大人のマナー

(経済関連ニュース)
・6月独ZEW景況感指数 ▲52.4(前月▲41.4)、市場予想▲42.5。
・5月英HICP 前年比+3.3%(市場予想+3.2%)。
・Q108米経常収支赤字 1,764億?(前月改定1,672億?(速報比▲57億?)、市場予想1,725億?。
・5月米鉱工業生産 前月比▲0.2%(前月改定▲0.7%)、市場予想+0.1%。設備稼働率 79.4%(前月改定79.6%)。カトリーナ以来の低い水準。
・5月米生産者物価指数 前月比+1.4%(前月改定+0.2%)、市場予想+1.0%。コア指数 前月比+0.2%(前月改定+0.4%)、市場予想+0.2%。
・5月米住宅着工件数 前月比▲3.3%の97.5万戸(前月改定100.8万戸(速報比▲2.4万戸))、市場予想98万戸。
・5月米住宅着工許可件数 ▲1.3%の96.9万戸(市場予想96万戸)。

・ドルは対ユーロで続落。米住宅指標や鉱工業生産の悪化を受けて米国が利上げに動けないだろうとの見方からドルが売られた。対円でもドルは下落している。

日本株は続伸。米国の金融懸念が若干後退したとの見方や円安の進行を受けて幅広く買われ、上昇。アジア株も上昇。金属相場が堅調に推移していることから鉱山関連株等が上昇した。米国株は下落。注目のゴールドマンの決算が予想よりも悪くなかったものの、同時に同社が金融機関はあと650億?近い追加増資が必要だとの見方を示したことや、経済指標の悪化を受けて大幅な下落となった。
穀物市場サマリー)
・大豆価格は上昇。取引序盤は前日の流れを引きついで軟調に推移したが、そもそも米中西部の洪水の影響でトウモロコシの作付が大きな影響を受けており、トウモロコシのみならず大豆にも影響が出てくると見られること、アルゼンチン農家のスト懸念が払拭されていないことから買いが入った。また、米ドルが弱含んだことも支援材料となったようだ。

・トウモロコシ価格は上昇。前日の流れを受けて軟調に推移する局面も見られたが、米中西部の洪水の影響でトウモロコシ生産が一部壊滅的な打撃を受ける可能性が高まる中、史上最高値をトライする動きとなった。ドル安の進行も一定の支援材料となったようだ。当面、堅調な推移が続く可能性が高い。

・小麦価格は上昇。トウモロコシ・大豆価格の上昇とドル安、加えて世界第三位の輸出国である豪州の干ばつの懸念が収穫を減らすとの見方から買い戻しが入り上昇した。


非鉄金属関連ニュース)
・金は上昇。弱い米経済指標を受けた先々の米利上げ観測が後退したことからドルが弱含み、代替通貨である金が選好され上昇した。但し30日移動平均線が上値として意識されたようで上げ幅は限定されている。
 著しい金価格の上昇が宝飾品需要を落ち込ませたようだ。WGCの発表によればQ108の宝飾需要は前年比▲21.5%の454.4Mtに、世界最大の金消費国であるインドの需要は前年比▲50%の102.1Mtに落ち込んでいる。このことは価格上昇が需要を減少させることの証左であり、著しい価格上昇に伴う需要減少の可能性は視野に入れておくべきであろう。このことは宝飾品に用いられるプラチナ等の貴金属でも同様である。足許、著しいドル安の進行に対し、米政府も警戒感を強めている。このことはドルが個々しばらく続いたベアなトレンドから転換する可能性があることを示唆している。しかしながら、米国の実質金利はマイナスの状態に突入していること、構造的なバランスがドルにとってはマイナスに働き易いことからこのドル高→金安のシナリオは長期間続かないと考えている。尚、今のところ一次回帰分析の結果では現在のドル価格は比較すると引き続き割安なレベルにあるため、テクニカルな買いは入り易い(金価格=1,265.5×ドル・ユーロ-1,038)。
 銀価格は下落。週末トライした17.5?を試した後上抜けできなかったことから一気に水準を切り下げたが、NY時間に入ってからドル安が更に進行したことから買い戻しが入り下げ幅を削る展開となった。

・プラチナ価格は続伸。南ア労働者のスト懸念やドル安の進行が材料となり続伸となった。これで一目均衡表の雲を時間がかかったが上抜けすることとなった。
 中期的な見通しについてプラチナは、為替・ファンダメンタルズの両要因で堅調な推移になると考えている。2008年の需給は711キロオンスの、2009年に関しても458キロオンスの供給不足になると考えられ、年内については米金利低下を背景としてドル安傾向が持続すると見られるためである。価格上昇に対するリスクシナリオは、プラチナ価格が上昇し、代替品としてパラジウムが代用品として利用されるリスクであろう。今のところディーゼル車向けに用いられているパラジウムは全体の10%程度であり、これは将来的には25%程度まで上昇すると考えている。
 パラジウム価格は前日比マイナスで寄り付いた後上昇し、結果的に前日比マイナスで引けた。ロシアの戦略備蓄枯渇懸念とドル安の進行で基本、堅調な推移となっている。但しここ数日間で安値から値を飛ばしすぎたこともあって一旦利食いに押された格好。

・Southern Copper Corpのペルー労働者(Ilo精錬所、Toquepala鉱山、、Cuajone鉱山)は今月ストを実施の見込み。
・南ア鉱山労働者が来月にストライキを計画。

(エネルギー関連ニュース)
・米在庫統計市場予想 原油▲1.5MB、ガソリン+1.0MB、ディスティレート+1.5MB、稼働率+0.5%
・火災の北海のStatoiHyfro Osberg Oil and Gas田は今週中に再開予定。
・イラン アフマディネジャド大統領「市場には原油は十分供給されており、原油相場が過去最高値を更新しているのは経済大国の責任によるものだ」
「市場は原油であふれており、原油価格の上昇や偽りの作られた状況であり、経済超大国の隠れた手がごまかしたやり方で原油市場をコントロールしている」
・イラン ハティビ理事「サウジアラビアの単独増産は、不正行為である」
・ブラジル ペトロブラス 年内に日本でバイオ燃料を販売。

(商品市況概況)
「ドルに振らされる展開。でも景気も悪化?」
 昨日のコモディティ市場は再び通貨動向に振らされる展開であった。原油価格はドル安のトレンド継続で上昇する局面が見られたが、米経済統計の悪化を背景とする需要減少観測が意識され始めていることから引けに掛けて水準を切り下げる不冴えな展開(とはいっても大幅な下落にはなっておらず)、非鉄金属も前日の流れを受けて上昇した後、原油の下落を受けて下落、その後のドル安で回復という行って来いの展開。貴金属はドル安の進行を受けて基本堅調な推移が続き、穀物も米生産地の悪天候の影響でしっかりとなっている。
 ここ数日間のドルの動きは「高官の発言で簡単にブル/ベア転換しており」短期的には売買材料になるのだが、総じて通貨に影響を与えているのが「いつ利上げをするのか」である。コストプッシュインフレ下での金利引き上げは景気の減速要因となりえるため、将来的には商品価格にとってはマイナスな材料となる。この商品価格高騰の状態は最終的には需要の減少によって終焉を迎えるであろうと予想しているが、少なくともハリケーンシーズンが終了する秋口、かつ米大統領選挙が終わる年末までこうした不透明な状態が続くことになろうか。

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は下落した。取引序盤はアジア株が堅調であったこともあって前日の流れを引き継ぎ、100日移動平均線レジスタンスをトライする動きとなったが、この水準を上抜けできなかったことやLME在庫の増加、原油価格の下落といったマイナス材料を受けて下落したが、その後ドル安が米経済統計を受けて更に進行したことから流動性の比較的高い銅やアルミは再び物色され、下げ幅を削る展開となった。今のところ、100日と200日移動平均線の間でのレンジワークが継続しているが、本日もこのレンジでのもみ合いとなろう。ペルーのスト懸念は一定の価格押し上げ材料となりえる。しかしながら基本、株が調整色を強めていることから相関性の高い非鉄金属はベアトレンドであることは認識しておきたい。LME在庫は+1,500Mt増加、(FSCは2.4日)、(キャンセルワラント率は7.3%)。売買高は7,132枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期近が小幅下落そのほかのゾーンは略変わっていない。C-3(Cash vs 3M Fwd)は160?バックとバック幅を縮小した。
 昨日の亜鉛価格は下落した。取引序盤はアジア株の上昇もあって上昇余地を試す動きとなったが、銅が下落したこと等を切っ掛けとして下落、その後米経済統計の悪化を受けたドル安の更なる進行で買い戻しが優勢となり下げ幅を削るうごきとなったが結局前日比マイナスとなった。総じて亜鉛の地合いは軟調であるが、同時に現在の亜鉛生産コストの下限と見られる1,800?が目前に迫っていることもあって下げ渋っているとの印象である。LME在庫は▲175Mt減少、FSCは4.3日(キャンセルワラント率は3.9%)。売買高は2,823枚。イールドカーブは期先の下げ幅が大きく、ベアフラットニング。C-3は377?バックとバック幅を拡大した。
 昨日の鉛価格は上昇した。取引序盤は小幅上昇する局面も見られたが、LME在庫の大幅な増加(シンガポール、ドバイ)を受けて反落、その後ドル安の進行を受けて買いが入り、10日移動平均線をトライする動きとなった。一昨日一旦1,800?近辺で価格が支えられ上昇していることから、買い易しとみた消費者の買いが入ったものと見られる。とはいえアップサイドは結果的に10日移動平均線レジスタンスとして意識されており、この水準を上抜けするには一材料必要か。下落サイドは1,800?が意識されているが、ここを下回った場合には目立ったチャートポイントがなく、強いて上げるなら2007年3月9日の安値1,771?が挙げられよう。LME在庫は+11,550Mt増加、(FSCは4.0日、キャンセルワラント率は3.7%ここ数週間でキャンセルワラント率は上昇している。)。売買高は2,784枚。イールドカーブは期先を中心に上昇している。C-3は19?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日のアルミ価格は大幅に上昇した。寄り付きから50日移動平均線水準で寄り付き、その後株高等を背景に上昇することとなったが、その後原油の下落等で水準を切り下げたが、その局面でも50日移動平均線を割り込むことがなかったことから米経済統計の悪化を受けたドル安の進行で大幅な上昇となった。この4月から形成していた三角持合を上抜けしてしまったことからチャート的に上昇圧力がかかり易い環境になっていたといえる。昨晩の上昇はややテクニカルなものであると考えている。LME在庫は+625Mt増加、(FSCは9.3日)。(キャンセルワラント率は4.4%)。売買高は15,010枚。イールドカーブの形状は期近を中心に上昇し、ブルフラットニング。C-3は46?コンタンゴと前日と変わらず。
 昨日のニッケル価格は上昇した。とはいっても略予想通りのレンジワークであり、取引序盤上昇したもののその後の原油価格の下落といったマイナス材料を受けて下落、またその後のドル安の進行で買い戻しが優勢となり結果的に前日比プラスで引けた。今のところ10日移動平均線〜30日移動平均線の狭いレンジを形成している。足許、BHPの豪鉱山の停止報道を受けて今年度の需給逼迫の可能性が出てきていることや、Pig Ironとの比較感で意識される22,000?を割り込めなかったことが相場の転換点になり、堅調な推移が続いている。LME在庫は+42Mt増加、(FSCは10.9日)、キャンセルワラント率は2.0%。売買高は976枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇。C-3は45?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日の錫価格は上昇した。他の非鉄金属と同じであるが、アジア株の上昇やドル安の進行を受けて上昇後、原油価格の下落を切っ掛けに下落、ドル安の進行で買い戻しが優勢となり前日比プラスで引けた。現状、100日移動平均線〜50日移動平均線の新しいレンジでのレンジワークが継続しているが、そもそも生産国の生産動向が不安定な中LME在庫の減少傾向に歯止めが掛からず、地合いは堅調である。LME在庫は▲140Mt減少、(FSCは0.0日)、キャンセルワラント率は5.21%。売買高は155枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇。C-3は5?バックとバック幅を拡大した。

(エネルギー)
 昨日の原油価格は上昇後、下落した。ドル安の進行を受けた買いが優勢となったものの、北海の生産が再開される見通しとなったことやサウジの増産観測で一旦下落したが、その後ドルが米経済指標の悪化を受けて弱含んだことから反転上昇、しかしながら価格の高騰が景気に悪影響を与えるとの見方が特に米CPIを確認した後に強まり、価格高騰を背景とする需要の減少観測が徐々に台頭しつつあることから引けに掛けて水準を切り下げる動きとなった。しかしながら辛うじて10日移動平均線は維持して引けている。引き続き「価格の高騰に伴う在庫圧縮の動きが有事のバッファを少なくさせ、マーケットプライスで買わざるを得ない状況、あるいは価格が上昇したときにビビッドに企業が反応しやすい環境」にあることからアップサイドのニュースには敏感であるが、同時に景気の悪化観測も織り込まれつつあるようである。イールドカーブは期先を中心に下落。Brentも同様に期先を中心に下落し、フラット化の動きが進行。直近限月の騰落率はWTIが▲0.4%、Brentが+0.7%。
 石油製品も下落。RBOBは比較的小幅な値動きで行って来いの展開。略原油の動きにつれる形となった。辛うじて10日移動平均線のサポートラインを維持している。イールドカーブは期近が下落。直近限月の騰落率は▲0.6%。ヒーティングオイルも下落。原油相場の下落を受けて水準を切り下げ、その後の価格上昇を受けて連れ高となる展開には変わらなかったが、世界的なディーゼルオイル需要の高まりもあって下げ幅は限定された。イールドカーブは期近が小幅低下、期先が小幅上昇している。直近限月の騰落率は▲0.1%。ICEガスオイルは下落。こちらも下落後、原油の戻りを受けて上昇しその後横ばい推移という感じであった。場中に30日移動平均線をトライし、結果的に10日移動平均線でサポートされて引けている。イールドカーブの形状はパラレルに低下。直近限月の騰落率は▲2.2%。

(ひとりごと)
最近微妙に悩むことがある。

皆さん、会社の人と車に乗るときどうしてます?

もし3人で乗る場合には、一番遠慮深い人が助手席に座る。
これは当たり前なので議論にならない。

が、である。

社会人になったときのビジネスマナーでやったように、一番偉い、あるいは気を遣われている人が
運転席の後ろに座る。
なので、席次で言えば、運転席の後ろ>乗り口の席>助手席
なのだが、これがタクシーだったりするとこの状況って難しくなる。
ほら、最近気を遣って助手席をすごく前に出して、入り口の席が広くなっている場合があるじゃないですか
その場合、明らかに入り口近くの席に座っているほうがラクに座れることになるわけである。

が、しかし、もし目上の人と出かけていて、タクシーのドアが開き
「あ、入り口の席の方が広い」
と思った瞬間に、「先に乗った方がいいのかな」
と考えるわけですが「先に乗りますね」といって乗っちゃったら「おいお前、俺より偉いと思ってンのかッ!!」って思われるかも知れないし
先にどうぞ、って言ったら「おいお前、お前の方が広いほうに座るのかッ!!」って思われるかも知れないし

って、悩んでいる間に結構ストレスを感じるんですよね・・・
皆、どうしているのだろうか。

しょこたんの大人のマナー口座で「実態に則したベース」で採り上げてもらえないものだろうか。