ラウンジ

【商品市況概況】
「大幅に上昇」
 昨日の商品価格は大幅に上昇している。正直、昨晩発表された経済統計は良い内容のものが殆どなかったが、逆に「FRBは低金利政策を継続せざるを得ない」との見方が強まり、金利差に着目した高金利通貨の買いや、ドル下落に伴うドル資産買いの動きを受けて商品価格すべてがありえないほどの上昇となった。
 足許、経済状態は危機的な状況を脱したものの、需給ギャップを埋めるための公的資金の投入や、痛みを和らげるための金融緩和は「簡単には止められない」状態にあることも事実であり、昨日に関しては米低金利継続観測が相場の押し上げ材料となったようである。
 各国の雇用環境が改善しているとは考えにくく、今月の米雇用統計の内容に注目が集まることとなろう。


【経済関連ニュース】
・9月中国HSBC製造業PMI 55.0(前月改定55.1)。
・9月独失業者数 前月比+10千人。失業率 8.2%(前月改定8.3%)。
・米MBA住宅ローン申請指数 前週比▲2.8%の649.6、購入指数 前週比▲6.2%の270.4、借換指数 前週比▲0.8%の2,881.5。
・9月ユーロ圏消費者物価指数速報 前年比▲0.3%(前月改定▲0.2%)。
・9月米ADP民間雇用統計 前月比▲254千人(前月改定▲277千人(速報比+21千人))。
・Q209米GDP確定 前期比年率▲0.7%(改定値比+0.3%)。
・9月シカゴ購買部協会指数 46.1(前月50.0)。
・9月中国製造業購買担当者指数(PMI) 54.3(前月54.0)。
日銀短観 業況判断DI
大企業製造業 ▲33(前回調査時▲48)、中堅企業製造業 ▲35(▲40)、中小企業製造業▲44(▲52)。
大企業非製造業 ▲17(前回調査時▲24)、中堅企業非製造業 ▲28(▲30)、中小企業非製造業▲40(▲39)。
設備投資
大企業製造業 ▲25.6%(前年度▲7.2%)、中堅企業製造業 ▲33.4%(▲8.1%)、中小企業製造業▲39.7%(▲7.7%)。
大企業非製造業 ▲2.2%(前年度▲6.2%)、中堅企業非製造業 ▲27.1%(+0.9%)、中小企業非製造業▲30.1%(▲10.8%)。



NY Dow  :9,712.28(▲29.92)
S&P500   :1,057.08(▲3.53)
NIKKEI225 :10,133.23(+33.03)
Dax :5,675.16(▲38.36)
FT250 :9,142.31(▲73.26)
Sensex  :17,126.84(+273.93)
Shanghai A :2,916.727(+26.167)
Brazil Bovespa :61,517.8906(+282.629)

JPY/USD :89.68(▲0.52)
USD/EUR :1.464(+0.0063)


・ドルは対ユーロで下落。新規材料には乏しかったが、1.46ドルを挟む展開となった。米景気回復に伴うドル安や、景気の先行きが不透明な中、米金利は低位で推移せざるを得ないとの見方から、足許ドル安に振れ易い。
日本株は上昇。亀井大臣のモラトリアム発言への過度な不安が若干薄らいだため(すこーしづつではあるが、コメントが修正されている)。米株は下落。米経済統計の悪化に伴い。



穀物
Cbot Wheat :457.50(+10)
Cbot Corn :344.00(+3)
CSCE Sugar :24.12(+0.66)



【貴金属・非鉄金属
Comex Gold :1,008.00(+14.9)
Comex Silver :1,665.80(+48)
Nymex Platinum :1,295.6(+24.7)
Nymex Palladium :299.2(+9.2)

・NY金は上昇した。ドルが下落したことにより、買いが入った。足許、金価格は株価との連動性を高める展開となっており、株価が調整する局面では同様に下落しやすい。ETF等を通じて「株の銘柄の1つ」としての色彩が強くなってきたためと考えられる。以前はドル・ユーロレートの変動に大きな影響を受けていたが、足許株価の影響の方が大きいようだが、昨晩はドルが材料となったようだ。中長期的には、中国等のソブリン銘柄による金積み増しの意向や、当局規制の対象になりにくいことから、高値での推移が続くと見ている。昨日の引けは(東京時間0:00価格) 1,008.00(+14.9)。
 銀価格は上昇した。ドル安を受けて一気に買い戻しが入り、10日移動平均線を回復するに至った。昨日の引け(東京時間0:00価格)は 1,665.80(+48)。"
・NYプラチナ価格は上昇した。ドル安の影響で。昨日の引け(東京時間0:00)は1,295.6(+24.7)。
 パラジウムは上昇した。昨日の引け(東京時間0:00)は299.2(+9.2)。"

・中国政府、今後3年間、新しいアルミの精錬所建設を禁止し、800KMtの非効率な精錬所を1年程度かけて削減することを決定。

Copper 3M :6,159.00(+184:11.5C)
 昨日の銅価格は上昇した。ドル安の進行を切っ掛けに商品すべてに買い戻しが入る中、大幅な上昇となった。HSBC製造業指数が節目となる50を上回ったことなども材料となったようだ。中長期的には需給が逼迫することが予想されるものの、景気先行きの不透明感が強まる中調整売りに押されている。LME在庫は+1,425Mt増加、(FSCは73.4日)、(キャンセルワラント率は1.7%)。売買高は14,728枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期近の上げ幅が大きくブルスティープニングしている。C-3(Cash vs 3M Fwd)は12ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。昨日の引けは6,159.00(+184:11.5C)。

Zinc 3M   :1,969.00(+86:25.75C)
 昨日の亜鉛価格は上昇した。ドル安を切っ掛けとした買いで。但しドル安だけで上昇するほどファンダメンタルズが強いとは思えず、ファンドを中心とした買いによるものと見ている。LME在庫は+1,100Mt増加、FSCは14.7日(キャンセルワラント率は1.9%)。売買高は5,130枚。イールドカーブはパラレルに上昇している。C-3は26ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。昨日の引けは1,969.00(+86:25.75C)。

Lead 3M   :2,284.00(+52:25.75C)
 昨日の鉛価格は上昇した。HSBC製造業指数の好転や、ドル安の進行を受けて。LME在庫は+800Mt増加、(FSCは5.6日、キャンセルワラント率は0.7%。)。売買高は2,160枚。イールドカーブは期先の上げ幅が大きい。C-3は26ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。昨日の引けは2,284.00(+52:25.75C)。

Aluminum 3M :1,890.00(+38:34C)
 昨日のアルミ価格は上昇した。ドル安を切っ掛けとした買いで大幅に上昇した。昨晩は商品価格が特段の材料がない中で大幅に上昇しており、アルミも同様の流れとなった。但し50日移動平均線を上抜けるほどの上昇にはならなかった。在庫統計上は需給はタイトとはいえないが、実際の現物需給はタイトであり、引き続き米地区での在庫減少が継続している。LME在庫は+3,075Mt増加、(FSCは45.2日)。(キャンセルワラント率は2.6%)。売買高は12,337枚。イールドカーブは期近の上げ幅が大きくブルフラットニングしている。C-3は34ドルコンタンゴと前日と変わらず。昨日の引けは1,890.00(+38:34C)。

Nickel 3M :17,895.00(+755:76C)
 昨日のニッケル価格は上昇した。上値の目処は50日移動平均線となっている。LME在庫はむしろ増加しており、やはりファンドを中心としたテクニカルな買いによるものと見られる。LME在庫は+468Mt増加、(FSCは32.1日)、キャンセルワラント率は1.3%。売買高は2,767枚。イールドカーブは期近の上げ幅が大きくベアスティープニングしている。C-3は76ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。昨日の引けは17,895.00(+755:76C)。

Tin 3M   :14,900.00(+450:695B)
 昨日の錫価格は上昇した。LME在庫の90%を特定の市場参加者が保有する中、現物の需給がタイトであり、ドル安を切っ掛けとして商品が幅広く買われる動きにつれる形となった。LME在庫は▲30Mt減少、(FSCは24.1日)、P596は1.27%。売買高は702枚。イールドカーブはパラレルに上昇している。C-3は695ドルバックとバック幅を拡大した。昨日の引けは14,900.00(+450:695B)。




【エネルギー】
WTI :70.61(+3.9)
Brent :69.07(+3.58)
 昨日のNY原油は大幅に上昇した。個別の材料は少なく、夜間に在庫統計が発表されたが、正直ニュートラルな状態(需要は回復していない)であり統計を切っ掛けに買われたとの指摘はやや的外れであると考える。むしろ原油は100日移動平均線のチャートポイントを上抜けしたと頃から上げを加速しており、テクニカルな上昇であったと見るべきであろう。レンジを上抜け下ので一旦上値を試す可能性はあるが、ファンダメンタルズの弱さから再び下落すると考えている。イールドカーブは期近の上げ幅が大きくブルフラットニング。直近限月の騰落率は+5.2%。昨日の引けは70.61(+3.9)。 Brentは上昇した。直近限月の騰落率は+4.9%昨日の引けは69.07(+3.58)。 WTI/Brentは+1.54のポジティブスプレッドに。
 RBOBは上昇した。夜間に発表された統計は略ニュートラルな状態。在庫の減少は季節的なものであり、需要の回復によるものではない。そういった環境化、原油価格が100日移動平均線を上回った辺りからテクニカルな買いで急騰する中、ガソリンも連れ高となった。イールドカーブは期近の上げ幅が大きくブルフラットニング。直近限月の騰落率は+5.4%。昨日の引けは172.59(+9.78)。 ヒーティングオイルも上昇上昇した。原油価格に連れ高となった。冬のピークシーズン到来前の在庫減少(入れ替え)観測からジリ高となっている。しかし基本、ファンダメンタルズは弱いことから原油の動きに連れ易い。イールドカーブは期近の上げ幅が大きくブルフラットニングしている。直近限月の騰落率は+5.0%。昨日の引けは179.60(+9.54)。 ICEガスオイルは上昇した。イールドカーブはパラレルに上昇している。直近限月の騰落率は+2.6%。昨日の引けは552.00(+14.75)。



【ひとりごと】
昔、シンガポールに住んでいた時
カミさんと海外旅行に行こうと
シンガポール空港に行ったところ
突如、空港の中にラウンジができていた


さすがシンガポール


利用者の事を考えて
ラクゼーションスペースを無料で開放するとは
と感心しながらラウンジに入ってみる

中にはマッサージチェア
サンドイッチやおにぎりが置いてある
おなかが減っていたので私はどんどんおにぎりを食べ
マッサージもしまくっていた


そうしたら
空港の係員の人がやってきて


係員「何してんだ」
私「何してんだ、ってマッサージ」
係員「ここは有料スペースだって知ってますか?」
私「知りませんでした...」


細かい金額は覚えていないが
おにぎり代と
マッサージチェア使いまくり代として
20ドルぐらい支払わされた
カミさんは遠くで笑っている


私「何で止めなかったんだッ!!」
カミさん「だって、明らかに有料って書いてあるけど、相当自身満々で使ってるから、さ...」


それ以来、基本的にラウンジを使うときには十分注意するようになってしまった
但し書きはちゃんと読みましょう、ね。