低下している。C-3(Cash vs 3M Fwd)は127?バックとバック幅を縮小した。
 昨日の亜鉛価格は下落した。銅と同じく取引序盤から軟調な推移となり、LME在庫の大幅な増加もあって下値探りの動きとなったが、NY時間に発表された経済統計の好調を受けた株高等で下げ幅を削った。地震の影響で供給に障害が出ているものの、再び亜鉛相場はベア転してしまったようだ。LME在庫は+7,000Mt増加、FSCは4.1日(キャンセルワラント率は5.0%)。売買高は3,978枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下している。C-3は127?バックとバック幅を拡大した。
 昨日の鉛価格は下落した。材料は他の非鉄金属と同じで、過度なインフレの加速と株式市場の不安定さが増していることである。但し夜間に発表された米耐久財受注が好調な内容であったことから株が反転、その影響もあって2,000?の節目をレンジ中心として小じっかりであった。LME在庫は▲25Mt減少、(FSCは2.7日、キャンセルワラント率は2.4%ここ数週間でキャンセルワラント率は上昇している。)。売買高は1,788枚。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン低下している。C-3は19?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日のアルミ価格は下落した。取引序盤からエネルギー価格が急落したことを受けて一気に一目均衡表の雲の下限をトライする動きとなった。LME在庫の増加が続いていることも圧迫材料となったようだ。しかしながら夜間に発表された米耐久財受注が好調であったことや株価の上昇を受けて引けに掛けては急速に下げ幅を削る展開となった。LME在庫は+1,225Mt増加、(FSCは9.3日)。(キャンセルワラント率は4.4%)。売買高は13,056枚。イールドカーブは全ゾーン略パラレルに低下しているが、期先の下げ幅が大きいようだ。C-3は43?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日のニッケル価格は下落した。取引序盤から前日比マイナスで寄り付き、終始さえない展開であった。米耐久財受注が好調であったものの?けるに関しては無反応であり、下値を探る動きが継続している。LME在庫は▲54Mt減少、(FSCは11.3日)、キャンセルワラント率は2.6%。売買高は1,575枚。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン低下している。C-3は145?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日の錫価格は下落した。取引序盤から全ての非鉄金属軟調な推移となったことから錫も連れ安となり、30日移動平均線をトライする動きとなった(今のところ30〜10日移動平均線のレンジワークなので)。結局この水準まで下落して引けている。LME在庫は+10Mt増加、(FSCは0.0日)、キャンセルワラント率は2.82%。売買高は353枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下。C-3は10?バックと前日と変わらず。

(エネルギー)
 昨日の原油価格は下落後上昇。価格高騰に伴う新興国補助金撤廃の動きやドル高の進行で売られていたが、ナイジェリアの武装勢力の攻撃声明や、価格が下落した局面を待っていた消費者の安値拾いの買いの動きであっさりと値を戻し前日比プラスで引けている。米耐久財受注を受けてドルが強含んだものの昨晩は殆ど材料視されず、原油の買い意欲が旺盛であることが確認された格好。イールドカーブWTIは当初の予想通り、「期先上昇→期近も上昇→期先の行き過ぎが修正される形で下落→バックワーデーションに」の流れでカーブが修正された(Brentも概ね同じであるが結構めちゃくちゃなカーブ形状になっている)。直近限月の騰落率はWTIが+1.6%、Brentが+2.0%。
 石油製品も上昇。RBOBは取引序晩は原油軟調を受けて下落していたものの、NY時間に入ってからの安値拾いの買いに支えられて急進、先週の高値をあっさりと上抜けしてしまった。イールドカーブは期近が上昇している。直近限月の騰落率は+1.8%。ヒーティングオイルも上昇。取引序盤は原油やRBOB同様、軟調に推移し10日移動平均線のサポートを割り込んでいたが、原油が反発したことを受けて連れ高となり前日比プラスで引けた。イールドカーブは略パラレルに上昇している。直近限月の騰落率は+0.7%。ガスオイルは下落。イールドカーブは略パラレルに低下している。騰落率は▲1.1%。


(ひとりごと)
久しぶりに起きている我が子を見た。
朝は寝ているし、夜も寝ているし。

子供の成長は早いもので、「ター」ぐらいしかしゃべれなかったのにいろいろな言葉をしゃべるようになっている。
比較的しゃべりだすのが早いらしく、2ヶ月ほど前から「ぞうさん」をしゃべれるようになった。
しかし、どうも自分が気に入ったフレーズを使いたがる、というエド山口みたいな傾向があり
最近の彼のはやりはどうも「カバ」のようである。

昔はちゃんとゾウのことは「ぞうさん」と読んでいたのだが
最近はどんな動物を見せても「カバ」と呼ぶのだ。
あと、なぜか知らないけど「マンボウ

将来が心配だ。
同じネタしか持たない、痛い芸人になったりしないだろうな...