駅弁-その1

【商品市況概況】
「中国の窓口指導」
 昨日の商品価格は軒並み下落している。中国当局が実際に融資規制の窓口指導に乗り出したことや、特定の銀行に対して預金準備率を引き上げるなどの個別指導も行われたことなどが嫌気された。年末から年始に掛けて発表された経済統計の数値が実態と乖離して良すぎる内容であったこと(特に中国、米国)や、支持率低迷にあえぐ米オバマ大統領のパフォーマンスによる規制強化観測等、昨年中ごろから見られた景気回復のためにあらゆる手段を講じる、といったモードから現実路線への転換が急速に進んでいるとの印象を受ける。金融政策の変更は今年の夏以降と考えていたが、それよりも早いタイミングで何らかの措置が取られる可能性が出てきていることが市場参加者の不安をあおり、今まで保有してきた買い持ちポジションの解消、ないしはニューショートによるポジションのニュートラル化に弾みをつけているようだ。
 今後は経済対策に拠らず、景気の足腰がしっかりしているか否かがさらに注目されることになろう。原油を例に挙げると私は原油価格が60ドルを上回ったところからの上昇は、現在の経済状況を鑑みると行き過ぎであると考えており、それ以降の価格上昇は投機によるものであると言っても良いと思っている(とはいっても、景気対策でインフレ政策を各国が採用していたので、ある意味必然の上昇であったわけですが...)。よって金融緩和の解除が価格の低下を促す可能性は高いだろう。ただし昨年の春先に見られた30?、40?といった原油の水準を見ることは、経済対策の効果によって景気が徐々に回復している環境下、その可能性は低いと考えている。


【経済関連ニュース】
・S&Pが日本国債のアウトルックを安定的から「ネガティブウォッチ」に変更。
・1月独IFO95.8(前月改定94.6(速報比▲0.1))。
・11月S&Pケースシラー住宅価格指数 前月比+0.2%(前月改定+0.3%)。
・11月米FHFA住宅価格指数 前月比+0.7%(前月改定+0.4%)。
・1月米消費者信頼感指数 55.9(前月改定53.6(速報比+0.7))。
中国銀行、上海地区での法人向け新規融資を停止(一部報道)。中国政府当局の窓口指導が始動。また、中国政府当局はさらに0.5%の準備率引き上げを数行に命じたとの報道も。
・12月日本貿易統計 輸出 前年比+12.1%、輸入 前年比▲5.5%。
・日銀金融政策決定会合 政策金利据え置きを確認。




【為替・株】
NY Dow  :10,194.29(▲2.57)
S&P500   :1,092.17(▲4.61)
NIKKEI225 :10,325.28(▲187.41)
Dax :5,668.93(+37.56)
FT250 :9,292.92(▲0.2)
Sensex  :Close
Shanghai A :3,166.194(▲78.802)
Brazil Bovespa :65,523.7305(▲696.309)

JPY/USD :89.66(▲0.58)
USD/EUR :1.41(▲0.0049)


・ドルは対ユーロで上昇。中国の銀行への窓口指導の強化に伴う流動性供給減速観測を受けて、リスク資産へのドルキャリートレードアンワインドが起きたものと見られる。円は対ドルで下落後、上昇。日本国債のネガティブウォッチが嫌気されたが、中国の金融引き締め強化に伴うリスク資産への投資意欲が減退したため。

日本株は続落。中国の金融引き締めが実際に行われているとの報道や、更なる金融引き締めが行われる見通しであることが投資需要を減退させた。米株は下落。大幅な下げを受けた値ごろ感から買いが入る局面もあったが、米経済統計が比較的良好な内容であったことから逆に金融緩和解除観測が強まり、引けに掛けて売られた。



穀物
Cbot Wheat :494.00(▲4.25)
Cbot Corn :362.25(▲5.5)
CSCE Sugar :29.30(▲0.5)


【貴金属・非鉄金属
Comex Gold :1,098.30(+2.6)
Comex Silver :1,684.60(▲28.5)
Nymex Platinum :1,522.2(▲18.3)
Nymex Palladium :427.55(▲12.45)



・NY金は上昇した。中国の「窓口指導」の影響で投機需要が頭打ちになりつつある中、ドル高の進行もあって下値を探ったが、各国の財政不安などを背景とした質への逃避は継続しており、100日移動平均線でサポートされて結局前日比プラスで引けた。ドルが本格的な上昇局面に入るのは早くとも今年の夏以降であると見られ、こうした為替要因も金を堅調に推移させる要因となっている。ターゲットプライスは引き続き1,400?であるが、今年の後半以降にずれ込む可能性が出てきた。昨日の引けは(東京時間0:00価格) 1,098.30(+2.6)。

 銀価格は下落した。株の下落とドル高で。100日移動平均線を下抜けしてしまったことからテクニカルに下値を試し易い。特に昨年後半からの上昇は投機目的の需要であったことから中国当局などの規制が強化されることに伴い、下ぶれリスクがあることは意識したい。昨日の引け(東京時間0:00価格)は 1,684.60(▲28.5)。


・NYプラチナ価格は下落した。中国の融資規制強化の動きを受けて前日比大幅マイナスで寄り付いた。しかし下値では買いが入り、堅調に推移した。今後は各国の金融政策動向を受けた投機資金の動き、為替の動きに注目したい。現在規制強化の流れが強まっているが、これが広がるとETF上場で盛り上がりを見せていたプラチナ市場も調整せざるを得ないだろう(まだそういった環境にはなっていないと考えているが)。昨日の引け(東京時間0:00)は1,522.2(▲18.3)。

 パラジウムは大幅に上昇下落した。昨日の引け(東京時間0:00)は427.55(▲12.45)。


・San Ignacio De Morocacha SA 亜鉛山労働者、賃金を巡ってストライキを実施。

Copper 3M :7,381.00(▲84:24C)
 昨日の銅価格は下落した。LME在庫は+175Mt増加、(FSCは10.8日)、(キャンセルワラント率は2.2%)。売買高は13,869枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。
Zinc 3M   :2,318.50(+3.5:22.25C)
 昨日の亜鉛価格は上昇した。LME在庫は+2,100Mt増加、FSCは16.7日(キャンセルワラント率は0.7%)。売買高は7,293枚。
Lead 3M   :2,200.00(▲20:24.5C)
 昨日の鉛価格は下落した。LME在庫は+350Mt増加、(FSCは6.9日、キャンセルワラント率は0.6%。)。売買高は2,016枚。
Aluminum 3M :2,220.00(▲22:31.75C)
 昨日のアルミ価格は下落した。LME在庫は▲3,125Mt減少、(FSCは49.0日)。(キャンセルワラント率は5.1%)。売買高は8,100枚。
Nickel 3M :18,200.00(+45:78C)
 昨日のニッケル価格は上昇した。LME在庫は▲198Mt減少、(FSCは47.5日)、キャンセルワラント率は0.8%。売買高は1,575枚。
Tin 3M   :17,975.00(+75:57C)
 昨日の錫価格は上昇した。LME在庫は▲65Mt減少、(FSCは26.4日)、キャンセルワラント率は3.18%。売買高は225枚。




【エネルギー】
WTI :74.71(▲0.55)
Brent :73.29(▲0.4)

 昨日のNY原油は下落した。中国の融資規制強化の動きを受けた投機意欲の減退とドル高が背景。昨日100日移動平均線レジスタンスラインを上抜け出来なかったことも地合いを悪くした。月初の環境と異なり、突如金融当局が金融緩和の解除方向に向かい始めており、この流れが加速するようであれば原油価格も調整を余儀なくされよう。このコラムで指摘をしている通り、原油の需要は昨年の状態からは回復しているものの、本格的な回復ではない。過剰流動性の供給が規制されれば価格は調整するのは自明である。中期的には景気回復(GDPプラス成長への回復)に伴う需要増加観測が原油の下値を堅くしようが、経済対策の効果の剥落と気温の上昇を受けて春先に掛けて水準を切り下げる動きになると考えている。イールドカーブは期先の下げ幅が大きくベアフラットニング。直近限月の騰落率は▲0.7%。昨日の引けは74.71(▲0.55)。 Brentは下落した。直近限月の騰落率は▲0.5%昨日の引けは73.29(▲0.4)。 WTI/Brentは+1.42のポジティブスプレッドに。
 RBOBは下落した。原油の下落を受けて。ガソリンはファンダメンタルズが弱く、原油のサポート材料がなければ上昇は難しい。イールドカーブは期近の下げ幅が大きい。直近限月の騰落率は▲1.7%。昨日の引けは196.74(▲3.34)。 ヒーティングオイルは下落した。原油価格の下落を受けて。ただし引き続きピークシーズンであること、ヒーティングオイル在庫の水準は低いこと(中間留分在庫の水準は高いが殆どがディーゼルオイル)もあって比較的堅調に推移しているとの印象。昨日の引けは195.08(▲1.5)。イールドカーブはほぼパラレルに低下。昨日の引けは195.08(▲1.5)。 ICEガスオイルは上昇した。イールドカーブは期近が上昇、期先が低下している。直近限月の騰落率は+0.3%。昨日の引けは596.25(+2.0)。



【ひとりごと】
駅弁。


最近電車に乗る時に買うことが多い。
カツサンドが大好きなので
東京駅では必ずカツサンドを買うことにしている。
買う場所も決めていて
グランスタじゃあなくって、東北新幹線の乗り口の向いにある弁当屋にしている
一応、有名店が作っている弁当を主に取り扱っているお店なので
見るからに美味しそうである


叙々苑の焼肉弁当


とか


崎陽軒シウマイ弁当


とか
本当に悩むがいつもカツサンドを選んでしまうのだ。
この前は一緒に出かけた同僚が


シウマイ弁当に、追加でシウマイを買いました」


という、非常に魅力的な購入の仕方をしていた。
崎陽軒のシウマイ、美味しいんですよね
他のどんな高級なシウマイよりも
神楽坂の五十番のシウマイよりも
ずっと美味い


でも、シウマイ弁当の問題は4つぐらいしかシウマイが入っていないことなのだ
それを追加でシウマイを購入することで解決するとは...
恐るべき男である
食べすぎなのではとの指摘もあるが(シウマイ16個)
彼の購入方法に私は激しくグラついた
しかし、新幹線の時間は迫る


で。


結局カツサンドにしちゃうんですよね。


で。


ここのお店はカツサンドの選択が比較的ある
読者の方はご存じと思うが、



私の大好きな万カツサンド

まい泉カツサンド

カツサンド



が並んでいるのだ。
通常であれば悩まずに万カツサンドを頼むのだが、ちらっと横を見ると


たいめいけんのビフカツサンド


なるものが置いてある。
私の心は千々に乱れた(ここまでシウマイ弁当の事実を知ってから20秒。電車発車まであと5分)



あのたいめいけん、だろ
しかも俺が大好きな牛肉だろ
でも、大体こういうときに悩んで別のものにすると外れるんだよな
でも、たいめいけんだし...


と、悩んでいたところ、私の目に小さなものが止まった
ビフカツの上に小さなコルニッション(小さいピクルス)
が乗っているじゃあないですか
私、キュウリだけは食べられないのに
このコルニッションだけは食べられるんですよね
むしろ大好物だし



これが決め手となり購入決定
新幹線発車まであと3分


よし。
相当満足だ。


しかし、なんとなく一抹の不安を覚える...
(済みません、このまま書くと尋常じゃなく長くなりそうなので明日に続きます)