受験戦士

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コモディティデリバティブの歴史や使い方の解説書です。

【商品市況概況】
「様子見」
 昨日の商品価格は上昇した。夜間に発表された経済統計が好調な内容であったことからドル安が進行した。この動きは依然、違和感があるのだが米経済統計の好調は高リスク資産価格の上昇ををドルキャリーを通じて引き起こす。円金利も同様の効果をもたらすと考えられ、以前は円のみが過剰流動性を市場に供給うしていたが、大きく様変わりしているといえる。今後に関しては結局のところ、景気の本格的な回復はまだ遠く、需要の増加も経済対策の効果によるものであることが徐々に実感として伝わりつつあり、市場参加者は経済統計をにらみながら一喜一憂することになろう。月初〜月中は金融政策会合が各国で開催されることから、投機筋は日計りの取引を中心にせざるを得ず、レンジながらもボラティリティの高い相場展開を形成することになると考えている。
 今週は月初ということもあって大きな指標が目白押しである。米雇用統計、ADP民間雇用統計等の今後の労働市場を占う上で重要な指標が発表されるほか、FOMCが開催される。低金利を継続するか、インフレ懸念を警戒した早期の金融緩和解除(といってもマイルドなもの)が行われるかがポイントとなる。いずれにしても長期にわたる低い水準の金利維持の方針は大きく変更はされないだろう。


【経済関連ニュース】
・10月中国PMI 55.2(前月改定54.3)。
・10月ユーロ圏製造業景気指数改定 50.7(前月改定49.3)。
・9月米中古住宅販売 前月比+6.1%(前月改定+6.4%)。
・10月米ISM製造業景況指数 55.7(前月改定52.6)。
・9月米建設支出 前月比+0.8%(前月改定▲0.1%(速報比▲0.9%)。


NY Dow  :9,789.44(+76.71)
S&P500   :1,042.88(+6.69)
NIKKEI225 :9,802.95(▲231.79)
JPY/USD :90.33(+0.33)
USD/EUR :1.476(+0.0027)

・ドルは対ユーロで下落。夜間の米経済統計が好調であったことから短期的に高金利通貨へのシフトが起きた。円も軟調に推移。ドルと円はキャリートレードの原資となっている可能性が高く、経済統計の改善があれば軟調に推移するという動きが続いているが、基本、今週のFOMCを控えてレンジ推移となっている。
日本株は大幅に下落、CIT破たんに伴う米景気後退観測が再び強まったことから。米株は上昇。前日の下げ幅が大きかったことから、経済統計の好転等もあって半値戻し程度の買いが入った。



穀物市場サマリー】
Cbot Wheat :516.75(+22.5)
Cbot Corn :382.25(+16.25)
CSCE Sugar :22.88(+0.72)



非鉄金属・貴金属】
・中国は来年、新しい鉄鉱石価格体系を受け入れる可能性(BHP Billiton)。
IMF、金200Mtをインド準備銀行に売却。


Comex Gold :1,054.00(+13.6)
Nymex Platinum :1,338.1(+11.8)

・NY金は上昇した。経済統計の好転を材料にドル安が進行したことから。金は足元、幅広く市場参加者に支持されているコモディティであり、特に金が上昇して困る人の数が少ないこともあって上昇に拍車がかかっている(というよりも、マネーフローの変化を通じて高止まっているというのが正確な言い方か)。今週のFOMCで金融緩和が一部解除された場合には足元の唯一の金の売り材料であるドル高が進行する可能性が高い。当コラムの中期的なターゲット価格は1,400ドルとしている。昨日の引けは(東京時間0:00価格) 1,054.00(+13.6)。
 銀価格は上昇した。ドル安の進行が材料となった。今後は銀生産の多くが亜鉛・鉛の鉱山からの生産であり、資本投資の不足から供給が限られると見られるため、銀価格は対金比でも高いパフォーマンスを維持することになろう。昨日の引け(東京時間0:00価格)は 1,644.00(+18.5)。"
 先週のCFTCポジション報告によるNon-Commercialポジションは、金はロングが272,946(前週比 ▲13,918)、ショートが31,169(前週比 ▲5,588)となったことから、ネットで241,777(前週比 ▲8,330)となった。銀はロングが51,014(前週比 ▲13,918)、ショートが6,874(前週比 ▲5,588)となったことから、ネットで21,471(前週比 ▲1,967)となった。


・NYプラチナ価格は上昇した。ドル安の進行と株高で。基本、プラチナも金と同様に物色されると見るが、価格が著しく上昇した場合には代替品へのシフト(特にパラジウム)が進むことが予想されるため、金よりは高いパフォーマンスにならないと考えている。ただし基本的には日米欧の自動車需要減少が、途上国の自動車需要、宝飾品需要がカバーするとみられること、当局規制の影響の少ない貴金属ETFは投機の対象となりやすいことからさらなる上昇を見込んでいる。昨日の引け(東京時間0:00)は1,338.1(+11.8)。
 パラジウムも上昇した。今後はプラチナと同様、触媒・宝飾需要がパラジウム価格を押し上げることになろう。ただし引き続き地上在庫が12百万オンス程度あるものとみられ、プラチナ程の価格上昇にはならないと考えている。昨日の引け(東京時間0:00)は326.35(+3.1)。"
 先週のCFTCポジション報告によるNon-Commercialポジションは、プラチナはロングが20,804(前週比 +4,887)、ショートが1,377(前週比 ▲2,483)となったことから、ネットで19,427(前週比 +7,370)となった。パラジウムはロングが37,835(前週比 +4,887)、ショートが28,780(前週比 ▲2,483)となったことから、ネットで13,671(前週比 ▲729)となった。


Copper 3M :6,555.00(+75:24.5C)
 昨日の銅価格は上昇した。LME在庫は▲25Mt減少、(FSCは7.5日)、(キャンセルワラント率は0.8%)。売買高は20,708枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期近の上げ幅が大きくブルスティープニングしている。C-3(Cash vs 3M Fwd)は25ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。昨日の引けは6,555.00(+75:24.5C)。
 9月の中国の銅関連品輸入は1,090.77(前月比+56.95, 前年比+73.54)、輸出は11.46(前月比+4.94, 前年比+8.67)となっている(単位はいずれもKMt)。

Zinc 3M   :2,195.00(+35:26C)
 昨日の亜鉛価格は上昇した。LME在庫は▲400Mt減少、FSCは14.5日(キャンセルワラント率は2.7%)。売買高は11,626枚。イールドカーブは期近の上げ幅が大きくブルフラットニングしている。C-3は26ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。昨日の引けは2,195.00(+35:26C)。
 9月の中国の亜鉛輸入は47.82(前月比 +6.34, 前年比 +0.32)、輸出は1.79(前月比 +0.79, 前年比 ▲3.11)となっている(単位はいずれもKMt)。

Lead 3M   :2,298.00(▲7:24.75C)
 昨日の鉛価格は下落した。LME在庫は▲250Mt減少、(FSCは5.8日、キャンセルワラント率は0.2%。)。売買高は2,858枚。イールドカーブは期近の下げ幅が大きくベアスティープニングしている。C-3は25ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。昨日の引けは2,298.00(▲7:24.75C)。
 9月の中国の鉛輸入は10.77(前月比 +2.77, 前年比 +1.64)、輸出は2.98(前月比 +1.53, 前年比 +2.31)となっている(単位はいずれもKMt)。

Aluminum 3M :1,916.00(+8:33.75C)
 昨日のアルミ価格は上昇した。LME在庫は▲3,500Mt減少、(FSCは48.2日)。(キャンセルワラント率は2.7%)。売買高は19,288枚。イールドカーブは期先の上げ幅が大きくブルスティープニングしている。C-3は34ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。昨日の引けは1,916.00(+8:33.75C)。
 9月の中国のアルミ関連製品の輸入は935.86(前月比+174.94, 前年比+366.51)、輸出は33.36(前月比+5.97, 前年比▲31.59)となっている(いずれも単位はKMt)。

Nickel 3M :18,060.00(▲190:44C)
 昨日のニッケル価格は下落した。ドル安の進行等はあったが、LME在庫が+2,706Mt増加と大幅に増加したことが嫌気された。FSCは37.8日、キャンセルワラント率は0.8%。売買高は4,663枚。イールドカーブはおおむねパラレルに低下している。C-3は44ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。昨日の引けは18,060.00(▲190:44C)。
 9月の中国のニッケルの輸入は20.49(前月比 ▲2.21, 前年比 +10.05)、輸出は3.16(前月比 ▲1.63, 前年比 +2.62)となっている(いずれも単位はKMt)。

Tin 3M   :14,775.00(+75:75B)
 昨日の錫価格は上昇した。LME在庫は▲35Mt減少、(FSCは25.8日)、キャンセルワラント率は1.13%。売買高は278枚。イールドカーブは期先の上げ幅が大きくブルスティープニングしている。C-3は75ドルバックとバック幅を縮小した。昨日の引けは14,775.00(+75:75B)。
 9月の中国の錫の輸入は1.9(前月比 +0.26, 前年比 +0.9)、輸出は0.4(前月比 +0.25, 前年比 +0.38)となっている(いずれも単位はKMt)。



【エネルギー関連ニュース】
WTI :78.13(+1.13)
Brent :76.55(+0.29)

 昨日のNY原油は上昇した。夜間に発表された米経済統計の好転を受けたドル安の進行と株高の進行を受け、これらのレバレッジ効果で上昇した。ただしやはり需要の回復がなく景気の先行きの不透明感は強いことから上値は限られている。FOMCの内容を見極めたいとの向きも多いようだ。イールドカーブは期先が上昇し、ブルスティープニング。直近限月の騰落率は+1.4%。昨日の引けは78.13(+1.13)。
 Brentは上昇した。イールドカーブは略パラレルに上昇している。直近限月の騰落率は+0.4%。昨日の引けは76.55(+0.29)。
 WTI/Brentのスプレッドは1.58のポジティブスプレッドとなっている。"
 RBOBは上昇した。原油価格の上昇を受けて。長期にわたってガソリン価格を押し上げるファンダメンタルズ材料はないものの、在庫の需給は数値の上ではFSCが5年レンジに入っており、原油価格がドル安等を受けて上昇する場合にはこの限りではない。クラックスプレッドも比較的安定している。イールドカーブは略パラレルに上昇している。直近限月の騰落率は+2.6%。昨日の引けは199.03(+5.25)。
 ヒーティングオイルは上昇した。原油価格の上昇に連れる形で。イールドカーブはパラレルに上昇している。直近限月の騰落率は+3.1%。昨日の引けは204.60(+6.49)。
 ICEガスオイルは上昇した。イールドカーブはパラレルに上昇。直近限月の騰落率は+0.4%。昨日の引けは627.25(+2.5)。


【ひとりごと】
うちのすぐそばに河合塾がある。
皆勉強している。
でも、医学部を目指す人たちを中心とする塾らしく
男女がいちゃいちゃしているところは見かけられない。


まあ、それはどうでもいいんですが
子供のころに読んでいた「コロコロコミック」という漫画雑誌があったんだが
その中に、「受験戦士、轟一番」という漫画があったのを
塾を通るたびに思い出すようになった。



昔は夢中になって読んでいたのだが
内容は今から考えると、とんでもない。
出だしは開成中学ならぬ、開布中学に入学することを目的とする勉強漫画だったのだが
後半、実は「受験勉強はプロボクサーになるための修行だった」ということになって、最終的にはボクシングの選手になる
というとんでもない話である。


それはさておき。


受験戦士ッて言うのはどういうものを指すんでしょうか。
戦士ですよ、戦士。
通常、受験は受かればよいものであり
戦う必要はないわけです。
でもこの人たちは受験を通じてなんだか戦っているんですよ。

今の漫画の主流である「考える」という行為が一切行われず
ひたすら「早く」答案を書きあげることのみに力点が置かれている。
自分のつたない経験からすると
「早く答案用紙を書きあげた場合にはほとんどの場合間違い」であることが多いのだが
この漫画はお構いなしである。
早く回答用紙を埋めることのみに命をかけ


ゴッドハンド


とか


答案二枚返し


といった、なんだかわけのわからない技を使って
早く回答するのだ。
何だよ、答案二枚返しって?

しかも、私の記憶によれば回答するときに体は逆立ちをした格好で中に浮き
両目を右左別々の動きをさせて
2枚の答案を両手で回答するという
どう考えても周りの受験生の迷惑にしかならない技を使って。

今の受験生は、こんな漫画があったことすら知らないだろうな
まぁ、知っても何の役にも立たないが。

ウィキペディアにも説明が出てたので、見てみてください。
それだけでも笑えます。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A8%E3%81%A9%E3%82%8D%E3%81%91!%E4%B8%80%E7%95%AA