結婚式

【商品市況概況】
「深刻な不況の後の景気回復」
 昨日の商品価格は軒並み上昇した。全ての商品にとってプラスの材料であるドルが対ユーロで弱含み推移したことが材料となった。株と通貨、といった周辺材料が市場のドライバーになっている状況に大きな変化はなく、今後は出口戦略がどのような形で執行されるかがポイントになると考えている。
 現在の状況は人工的に作られた需要と大量の資金供給が価格を押し上げていることは間違いがないものの、「深刻な不況の後に景気が回復した場合、商品価格は供給不足に陥り大幅に上昇することが多い」ことをそろそろ意識をしておいた方が良い時期にさしかかっていると考えている。足許の価格上昇は人工的に作られた需要と過剰流動性供給に伴うミニバブルの発生が材料であるが、恐らく来年以降の財政支出減少と流動性供給の終了を受けて下落に転じるものと考えている。ただし、である。この間に需要が新興国を中心に回復した場合(その可能性は高いと考えているが)、今度はファンダメンタルズを材料とした価格の本格的な上昇が訪れることになろう。いずれにしてもサブプライムショック発生から既に2年が経過、この間、大きな開発案件は棚上げないしは中止に追い込まれており、同時に景気の回復が本格的でないことから鉱山労働者や油田労働者の賃上げを目的としたスト発生等の影響で、相場はアップサイドに高いボラティリティを維持することも十分にありえることは指摘しておきたい。


【経済関連ニュース】
・1-9月中国GDPの伸び率は7%を上回る(中国国家発展開発委員会の予想)。
・10月米NAHB住宅市場指数 18(前月改定19)。
・ECBトリシェ総裁「強いドル政策、ECBは真剣に受け止めている」。


NY Dow  :10,092.19(+96.28)
S&P500   :1,097.91(+10.23)
NIKKEI225 :10,236.51(▲21.05)
Dax :5,852.56(+109.17)
FT250 :9,546.64(+120.44)
Sensex  :Close
Shanghai A :3,188.646(+64.742)
Brazil Bovespa :67,239.4531(+1,038.961)

JPY/USD :90.7(▲0.17)
USD/EUR :1.495(+0.0054)


・ドルは対ユーロで下落した。ニューヨーク連銀の声明で、リバースレポ(資金吸収手段)の対象をプライマリーディーラー以外にも拡大することを検討している、と報道されたが、手段を検討しているのみであり近々実施される可能性が低いことが指摘されたこともあり、最終的にドルは売られることとなった(長期金利は低下)。海外市場が好調な中、中長期的に最も低成長となり安い日本の景気先行きを嫌気して、円キャリートレードが活発化した。

日本株はまちまち。四半期決算の発表を控えて積極的な売買が手控えられた模様。米株は大幅に続伸。大幅に上昇。前日の米国市場の株価上昇を受けて輸出関連株が買われた。米株は続伸。企業の好決算(といってもコスト削減によるものが多い)、金融機関の業績改善に伴うセンチメントの好転が支援材料となった。



穀物
Cbot Wheat :517.75(+19)
Cbot Corn :386.25(+14.25)
CSCE Sugar :23.57(+0.23)



【貴金属・非鉄金属
Comex Gold :1,057.30(+6.6)
Comex Silver :1,762.50(+20.5)
Nymex Platinum :1,358.1(+16.4)
Nymex Palladium :334.4(+3.75)

・NY金は上昇した。ドル安が進行したことと、株価の上昇が地合いを好転させた。10日移動平均線でサポートされていることもテクニカルな買いを誘い易い。今後は金は高い水準での推移が続くと考えている、材料は、CFTCの規制により現物担保のETFニーズ特に規制の主要対象となっていない貴金属に買いが入り安いこと、中央銀行が準備通貨の分散を図ることに伴う現物需要が増加すると見られること、他国通貨比で見た場合のドル安継続の可能性が高いことである。そもそも金価格が上昇してクレームする人は他の食物やエネルギーに比べれば圧倒的に少ないと思われることも、投資家の買い安心感に繋がっているようだ。当コラムではテクニカル分析を元に、1,400ドルをターゲットに設定したい。昨日の引けは(東京時間0:00価格) 1,057.30(+6.6)。
 銀価格は上昇した。金の動きを追随する流れに大きな変化はなく、再び18ドルを試す動きとなっている。今後は銀生産の多くが亜鉛・鉛の鉱山からの生産であり、資本投資の不足から供給が限られると見られるため、銀価格は対金比でも高いパフォーマンスを維持することになろう。投機の動きも押し上げ材料。昨日の引け(東京時間0:00価格)は 1,762.50(+20.5)。"

・NYプラチナ価格は上昇した。株が堅調に推移し、ドル安が進行する中、10日移動平均線でサポートされたこともあって上値余地を試した。足許、10月14日の高値、1,359.60を為エスことになろう。今後は日米欧の自動車需要減少が、途上国の自動車需要、宝飾品需要がカバーするとみられること、当局規制の影響の少ない貴金属ETFは投機の対象となりやすいことから更なる上昇を予想する。昨日の引け(東京時間0:00)は1,358.1(+16.4)。
 パラジウムは上昇した。今後はプラチナと同様、触媒・宝飾需要がパラジウム価格を押し上げることになろう。ただし引き続き地上在庫が12百万オンス程度あるものとみられ、プラチナ程の価格上昇にはならないと考えている。昨日の引け(東京時間0:00)は334.4(+3.75)。"


・8月のニッケル生産は108,200Mt、消費は115,300Mt(INSG)。
・BHP Billiton Spence銅山(チリ)、ストライキが7日目に突入。
・ペルー鉱山労働者組合、48時間ストに突入。賃上げ交渉を巡って。

Copper 3M :6,470.00(+240:17C)
 昨日の銅価格は上昇した。BHP Spence鉱山でのストライキの長期化、ペルーでの48時間スト突入が久しぶりの供給懸念を想起させ、ドル安や株高と相俟って大幅な上昇となった。今後は、経済対策の効果剥落に伴う需要減少で一旦下落する可能性はあるが、大手生産者の労使交渉の更新がこの四半期に訪れること(上記の通りストに繋がる)や、(本格的ではないが)景気回復が持続すると見られることから中長期的にはポジティブなパフォーマンスを維持するものと見られる。LME在庫は▲1,125Mt減少、(FSCは7.2日)、(キャンセルワラント率は1.5%)。売買高は14,016枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期近の上げ幅が大きく上昇しブルスティープニング。C-3(Cash vs 3M Fwd)は17ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。昨日の引けは6,470.00(+240:17C)。

Zinc 3M   :2,112.00(+59:26.5C)
 昨日の亜鉛価格は上昇した。ドル安の進行、株高の進行、ストの影響で銅価格が上昇していることに伴う地合いの好転を受けて。今後は、亜鉛価格は堅調な推移になると考えている。最大需要国である中国の鉄鉱石輸入の増加に伴う亜鉛需要の増加観測、同時に中国国内の環境面を意識した精錬キャパシティの縮小が、需給をタイトにさせると予想されるためである。LME在庫は▲350Mt減少、FSCは14.4日(キャンセルワラント率は2.0%)。売買高は4,083枚。イールドカーブは期近が上昇し、ブルフラットニング。C-3は27ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。昨日の引けは2,112.00(+59:26.5C)。

Lead 3M   :2,288.00(+84:25.75C)
 昨日の鉛価格は上昇した。欧州時間にはいってからのドル安進行を受けて上昇し、銅がストライキ報道を受けて騰勢を強めたことから鉛も地合いが好転した。年内は自動車買取プログラムが継続されることから短期的に上値を狙う動きも出ているものと見られる。今後は鉛需給は均衡すると考えられることから、在庫水準の高さを映じて徐々に水準を切り下げると見ている。足許の価格高騰は各国の自動車買い替えプログラムによるバッテリー特需と、中国政府の環境に配慮した生産減少(ここまで約400KMtの生産キャパシティが縮小)によるものであるが、これは徐々に緩和することになろう。LME在庫は▲150Mt減少、(FSCは5.7日、キャンセルワラント率は1.7%。)。売買高は1,609枚。イールドカーブはパラレルに上昇。C-3は26ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。昨日の引けは2,288.00(+84:25.75C)。

Aluminum 3M :1,945.00(+40:35.5C)
 昨日のアルミ価格は上昇した。欧州時間から始まったドル安と、その後の株価の上昇を受けて地合いが好転、原油価格の上昇もあって上げが加速した。1,800ドルが下値の目処として足許強く意識されており、今後予想される調整局面でこの水準を下回り、100日移動平均線のサポートライン(1,750ドル)を試す動きになるかどうかが調整時の下値の目処を見る上で大きなポイントとなるが、その可能性は低くなっていると見ている。下値を試した後は低金利コンタンゴを背景に現物需要が高まり、上昇すると考えている。広くアルミ市場が供給過剰であることが知られているが、こうしたファイナンス上の理由で相場は下支えされよう(過剰在庫の水準は既に価格に織り込み済み)。大幅な下落のリスクは、来年の夏以降のファイナンスが継続せず使用可能な在庫が増えることであるが、経済環境を鑑みるとそれはもう少し先になると予想される。LME在庫は+100Mt増加、(FSCは48.1日)。(キャンセルワラント率は2.0%)。売買高は11,942枚。イールドカーブは期近の上げ幅が大きくブルフラットニングしている。C-3は36ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。昨日の引けは1,945.00(+40:35.5C)。

Nickel 3M :19,275.00(+575:65C)
 昨日のニッケル価格は上昇した。ドル安、株高の進行と、INSGの需給統計が供給不足となったことが材料となった。今後は徐々に水準を切り上げる動きになると考えている。中国の輸入が大幅に増加したが、これは民間レベルにまで及ぶ投機的な現物の買いによるものであることが指摘されており、今後もこの状態が継続するとは考えにくいが、中国以外の国々でも景気の底打ち感の強まりから在庫積み増しの動きが見られると予想されることから、需要は向こう1年半程度横ばいと見ている。一方で、大手生産者は引き続き生産を見送っており、トータルでニュートラルであると見られ、需給は均衡、景気回復に伴い価格は上昇することになろう。LME在庫は+120Mt増加、(FSCは36.0日)、キャンセルワラント率は0.8%。売買高は1,032枚。イールドカーブは期近の上げ幅が大きくブルフラットニングしている。C-3は65ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。昨日の引けは19,275.00(+575:65C)。

Tin 3M   :14,575.00(+25:440B)
 昨日の錫価格は上昇した。材料は他の非鉄金属と同じく、ドル安の進行と株高。今後は最大生産国であるインドネシアの動向に大きく影響を受ける状況が続くと見られ、需給はタイトに推移することになろう。この夏、インドネシア政府は違法生産者の逮捕に踏み切っており、インドネシアからの精錬錫の輸出は激減することが予想されているためだ。中国需要の減少に伴う裁定取引機会の縮小が需中国の需要を減少させようが、供給の不安定さが引き続きイールドカーブの形状をバックワーデーションに維持することが予想される。LME在庫は▲30Mt減少、(FSCは25.6日)、P596は1.65%。売買高は211枚。イールドカーブは期先の上げ幅が大きくブルスティープニングしている。C-3は440ドルバックとバック幅を拡大した。昨日の引けは14,575.00(+25:440B)。



【エネルギー】
WTI :79.61(+1.08)
Brent :77.77(+0.78)

 昨日のNY原油は上昇した。株価が好決算を受けて上昇したことに加え、ドル安が進行したことから引けに掛けて大幅に上昇し、80ドルをトライする動きとなった。米在庫統計では、引き続き需要の減少(低迷)に伴う石油製品の生産調整の影響で処理量が大幅に減少して、輸入も減少しており原油需給はFSCベースでタイトになりつつあるが、原油需要の回復はまだ見られておらず、現在の原油相場は株で言うところの金融相場の様相を呈している。しばらくは消費が耐えうる価格レベルを試す動きになると見るが、80ドルが限界であろう。中期的にはIMFの見通し上方修正にあるように、景気回復に伴う需要増加観測から水準を切り上げる動きになると考えている。イールドカーブは期近の上げ幅が大きくブルフラットニングしている。直近限月の騰落率は+1.3%。昨日の引けは79.61(+1.08)。 Brentは上昇した。直近限月の騰落率は+1.0%昨日の引けは77.77(+0.78)。 WTI/Brentは+1.84のポジティブスプレッドに。
 RBOBは上昇した。原油価格の上昇が支援材料となった。また、需要の回復は緩慢であるもののFSCベースでの在庫水準が5年レンジの適正レベルまで戻ったことからクラックスプレッドの拡大を伴って価格は上昇している。しかし正直なところ需要(出荷)が増加しているが、どちらかといえばウィンターグレードへの入れ替えに伴う需要増加であり、総じて需要は緩慢であるとのスタンスは大きく変更する必要はない。イールドカーブは期近の上げ幅が大きくブルフラットニング。直近限月の騰落率は+0.4%。昨日の引けは198.72(+0.79)。 ヒーティングオイルは上昇した。RBOBと同様、原油価格の上昇が材料になったが、200セントの心理的節目を上抜けしたことに伴うテクニカルな上昇であったと考えられる。在庫統計で需要(出荷)の増加が見られたが、ガソリン同様ウィンターグレードへの交換時期でもあり、季節的な動きである。総じてFSCは高くファンダメンタルズは弱く、ここまでの価格上昇はファンダメンタルズのみでは全く正当化できない。イールドカーブは期近の上げ幅が大きくブルフラットニング。直近限月の騰落率は+1.1%。昨日の引けは205.22(+2.25)。 ICEガスオイルは上昇した。イールドカーブは期近の上げ幅が大きく、ブルフラットニングしている。直近限月の騰落率は+1.2%。昨日の引けは633.00(+7.75)。



【ひとりごと】
この前友人の結婚式の二次会に久しぶりに出席した。
この歳になるとなかなか結婚式に呼ばれることもないので、非常に楽しい1日であった。

そもそもの新郎新婦の馴れ初めはなんとなくしか聞いていなかったが
どうも、私の大学時代のサークルの同期が設定した飲み会で知り合い
その飲み会で知り合った男女4人が結婚することになったらしい(含む私の同期)。


で。


私は新婦側の友人で
彼女と仕事をしているときに、この話を聞いたのだ。
世の中狭すぎる。
新婦はたまたま仕事で知り合った人なんですけど、そんなに身近な人間と出会い、結婚に至ったとは...
二人ともお似合いであった
後で写真で見せてもらった私の大学の友人のカップルも、お似合いであった。

なんとなく、こうなることは、予め決まっていたことなんでしょうかね。
私、運命論者ではないが最近、偶然は必然であるように思えてならない。


4人の幸せをお祈りしてます。


って。
この歳になって結婚式が少なくなったって言っていたけど
11月末から3連荘なんですね。

偶然は必然。