僕たちの失敗

(経済関連ニュース)
・Q108ユーロ圏GDP確定 前期比+0.7%(改定値比▲0.1%)。
・米MBA住宅ローン申請指数 前週比+7.5%の513.4、購入指数+6.7%の365.8、借換指数+8.7%の1,379.3。
・Q208シンガポールGDP速報 前年比+1.9%(前期改定+6.9%)、市場予想+3.2%。
・6月日本企業物価指数 前年比+5.6%(前月確報4.8%)、市場予想+5.3%。
洞爺湖サミット閉幕。原油や通貨、経済に関しては余り踏み込んだ議論ができず。

・ドルは下落。米ファニーメイフレディマックの損失が拡大するとの観測を背景に、大幅な下げとなった。基本、米景気の減速感が強まる中ちょっとしたニュースでドルは売られ易い地合いが続いているようだ。対円でも下落している。

日本株は小幅反発。前日の米国株大幅上昇を好感して買い戻しが入った。アジア株は堅調、上海A株、インドSensexとも大幅な上昇となった。米国株はダウは大幅下落。ファニーメイフレディマックの信用悪化から借り入れコストが上昇し、再び金融不安が高まった。金融株は軒並み大幅な下落となっている。
穀物市場サマリー)
・大豆価格は小幅反発。新規材料乏しい中、ドル安の進行や原油が堅調に推移していることが買い戻しを誘ったようだ。イールドカーブは全ゾーン略パラレルに上昇している。形状的にはバックを維持。

・トウモロコシ価格は続落。米中西部での気候好転といったマイナス材料もあって水準を切り下げ、30日移動平均線を下回ってしまった。中期的に調整局面入りした可能性が出てきた。イールドカーブは期近ゾーンがパラレルに低下している。

・小麦価格は反落。新規材料がない中、小幅なレンジワークに留まった。足元50日移動平均線でサポートされているが、この水準を下回るか否かがポイントになろうか。イールドカーブの形状は全ゾーンパラレルに低下、コンタンゴは維持。

非鉄金属関連ニュース)
・金は上昇。イランのミサイル発射やドルが再び売られていることなどから質への逃避から買われたようだ。
 足許の大幅なドル安の進行と、株価の軟調な推移を受けて質への逃避の観点から金価格は大幅な上昇となった。しかしながらECBの利上げ実施と、先々の利上げに関して前向きなコメントがトリシェ総裁から出なかったこともあって、週末に掛けて弱含む展開となっている。ECBの利上げ打ち止め観測もあってしばらくは現状レベルでの推移が続くこととなろう。今のところ一次回帰分析の結果では現在のドル価格は比較すると引き続き割安なレベルにあり、テクニカルな買いは入り易い(金価格=1,222.4×ドル・ユーロ-976.38)。これはもしユーロが1.6?まで下落して場合には980ドル程度までの上昇があってもおかしくないことを意味している(尚、現状の為替レートを用いるならば945?程度であり、上げ余地はそれほど大きくはない)。また同時に著しい金価格の上昇が宝飾品需要を落ち込ませている。WGCの発表によればQ108の宝飾需要は前年比▲21.5%の454.4Mtに、世界最大の金消費国であるインドの需要は前年比▲50%の102.1Mtに落ち込んでいる。このことは価格上昇が需要を減少させることの証左であり、著しい価格上昇に伴う需要減少の可能性は視野に入れておくべきである。
 NY銀も上昇。ドル安・金高を受けて上昇している、以前強力なレジスタンスであった17.5?線がサポートとして意識されており、この水準を下値として比較的堅調な推移となっている。

・NYプラチナ価格は反発。ドル安の進行やこの1週間の調整が大きかったことから買い戻しが優勢となった。しかしながら原油価格の上昇が自動車離れを引き起こし、触媒需要が後退するとの見方と原油の下落など、需給面に加え周辺材料も下落を示唆するものが目立つようになってきたことから上値は重い。
 中期的な見通しについてプラチナは、為替・ファンダメンタルズの両要因で堅調な推移になると考えている。2008年の需給は711キロオンスの、2009年に関しても458キロオンスの供給不足になると考えられ、年内については米金利低下を背景としてドル安傾向が持続すると見られるためである。価格上昇に対するリスクシナリオは、プラチナ価格が上昇し代替品としてパラジウムが代用品として利用されるリスクであろう。今のところディーゼル車向けに用いられているパラジウムは全体の10%程度であり、これは将来的には25%程度まで上昇すると考えている。また地上在庫の多さがこうした不足分を補うと見られることから、結局のところ生産不足分は相殺されニュートラルになる可能性があることも相場の下押し材料となりえよう。もう一つの材料はそもそもの需要減少リスクである。エネルギー価格の高騰が自動車離れを引き起こし始めており、触媒需要の落ち込みの可能性は否定できない。しかしながらやはり南アの生産状態が電力価格の上昇やその他のコストの上昇等で不安定であることから当面、高い水準で堅調な推移が続くことになると考えている。目先1,950?線を下回るかどうかがポイントとなるが、その水準を下回った場合には5月2日の安値である1,835?が意識されようか。
 NYパラジウム価格も反発。
 今後パラジウムの価格は上昇すると考えている。プラチナ価格の高騰に伴う代用品需要の高まりが期待されるためだ。プラチナのところでもコメントしているように、プラチナ触媒がパラジウム触媒に置き換わることによる需要増加や、宝飾品にパラジウムが用いられる可能性がある。しかしながら非常に多い地上在庫(弊社見積もりではチューリッヒに8百万オンス、ロシアに10百万オンスの地上在庫があると見ている)が、価格の上限を押さえることとなろう。
・鉛は1987年以降の最大の上げ。
・Columbia Falls Alumina co、124名の労働者を解雇。7月21日に予定していた操業を延期。電力価格の高騰で。

(エネルギー関連ニュース)
・米在庫統計 原油▲5.8MB(市場予想▲2.1MB)、ガソリン+0.9MB(+0.7MB)、ディスティレート+1.8MB(+1.6MB)、稼働率±0.0%(±0.0%)。
・イラン、米・イスラエル等の圧力に対抗するためにミサイル試射を実施。

(商品市況概況)
「景気後退懸念が相場を下押し?」
 昨日のコモディティ市場はまちまち。ドル安、原油安、といった他商品の売り材料が目立つようになる中、方向性なくもみ合い推移しているとの印象である。ただここに来て感じるのが「素材価格の高騰が景気を悪化させ、需要を減少させるのでは」との見方をする市場参加者が増えてきていることである。この数年の価格上昇はいわゆる「デマンドショック」であり、著しい需要の増加に供給が追いつかないために発生したものであるが、ここに来て景気悪化で需要の伸びが鈍化する可能性が高まってきており、それが相場の下押し材料になりえる、ということである。しかしながら需要がいくら鈍化するとはいっても供給が急に増加するわけではないため、イラン問題や夏場のハリケーンシーズンを控えていることからエネルギー価格は引き続きアップサイドのセンシティビティが高い状態である。

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は上昇した。取引序盤からじりじりと水準を切り下げ、欧州時間のLME在庫大幅増加もあって更に下落したが、原油価格が米在庫統計発表後に切り返したことやドル安が大幅に進行したことから買い戻しが優勢となり30日移動平均線を回復して引けた。LME在庫は+2,150Mt増加、(FSCは2.4日)、(キャンセルワラント率は4.9%)。売買高は9,965枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期近が上昇、期先が低下しツイストする形でスティープニングしている。C-3(Cash vs 3M Fwd)は166?バックとバック幅を拡大した。
 昨日の亜鉛価格は上昇した。取引序盤からコストベースである1,800?をトライする動きとなったが、この水準を上抜けしたところから上げが加速、一気に10日移動平均線レジスタンスラインを試す動きとなった(結局上抜けはできず)。繰り返しになるが1,800?のコストレベルを下回る水準での生産調整観測から買い戻しが入りやすく7月4日の安値1,750?が強く意識されている状況。本日は10日移動平均線を回復できるか否かが大きなポイントとなろう。LME在庫は+25Mt増加、FSCは4.5日(キャンセルワラント率は3.9%)。売買高は4,336枚。イールドカーブは期近の上げ幅が大きくブルフラットニング。C-3は9?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日の鉛価格は急上昇した。LME在庫が増加を続けていたがここ数日キャンセルワラント率が大幅に上昇しており、「中国に鉛が再び流入する」との見方から上昇した。1,500?が当面の下値として意識される中堅調な推移となっていたが、4月頃より下回り続けていた10日移動平均線を上抜けしたと頃から上げが加速、30日移動平均線を試す動きとなった。ドル安の進行も一定の支援材料となったようだ。LME在庫は+1,375Mt増加、(FSCは4.3日、キャンセルワラント率は8.3%ここ数週間でキャンセルワラント率は上昇している。)。売買高は3,080枚。イールドカーブは期近が上昇しブルフラットニングしている。C-3は3?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日のアルミ価格は上昇した。一部大手生産者の売りヘッジ外しの発表(3日前)後、乱高下したが、昨日は原油価格の下落もあって取引序盤から軟調な推移。3,100?線をトライする動きとなったがドル安の進行や原油価格がイランのミサイル発射報道等で底堅く推移したことから、アルミも買い戻しが優勢となり10日移動平均線を回復して引けている。エネルギー価格は依然として高止まっており先々の生産削減の可能性は残存している。LME在庫は+500Mt増加、(FSCは9.5日)。(キャンセルワラント率は2.4%)。売買高は15,475枚。イールドカーブは期近の上げ幅が大きく、ブルフラットニングしている。C-3は50?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日のニッケル価格は大幅に上昇した。LME在庫の減少傾向やキャンセルワラント率の上昇といったファンダメンタルズ材料に支えられ、小じっかりであったが、NY時間のドル安の進行やアルミの上昇といった支援材料を受けて10日移動平均線を回復して引けた。LME在庫は▲138Mt減少、(FSCは10.9日)、キャンセルワラント率は6.1%。売買高は927枚。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン上昇している。C-3は151?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日の錫価格は上昇した。取引序盤から30日移動平均線に支えられ堅調な推移となったが、50日移動平均線を上抜けするには至らず、比較的狭いレンジでの推移となった。原油価格の下落は電力価格の下落を誘発するため、特に錫やアルミといった中国の電力供給の影響を受け安い非鉄金属にとっては原油価格の下落は売り材料となり易く、足許のエネルギー価格の調整は相場の下押し材料になりえる。LME在庫は+70Mt増加、(FSCは0.0日)、キャンセルワラント率は16.08%。売買高は157枚。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン上昇している。C-3は57?バックとバック幅を拡大した。

(エネルギー)
 昨日の原油価格は略変わらず。取引序盤は小幅下落で始まり30日移動平均線のサポートを試す動きとなったのだが、このラインが堅調であることを確認するとドル安の進行もあって買い戻しが入り、その後のイランのミサイル発射報道を受けて上昇、その後は世界経済の先行き不安等に伴う需要減少観測が徐々に強まってきていることから上げ幅を削る動きとなった。昨晩の米在庫統計は大幅な原油在庫の減少が確認されたが、PADD5に在庫減少が集中していたこともあって殆ど影響を与えなかった。WTIイールドカーブは期近は変らず期先が小幅低下している。Brent価格は殆ど変らず、30日移動平均線近辺に張り付いた。イールドカーブは殆ど変らず。直近限月の騰落率はWTIは±0.0%、Brentは+0.1%。
 石油製品は上昇。RBOBは在庫統計では予想を上回る増加となったが、前2営業日間の下落幅が大きかったことや原油が底堅く推移したことから、小幅な上昇となった。イールドカーブは期近の上昇幅が大きいが全ゾーン上昇している。直近限月の騰落率は+0.5%。ヒーティングオイルも上昇。相場展開はガソリンと略同じである。イールドカーブは全体にパラレルに上昇している。直近限月の騰落率は+0.8%。ICEガスオイルも上昇。前日に50日移動平均線のサポートを確認したことから小幅上昇している。イールドカーブは期近の上げが大きいが全ゾーン上昇している。直近限月の騰落率は+1.0%。

(ひとりごと)
この前
すごく熱くなり
どうしても歌を歌いたくなって

カラオケに1人で行った。
そう。夜の12時から近所のカラオケ屋に。

私「1人でも入れますか?」
店員「えッ...ええ、喜んで」

1人で入るカラオケは短期決戦だ。
初めての試みであるが、多分短期決戦で間違いない。
そのときに気をつけなければならないのは

「あの部屋の人は1人なので、歌っている歌は全部あの人が歌っている」

と店員が容易に認識できることである。
なので、あんまり恥ずかしい歌は歌えない。
と、思っていると店員が注文を取りに来る。

「ご注文は?」

すごい腹が減っていたので、ピザぐらい食べようかと思ったが

「このおっさんは、夜中でスーツを着て1人で歌を歌いに来るばかりか、1人でミックスピザも食べるのか」

と蔑まれる可能性が高いと瞬時に感じたため、ウーロン茶のみとした(涙)
そのあと、軽いためらいの後、歌を歌い始める。
ここで何を歌ったかの詳細は遠慮させてもらおう。一応これでも気が小さいので。

で。

1時間で部屋を取ったので、1人で歌っていると後で歌う歌がなくなってくる。
外に出れば良いのだが、せっかく清水の舞台から飛び降りる気持ちで1人でカラオケに来たんだから
ぎりぎりまで歌いたい。

で。

カミさんが良く歌っている「僕たちの失敗(by 森田童子)」を歌ったら


...すごく悲しくなりました。


もう、当分1人で行くことはあるまい、と思ってレジに行くと

店員「また一人で来てくださいね!!割引券、1,000円分特別に出しときます」

...また、来るか。