かゆいんですが

【商品市況概況】
「下手のマージャン打ち」
 昨日の商品価格はまちまちであった。非鉄金属は総じて軟調、貴金属は横ばい、エネルギーは上昇した。穀物はハーベスト・プレッシャーに押され軟調な推移となっている。足元の相場動向は、繰り返しコメントしている通り過剰流動性の供給継続に伴う軽い「インフレ」状態が継続していることによって高い水準での推移が続いている。しかし、これも繰り返しであるが流動性供給が停止した場合にはこの限りではなく、相場は常に急落するリスクを孕んでいると考えておくべきである。と、考えるとある意味「いつでも手を引ける商品」に資金は集中し易いと言え、原油や金等の流動性の高い商品はその対象となりやすい。非鉄金属でいえば銅やアルミがこれに当たるだろう。
 ファンダメンタルズは強くなく、市場は過度に相場の先行きを楽観視しすぎている、と警告したとしても市場参加者のセンチメントが相場を作ることもまた事実である。前にも使った比喩であるが、下手のマージャン打ちが勝っているいる流れの中で、下手な打ち手に対してセオリーを説いても無意味であることと、今の相場展開は似ている。そのためあえて言うが、無理に今の流れに逆らうべきではない、ということだろう。

 私は引き続き企業業績の本格的な回復はもう少し時間が必要だと思っている。米企業の好決算はコスト削減に伴うものであり、売り上げの本格的な回復によるものではない。今後米国民の貯蓄性向が高まる可能性が高いことを考えると、景気回復後も2008年以前の状態に戻るにはさらに時間がかかると考えておくべきだろう。それと同時に南米や中国といった新興国のインフラ需要は高まっていくと考えられることから、中長期的にはこうした国々の需要増加が先進国の需要減少を埋める型で増加するため、商品価格はやはり上昇することになると予想している。


【経済関連ニュース】
・9月米鉱工業生産 前月比+0.7%(前月改定+1.2%(速報比+0.4%))。設備稼働率 70.5%(前月改定69.9%(速報比+0.3%))。
・8月対米証券投資 286億ドルの買い越し(前月153億ドルの買い越し)。
・10月ミシガン大学消費者マインド指数速報 69.4(前月改定73.5)。
・2009年度米財政収支 1兆4,200億ドルの赤字(前年度4,550億ドルの赤字)。問題債権購入計画(TARP)で1,539億ドルを支出、MBSは956億ドルを購入。
BNPパリバ、相場操縦と虚偽報告の法令違反で、行政処分勧告。

NY Dow  :9,995.91(▲67.03)
S&P500   :1,087.68(▲8.88)
NIKKEI225 :10,257.56(+18.91)
JPY/USD :90.87(+0.23)
USD/EUR :1.489(▲0.0025)

・ドルは対ユーロで上昇。ドル低金利が長期化するとの見方からドルが売られていたことの反動で。円は対ドルで小幅続落。
日本株は小幅上昇。新規材料に乏しい中、週末を控えて小動きとなった。米株は下落。BOA、GE等の決算が市場予想を下回る内容であったことや、1万ドルをダウが越えていることに関する高値警戒感が台頭したことから。



穀物市場サマリー】
Cbot Wheat :498.75(▲6.25)
Cbot Corn :372.00(▲1)
CSCE Sugar :23.34(+0.06)

・大豆価格は下落した。悪天候による収穫の遅れなどで高止まりしていたが、徐々にハーベスト・プレッシャーが強まっているようだ。 先週のCFTC Non-Commercialポジションは、ロングが262,114(前週比 +6,118)、ショートが125,155(前週比 ▲34,578)となったことから、ネットで136,959(前週比 +40,696)となった。インデックスファンドのポジションは354,021(前週比 ▲1,174)となっている。

・トウモロコシ価格も下落。大豆と同様ハーベスト・プレッシャーに押されているが、エタノール需要を背景にエネルギー価格との相関が高く、大きな調整とはならなかった。 先週のCFTC Non-Commercialポジションは、ロングが112,958(前週比 +8,845)、ショートが52,195(前週比 ▲21,040)となったことから、ネットで60,763(前週比 +29,885)となった。インデックスファンドのポジションは149,853(前週比 +3,918)となっている。

・小麦価格は大幅に下落。 先週のCFTC Non-Commercialポジションは、ロングが81,100(前週比 ▲691)、ショートが101,655(前週比 ▲11,670)となったことから、ネットで▲20,555(前週比 +10,979)となった。インデックスファンドのポジションは176,171(前週比 +538)となっている。




非鉄金属・貴金属】

Comex Gold :1,050.70(+0.9)
Nymex Platinum :1,341.7(▲6.8)

・NY金は上昇した。ドル高が進行したものの、株が調整したことが支援材料となった。足元金は、ETFの広がり等の影響もあって個人を含む市場参加者に「最も選好されている」コモディティである。投資が主体の金融相場となっているため、特に商品の中で投資商品との色彩の強い金はしばらく積極的に物色されることになろう。また、CFTCの規制により現物担保のETFニーズ特に規制の主要対象となっていない貴金属に買いが入り易いこと、中央銀行が準備通貨の分散を図ることに伴う現物需要が増加すると見られること、他国通貨比で見た場合のドル安継続の可能性が高いこと等も支援材料となろう。フィボナッチ等のテクニカル分析では、1,400〜1,500ドルがターゲットラインとなる。昨日の引けは(東京時間0:00価格) 1,050.70(+0.9)。
 銀価格は上昇した。ドル高の進行と株安を受けて売り買い拮抗した。今後は銀生産の多くが亜鉛・鉛の鉱山からの生産であり、資本投資の不足から供給が限られると見られるため、銀価格は対金比でも高いパフォーマンスを維持することになろう。また,投機の動きも押し上げ材料。昨日の引け(東京時間0:00価格)は 1,742.00(+0.5)。"
 先週のCFTCポジション報告によるNon-Commercialポジションは、金はロングが288,214(前週比 +18,335)、ショートが34,259(前週比 +4,048)となったことから、ネットで253,955(前週比 +14,287)となった。銀はロングが55,532(前週比 +18,335)、ショートが7,257(前週比 +4,048)となったことから、ネットで23,226(前週比 +3,226)となった。


・NYプラチナ価格は下落した。ドル高の進行と株安で。今後プラチナ価格は上昇するとみている。2009年単年で見れば需要の大幅な減少に伴って供給過剰の状態になっているとみられるが、景気回復と政府の自動車買取プログラムの継続の影響で需要は年末まで堅調に推移すると予想される。また、今後に関しても日米欧の自動車需要減少が、途上国の自動車需要、宝飾品需要がカバーするとみられること、当局規制の影響の少ない貴金属ETFは投機の対象となりやすいことからさらなる上昇が見込まれる。昨日の引け(東京時間0:00)は1,341.7(▲6.8)。
 パラジウムも上昇した。ドル高の進行で。今後はプラチナと同様、触媒・宝飾需要がパラジウム価格を押し上げることになろう。ただし引き続き地上在庫が12百万オンス程度あるものとみられ、プラチナ程の価格上昇にはならないと考えている。昨日の引け(東京時間0:00)は330.65(+2.5)。"
 先週のCFTCポジション報告によるNon-Commercialポジションは、プラチナはロングが21,518(前週比 +1,079)、ショートが2,109(前週比 ▲1,863)となったことから、ネットで19,409(前週比 +2,942)となった。パラジウムはロングが25,357(前週比 +1,079)、ショートが27,186(前週比 ▲1,863)となったことから、ネットで13,994(前週比 +474)となった。


Copper 3M :6,230.00(▲59:19.5C)
 昨日の銅価格は下落した。上海、LME在庫の大幅な増加に加えドル高が進行したことから週末を控えた調整売りに押された。今後は、経済対策の効果剥落に伴う需要減少で一旦下落する可能性はあるが、大手生産者の労使交渉の更新がこの四半期に訪れることや、(本格的ではないが)景気回復が持続すると見られることから中長期的にはポジティブなパフォーマンスを維持するものと見られる。年末までに予想していた「大幅な」調整の可能性が低下してきているようだ。LME在庫は+4,525Mt増加、(FSCは7.3日)、(キャンセルワラント率は1.8%)。売買高は7,336枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期近の下げ幅が大きくベアフラットニングしている。C-3(Cash vs 3M Fwd)は20ドルコンタンゴと前日と変わらず。昨日の引けは6,230.00(▲59:19.5C)。
 8月の中国の銅関連品輸入は1,007.38(前月比▲154.87, 前年比+28.02)、輸出は6.87(前月比▲0.29, 前年比▲15.99)となっている(単位はいずれもKMt)。

Zinc 3M   :2,053.00(+18:26.85C)
 昨日の亜鉛価格は上昇した。上海在庫の大幅増加とドル高の進行が売り材料となったが、10日移動平均線のサポートを確認後、買い戻しが優勢となった。テクニカルな値動きであるといえる。今後は、亜鉛価格は堅調な推移になると考えている。最大需要国である中国の鉄鉱石輸入の増加に伴う亜鉛需要の増加観測、同時に中国国内の環境面を意識した精錬キャパシティの縮小が需給をタイトにさせると予想されるためである。今年、1.2百万Mt程度の精錬キャパシティがクローズとなったとみられ、2009年では需給は若干の供給不足となったと考えられる。LME在庫は▲325Mt減少、FSCは14.5日(キャンセルワラント率は2.1%)。売買高は3,640枚。イールドカーブは略パラレルに上昇している。C-3は27ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。昨日の引けは2,053.00(+18:26.85C)。
 8月の中国の亜鉛輸入は41.48(前月比 ▲26.77, 前年比 +2.54)、輸出は0.99(前月比 ▲0.67, 前年比 ▲3.78)となっている(単位はいずれもKMt)。

Lead 3M   :2,204.00(▲5:25C)
 昨日の鉛価格は下落した。ドル高の進行とLME在庫の増加を受けて、週末を控えた調整売りに押された(総じて小動き)。今後は鉛需給は均衡すると考えられることから、在庫水準の高さを映じて徐々に水準を切り下げると見ている。足許の価格高騰は各国の自動車買い替えプログラムによるバッテリー特需(米国は年末迄)と、中国政府の環境に配慮した生産減少(ここまで約400KMtの生産キャパシティが縮小)によるものであるが、これは徐々に緩和することになろう。LME在庫は+200Mt増加、(FSCは5.8日、キャンセルワラント率は1.9%。)。売買高は934枚。イールドカーブは期近の下げ幅が大きくベアスティープニングしている。C-3は25ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。昨日の引けは2,204.00(▲5:25C)。
 8月の中国の鉛輸入は8.0(前月比 ▲9.5, 前年比 +3.13)、輸出は1.45(前月比 ▲2.34, 前年比 +1.02)となっている(単位はいずれもKMt)。

Aluminum 3M :1,905.00(▲11:35.15C)
 昨日のアルミ価格は下落した。ドル高の進行と株安、上海在庫の大幅増加が売り材料となった。ただし50日移動平均線ではサポートされており、水準自体が切りあがってきていると考えられる。基本、中国の需要が堅調であればアルミ価格は2,000ドル前後で安定するが、中国の需要が低調になった場合にはこの水準を下回る。中国の政府による追加経済対策実施の可能性は低く、民間の純粋な需要が継続するか否かポイントになるが、プライマリーアルミの中国国内の需要は6月をピークに減少しているとみられ、需要減少時の落ち込み幅がどの程度にとどまるかが最大のポイントとなろう。調整局面入りした場合、1,800ドル、次に現在の平均生産コストとみられる1,600ドルが下値の目処として意識されることとなる。一旦調整後は、低金利コンタンゴを背景に現物需要が高まり上昇すると考えている。広くアルミ市場が供給過剰であることが知られているが、こうしたファイナンス上の理由で相場は下支えされよう。大幅な下落のリスクは、来年の夏以降のファイナンスが継続せず使用可能な在庫が増えることであるが、経済環境を鑑みるとそれはもう少し先になると予想される。LME在庫は▲3,600Mt減少、(FSCは48.1日)。(キャンセルワラント率は2.2%)。売買高は6,540枚。イールドカーブは期近が下落しベアスティープニングしている。C-3は35ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。昨日の引けは1,905.00(▲11:35.15C)。
 8月の中国のアルミ関連製品の輸入は760.92(前月比▲354.91, 前年比+168.96)、輸出は27.38(前月比▲5.07, 前年比▲68.52)となっている(いずれも単位はKMt)。

Nickel 3M :18,700.00(▲100:64C)
 昨日のニッケル価格は下落した。ドル高の進行、株安、LME在庫の増加継続が材料となった。ただし足元サポートラインとして意識されている50日移動平均線を大きく下回る材料も少なく、比較的堅調な推移となった。今後は徐々に水準を切り上げる動きになると考えている。中国のニッケル需要は7月をピークに減少に転じたとみられ、個人ベースにまで及んだ投機の現物買いの動きは鈍化すると予想されるものの、中国以外の国々でも景気の底打ち感の強まりを受けた在庫積み増しの動きが始まると予想されることから、需要は向こう1年半程度横ばいと見ている。一方で、大手生産者は引き続き生産を見送っており、需給はニュートラルになるとみられ景気回復に伴い価格は上昇することになろう。LME在庫は+420Mt増加、(FSCは36.0日)、キャンセルワラント率は0.7%。売買高は781枚。イールドカーブは期先の下げ幅が大きい。C-3は64ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。昨日の引けは18,700.00(▲100:64C)。
 8月の中国のニッケルの輸入は22.7(前月比 ▲25.05, 前年比 +15.95)、輸出は4.79(前月比 +0.51, 前年比 +4.42)となっている(いずれも単位はKMt)。

Tin 3M   :14,550.00(+100:408B)
 昨日の錫価格は上昇した。ドル高の進行、株の調整を受けた地合いの悪化で100日移動平均線を下回る水準まで下落したものの、引けにかけては買い戻しが入り結局100日移動平均線を回復するにいたった。引き続き特定の業者がLME在庫の9割を保有しており、取得可能な現物が事実上減少していることが価格を高止まらせているようだ。今後は最大生産国であるインドネシアの動向に大きく影響を受ける状況が続くと見られ、需給はタイトに推移することになろう。この夏、インドネシア政府は違法生産者の逮捕に踏み切っており、インドネシアからの精錬錫の輸出は激減することが予想されているためだ。中国需要の減少に伴う裁定取引機会の縮小が需中国の需要を減少させようが、供給の不安定さが引き続きイールドカーブの形状をバックワーデーションに維持することが予想される。LME在庫は▲10Mt減少、(FSCは25.7日)、P596は1.65%。売買高は298枚。イールドカーブは期先の上げ幅が大きい。繰り返すが、バック状態が継続し期先が上昇し始めると期近のさらなる上昇を引き起こしやすいことは注意したいところ。C-3は408ドルバックとバック幅を縮小した。昨日の引けは14,550.00(+100:408B)。
 8月の中国の錫の輸入は1.64(前月比 ▲0.48, 前年比 +0.95)、輸出は0.15(前月比 +0.15, 前年比 +0.12)となっている(いずれも単位はKMt)。



【エネルギー関連ニュース】
WTI :78.53(+0.95)
Brent :76.99(+0.29)


 昨日のNY原油は上昇した。発表された統計はさえない内容のものであったが、引けにかけて大幅に買い戻しが入り続伸となった。正直原油の需要は回復しているとは言い難く、ドル・ユーロとの相関性の上昇、株価の上昇に伴うセンチメントの好転が買い材料となっていると考えられる。目先80ドルを目指す展開になるのは必定であるが、この価格を長く正当化するファンダメンタルズ上の理由はない。過剰流動性の供給に伴う過度な楽観論の広がりが相場を押し上げていると考えている。イールドカーブは期近が上昇し、ブルフラットニング。直近限月の騰落率は+1.2%。昨日の引けは78.53(+0.95)。
 Brentは上昇した。イールドカーブは期先が上昇し、ブルスティープニングしている。直近限月の騰落率は+0.4%。昨日の引けは76.99(+0.29)。
 WTI/Brentのスプレッドは1.54のポジティブスプレッドとなっている。"

 RBOBは上昇した。原油価格の上昇と同じく、引けにかけて買いが優勢となった。週半ばの在庫統計では生産減少に伴いFSCが5年レンジ入りしている。長期にわたってガソリン価格を押し上げるファンダメンタルズ材料はないものの、在庫の需給は数値の上では需給がタイトであることを示しておりガソリン価格は比較的堅調な推移にならざるを得ないだろう。イールドカーブは期近の上げ幅が大きくブルフラットニングしている。直近限月の騰落率は+1.7%。昨日の引けは197.93(+3.44)。
 ヒーティングオイルは上昇した。原油価格の上昇に連れる形で。ファンダメンタルズは繰り返しコメントしているように弱い。イールドカーブは期近の上げ幅が大きくブルフラットニングしている。直近限月の騰落率は+0.6%。昨日の引けは202.97(+1.16)。
 ICEガスオイルは上昇した。イールドカーブは期近の上げ幅が大きく、ブルフラットニングしている。直近限月の騰落率は+1.5%。昨日の引けは625.25(+9.25)。


【ひとりごと】
あまりあえて書くべきことではないかもしれないが
みなさん、こういうことがありますか?
特に足なんですけど

「どこがかゆいかわからないけどかゆい時」

って。
私もともと蕁麻疹が出やすい体質ではあるんですが
風呂に入った後等、血流が良くなるので
かゆくなるんですよね
でも、どこがかゆいかわからない

ちなみに今も左足のどこかがかゆいんですが
左足の小指に強いかゆみを感じるので今掻いてみました

違いました。
次にかゆみを感じるのが足首の骨の出っ張っているところの上


これも違う


あれ、足の甲の小指に近いところ??


これも違う


と、思ったらやっと見つけました。
足の踵でした



...なんでこんなことが起きるんでしょうね。
マジでときどきあるんですよね...



...あれ?
やっぱりまだかゆいな...どこだろう?
もぅッ!!