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(商品市況概況)
「中国の景気回復は持続するのか」
 週末の商品価格は軒並み上昇した(安全資産として物色されていた貴金属は下落)。各国の経済対策の効果、特に中国の経済対策の効果で需給が逼迫、非鉄金属を中心に物色されることとなった。また昨年から問題視されていたシティグループのQ109決算が黒字に転換(但しトレーディングが好調であったことによるものである、持続的な経営状態の安定がもたらされたとは現時点では断定できず)したこともセンチメントを好転させる材料となった。こうした環境下、とうとう銅はイールドカーブコンタンゴからバックに転換、足許のセンチメントは好転している。足許中国政府は「市中で商品が余れば買う」姿勢を示しており、期近の製品余剰感が払拭されつつある中、期近に上げ圧力がかかりつつある状況だ。この動きは少なくとも今月一杯は続くことになると考えている。但しこの動きは「将来使う予定のものを価格が安い今、買い集めている」物であり、ある意味需要の前倒し執行であることも否めない。また、中国の公共投資は主にインフラ整備を目的とするもの(道路、水路、鉄道、電力、公共住宅等)であり、中国のGDPの30%を占める輸出関連産業(製造業や鉱業)に重点が置かれていないことは将来のリスクとして認識しておくべきであろう。
 こうしたマイナス材料を挙げ始めれば切りがないのだが、日本の失われた15年の間に「官から民」へのバトンタッチが上手く行かなかったことを、世界の指導者は痛いほど分かっており、過去の日本の二の舞は避けられると考えたい。

(経済関連ニュース)
・Q109中国GDP 前年比+6.1%(前期+6.8%)、市場予想+6.2%。10年ぶりの低い水準。
・Q109中国都市部固定資産投資 前年比+28.6%の2兆3,600億元、全国+28.8%の2兆8,100億元。
・Q109中国CPI 前年比▲1.2%、中国PPI前年比▲6%。
・3月日本工作機械受注 前年比▲85.2%(前月改定▲84.4%)。
・米週間新規失業保険申請者数 前週比▲53千人の610千人(前週改定663千人(速報比+9千人))、市場予想660千人。
・3月米住宅着工 前月比▲10.8%の51万戸(前月改定57,2万戸(速報比▲0.9万戸))、市場予想54万戸。住宅着工許可件数 ▲9%の51.3万戸(市場予想54.9万戸)。
・3月ユーロ圏CPI 前年比+0.6%(前月改定+1.2%)。コア指数 前年比+1.5%(前月改定+1.7%)。
・4月フィラデルフィア連銀景況感指数 ▲24.4(前月▲35.0)、市場予想▲32。大幅な改善。
・4月米消費者マインド指数速報 61.9(前月改定57.3)、市場予想58.5。
シティグループQ109決算 16億ドルの黒字。トレーディングが好調。
バーナンキFRB議長「今回の金融動乱は、住宅価格や家計の財産、借り手の信用履歴に対し、長期間にわたって打撃を与えることになるだろう」
・ECBトリシェ総裁「我々の中期政策の方向があいまいであれば、持続可能な繁栄まで回復するのは遅れるだろう」

・ドルは対ユーロで上昇。トリシェ総裁は講演でユーロの信認回復に努めることを約束したが、政策当局者の意見が一致していないことに対する投資家の不信感は強く、ドルが変れることとなった。円は対ドルで小幅上昇している。
日本株は上昇。為替や金融市場が安定していることから、輸出関連株が物色された。米国株は上昇。消費者マインド指数の改善や、米シティの決算好転などが材料視され、金融・消費者関連株が物色された。

穀物市場サマリー)
・大豆価格は下落した。米USDAが発表した輸出成約高が先週の略倍に拡大したことに伴い、中国向け等の輸出が増加すると見られることや、アルゼンチンの輸出減少観測を受けて大豆は大幅な上昇が続いていたが、週末はドル高の進行もあって一旦200日移動平均線のサポートを試す動きとなった。
・トウモロコシ価格は下落。週間輸出成約高の減少やドル高の進行、エネルギー需要(ガソリン)が回復してきたとは言っても横ばいで推移していることが嫌気された。イールドカーブは略パラレルに低下している。
・小麦価格も小幅下落。特段新規材料は出ていないものの、ドル高の進行や米輸出の減少を受けて下値を探る動きとなっている。500セントの心理的節目、年初来安値の488セントがサポートとして意識されている。イールドカーブはパラレルに小幅低下している。

非鉄金属関連ニュース)
・NY金は下落。ドルの上昇や株価が堅調に推移していることから安全資産としての金のニーズが後退している。また、東欧諸国がIMFに支援を求めている件に絡み、IMF保有する金を売却する可能性が高まっていることも売り材料となった。足許、金は200日移動平均線のサポートを試す動きとなっている。今後株価が堅調に推移し市場参加者のセンチメントが好転した場合、ドルユーロとの従来の関係が回復したとすると800ドル程度までの下落はあってもおかしくない。銀は大幅に下落し、100日移動平均線を割り込んでしまった。一昨日200日移動平均線を割り込んだことからセンチメントが悪化していたが、過去2回トライしている12ドルのサポートを割り込んだことから更に下げが加速してしまった。

・NYプラチナ価格は下落。株価上昇はプラチナにとってプラス材料であったものの、金価格の下落やドル高の進行が嫌気された。結果的に1,200ドルラインでサポートされて引けている。パラジウムも小幅低下。

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は上昇した。前日の中国GDPの伸びが大幅に鈍化したことに伴う下落から一転、LME在庫の大幅減少や株価の堅調推移といったプラス材料を受けて上昇することとなった。この時期、GW前に銅価格は上昇し易い傾向にあることも買い戻しを誘ったようだ。中国の現物需要が引き続き旺盛であることから徐々に下値を切り上げる展開が続いている(この動きはGWまで続く見込み)。ファンダメンタルズについては先々コンセントレートが継続的に不足する可能性が高い環境に変りはなく、各国政府の追加経済対策への期待や中国政府による市中在庫買い上げへの期待が高まっていることや相次ぐ景気対策の発表に伴い、市場参加者のセンチメントも好転しており価格は一旦底を打った可能性が高い。但し、景気が回復しているわけではないこともあって、一本調子の上昇にはならないと考える。目先は200日移動平均線(5,000ドル)が次のターゲットになろう。LME在庫は▲5,575Mt減少、(FSCは9.7日)、(キャンセルワラント率は13.7%)。売買高は8,584枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期近が大幅に上昇、期先が低下、とうとうバックに戻っている。C-3(Cash vs 3M Fwd)は12ドルバックコンタンゴからバックに転じた。
 昨日の亜鉛価格は上昇した。LME在庫の減少と銅の上昇、株価の上昇といったプラス材料を受けて前日の中国のGDPのスローダウンで価格が一旦下落していたのだがあっさり反発した。亜鉛は一時の危機的な需給緩和状態が改善したと考えられ、上値を試す動きが続くと見られる。但し価格上昇や生産者の増産を引き起こす可能性があることから、上値は重かろう。亜鉛価格は、50パーセンタイルコスト近辺まで価格が低下していたことから割安感も強く、加えて中国政府による市中余剰在庫の買い上げの動きを受けて下値が切り上がってきている状況。LME在庫は▲825Mt減少、FSCは11.7日(キャンセルワラント率は4.5%)。売買高は6,834枚。イールドカーブは期近の上げ幅が大きく、ブルフラットニングしている。C-3は27ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日の鉛価格は大幅に上昇した。中国の自動車販売が好調であることに伴うバッテリー需要の増加が材料視され、GW前の駆け込み需要もあり大幅な上昇となった。生産者の生産開始により下値を探ると考えていたが、市場全体のセンチメントの好転が買いを誘ったようだ。LME在庫は+350Mt増加、(FSCは2.7日、キャンセルワラント率は3.3%。)。売買高は1,839枚。イールドカーブは期近を中心に上昇し、とうとうバックワーデーションに戻った。C-3は14ドルバックとバック幅を拡大した。
 昨日のアルミ価格は上昇した。LME在庫は増加したものの、株の上昇やその他の非鉄金属価格の上昇を受けて引き続き100日移動平均線を固める展開となった。長らく続いた在庫調整もアジア周りでは終了したと見られ、中国中心に新規の物色の流れが出始めているようだ。今後はFOMCや米政府による金融システム対策、信用不安対策が進捗していることで相場の雰囲気が好転しており、実際発表される経済統計も「最悪期を脱した可能性」を示唆する内容のものが多く、コストベースで見た場合、限界レベル(弊社の2009年見通しは1,358ドル〜1,454ドル)を固める動きになると考えている。LME在庫は+7,775Mt増加、(FSCは36.1日)。(キャンセルワラント率は2.4%)。売買高は7,482枚。イールドカーブは期近が上昇、期先が低下しツイストする形でフラットニングしている。C-3は37ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日のニッケル価格は上昇した。LME在庫の増加はあったものの、株価が堅調に推移していることや非鉄金属全体に買い戻しが入る中、大幅な上昇となった。足許200日移動平均線を目指して大幅な上昇が続いている。しかしながらステンレス需要の回復は遅く、上値余地は限られると考えている。コストベース(2009年のニッケルの限界生産コスト予想は7,289〜9,729ドル)を下回って下落するのは難しいと考えており、金融市場の安定化とともに下値は徐々に切り上がっていくことになろう。LME在庫は+48Mt増加、(FSCは28.3日)、キャンセルワラント率は0.6%。売買高は1,588枚。イールドカーブは期近の上げ幅が大きく、ブルフラットニングしている。C-3は60ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日の錫価格は大幅に上昇した。中国GDPが失速したにも関わらず一昨日の錫相場が堅調であったことから、前日引けレベルで寄り付いた後、略一貫して水準を切り上げる動きとなった。この結果、1月26日の高値12,450ドルをトライする動きとなったがさすがにこの水準を上抜けはできなかった。そもそも錫は、景気悪化以降も需給がタイトな状態が続いており、下値が堅い状態であったが、他金融商品景気対策の影響で上昇する中、錫も結果的に騰勢を強めることとなった。LME在庫は+140Mt増加、(FSCは11.5日)、キャンセルワラント率は7.25%。売買高は874枚。イールドカーブは期近の上げ幅大きく、ブルスティープニングしている。C-3は120ドルバックとバック幅を拡大した。

(エネルギー関連ニュース)
ベネズエラ ラミレスエネルギー石油相「原油価格は45ドルが底値」

(エネルギー)
 昨日のNY原油は上昇した。一昨日の中国のGDPの悪化で下落すると見られたものの、OPECの生産減少の影響で下値も堅く、30日移動平均線でサポートされていることが確認されたことや、中国の3月の原油輸入が前月比・前年比とも大幅に増加していることが好感された。エネルギーは基本、需要が増加しない限りは積極的に購入されにくい(長期に渡る備蓄が難しいことから)。WTIは期近が上昇、期先が低下し、ツイストする形でフラットニングしている。直近限月の騰落率は+0.7%。Brentも上昇。こちらも略同様の相場展開であったが、10日移動平均線でサポートされている。イールドカーブは同様にツイストする形でフラットニング。直近限月の騰落率は+0.5%。WTI/Brentのネガティブスプレッドは小幅縮小している。
 石油製品も上昇。RBOBは10日移動平均線のサポートを確認した後、NY時間にはいってから大幅に上昇している。イールドカーブは期近の上げ幅が大きく、ブルフラットニングしている。直近限月の騰落率は+1.2%。ヒーティングオイルは期近のみ上昇、期先は低下している。週半ばの統計で在庫は減少したもののそもそもの水準が高く、需要も欧米の気温低下に伴う特需が減少したことから低迷しているため、地合いはそこまで強くない。しかしながら100日移動平均線を固める動きとなっている。イールドカーブは期先の下げ幅が大きくベアフラットニング。直近限月の騰落率は+0.0%。ICEガスオイルも上昇。イールドカーブは期近が上昇、期先が低下しツイストする形でフラットニング。直近限月の騰落率は+0.3%。

(ひとりごと)
忍者漫画が大好きだ。
白戸三平が描いていた、カムイ伝とか、サスケとか。
何回読んだことか。

でも、そもそも忍者って、サスケの始めのところにあるように「闇に生まれ、闇に消える」のが定めのはずなので
明確な情報が残っていないことが殆どらしい。
ということもあって、実在したらしい、と言われる忍者の数は極めて少ない。
全部で20人ぐらいのものらしい。
それも、そもそも徳川家康の過信であった服部半蔵一族が、最終的に旗本になり武士として認識されたことにより
記録が残されるようになったためらしい。

そう考えると、服部半蔵が頑張ったために
忍者の記録が残った

ともいえる。
ありがとう半蔵。
真田十勇士を読んでいると出てくる、猿飛佐助や霧隠才蔵なんて、子供心にあこがれたものである。

と、忍者に関する情報を取ってみようとウィキペディアで調べてみたところなんと


「現在も忍術を伝える人がいる」


らしい。
個人の名前を出すと、まずいと思うので書かないが
少なくとも2名、現在でも生きて忍術を伝えているらしい。

毎日、どういう生活をしてんだろうか?
微塵隠れや、分身の術とか、使えるんだろうか?
カムイや佐助みたいに、屋根裏の丸太の上で寝てるんだろうか?
借金の取立てが来たりすると、おとりを使って裏口から逃げたりしてんだろうか?