やっぱり下落

※本日も簡略版です。

【商品市況概況】
「調整続く」
 昨日の商品価格は軒並み下落した。夜間発表された米住宅関連統計の悪化を受け、株やその他のリスク資産に利食い売りが入ったため。繰り返しこのコラムで指摘している通り、現在の商品相場は金融相場の様相を呈しており、経済対策などの効果で消費のボトムラインは徐々に切り上がってきてはいるものの、現在の価格水準を是認で切るような環境ではない。そのため昨晩のような「分かり易い」統計が発表されると調整が入り易い。底なしの下落になると思っている市場参加者は少ないものの、ドル安と金融緩和が続くようであれば相場は上昇しますね、といっていたトーンががらっと変って下値余地を探る展開になる可能性は常にあることは意識しておかねばならないだろう。


【経済関連ニュース】
・Q309豪州CPI 前期比+1.0%。
・マレーシア中銀、政策金利を2.0%で据え置き。
・米MBA住宅ローン申請指数 前週比▲12.3%の562.3、借換指数 前週比▲16.2%の2,352.5、購入指数 前週比▲5.2%の254.9。
・9月米製造業耐久財受注 前月比+1.0%(前月改定▲2.6%(速報比▲0.2%))。除く輸送機器 前月比+0.9%。
・9月米新築住宅販売 前月比▲3.6%の40.2万戸(前月改定41.7万戸(速報比▲1.2万戸))。
・10月独消費者物価指数速報 前年比変わらず(前月▲0.5%)。
・9月日本鉱工業生産 前月比+1.4%(前月改定+1.6%)。前年比▲18.9%。

NY Dow  :9,762.69(▲119.48)
S&P500   :1,042.63(▲20.78)
NIKKEI225 :10,075.05(▲137.41)
Dax :5,496.27(▲138.75)
FT250 :8,849.50(▲291.78)
Sensex  :16,283.49(▲69.91)
Shanghai A :3,181.266(+10.324)
Brazil Bovespa :60,162.3086(▲2,998.731)

JPY/USD :90.68(▲1.15)
USD/EUR :1.473(▲0.0062)


・ドルは対ユーロで上昇。経済統計の悪化を受けて高リスク・高金利通貨への資金シフトの巻き戻しが発生したことから。円は対ドルで上昇。
日本株は大幅下落。米国株が大幅に続落していることから海外市況の悪化も映じ、幅広い銘柄が売られた。米株は大幅下落。夜間に発表された米住宅関連統計の悪化を受けて。政府による税優遇措置が取られなければ住宅市況は悪化する可能性が指摘され始めている。




穀物
Cbot Wheat :494.75(▲8.5)
Cbot Corn :369.00(▲1.75)
CSCE Sugar :21.37(▲0.74)





【貴金属・非鉄金属
Comex Gold :1,029.90(▲4.8)
Comex Silver :1,624.00(▲30)
Nymex Platinum :1,297.4(▲15.3)
Nymex Palladium :317.4(▲13.15)


Copper 3M :6,430.00(▲150:26C)
 昨日の銅価格は下落した。LME在庫は+1,075Mt増加、(FSCは7.5日)、(キャンセルワラント率は1.3%)。売買高は13,616枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。C-3(Cash vs 3M Fwd)は26ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。昨日の引けは6,430.00(▲150:26C)。

Zinc 3M   :2,190.00(▲123:25.75C)
 昨日の亜鉛価格は下落した。LME在庫は+375Mt増加、FSCは14.5日(キャンセルワラント率は2.4%)。売買高は9,050枚。C-3は26ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。昨日の引けは2,190.00(▲123:25.75C)。

Lead 3M   :2,230.00(▲40.5:25.25C)
 昨日の鉛価格は下落した。LME在庫は▲175Mt減少、(FSCは5.8日、キャンセルワラント率は0.8%。)。売買高は3,350枚。C-3は25ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。昨日の引けは2,230.00(▲40.5:25.25C)。

Aluminum 3M :1,912.00(▲73:35.25C)
 昨日のアルミ価格は下落した。LME在庫は▲1,375Mt減少、(FSCは48.3日)。(キャンセルワラント率は2.4%)。売買高は16,603枚。C-3は35ドルコンタンゴと前日と変わらず。昨日の引けは1,912.00(▲73:35.25C)。

Nickel 3M :17,800.00(▲850:77C)
 昨日のニッケル価格は下落した。LME在庫は+582Mt増加、(FSCは36.3日)、キャンセルワラント率は0.7%。売買高は2,847枚。C-3は77ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。昨日の引けは17,800.00(▲850:77C)。

Tin 3M   :14,650.00(▲745:130B)
 昨日の錫価格は下落した。LME在庫は+35Mt増加、(FSCは25.9日)、キャンセルワラント率は1.5%。売買高は599枚。C-3は130ドルバックとバック幅を縮小した。昨日の引けは14,650.00(▲745:130B)。



【エネルギー】
WTI :77.46(▲2.09)
Brent :75.86(▲2.06)

・米在庫統計 原油+0.7MB、ガソリン+1.6MB、ディスティレート▲2.1MB、稼働率+0.68%


 昨日のNY原油は下落した。ドル高の進行と株安を受けて。夜間に在庫統計が発表されたが、原油は自国生産を増加させ、輸入を過去5年レンジ以下にするなど米国内の石油需要が引き続き低迷していることをうかがわせる内容であった。このコラムで繰り返しコメントしているが、別に現物需要が劇的に回復しているわけではない。またこれも繰り返しになるが、金融相場が続いているが、これについても量的緩和解除、財政出動の停止、ドル安の終了があればその限りではない。尚、しばらくは消費が耐えうる価格レベルを試す動きになると見るが、持続的に80ドルを上回る価格が維持できる経済環境にあるとは言えず、調整リスクをはらみながら上値余地を試す動きになろう。中期的にはIMFの見通し上方修正にあるように、景気回復に伴う需要増加観測から水準を切り上げる動きになると考えている。イールドカーブは期近の下げ幅が大きい。直近限月の騰落率は▲2.8%。昨日の引けは77.46(▲2.09)。 Brentは下落した。直近限月の騰落率は▲2.8%昨日の引けは75.86(▲2.06)。 WTI/Brentは+1.60のポジティブスプレッドに。
 RBOBは下落した。直近限月の騰落率は▲4.4%。昨日の引けは198.64(▲8.41)。
 ヒーティングオイルも下落した。直近限月の騰落率は▲3.0%。昨日の引けは199.69(▲5.82)。
 ICEガスオイルは下落した。直近限月の騰落率は▲2.6%。昨日の引けは624.75(▲16.0)。



【ひとりごと】
予想通り、不在の間に相場は大きく下落した。
一旦調整があると考えていたのである意味予想通りではあるが、あえて不在のときに下落しないでも...


まぁいいや。


今日も不在なので、相場きっとすごく動くと思うな。