【商品市況概況】
「政治に揺れた一週間」
昨日の商品価格は下落している。夜間に注目されていたユーロ圏のGDPが発表されたが大方の予想通りのさえない内容であったことから地合いは悪化、さらに今回の景気回復のけん引役である中国が2カ月連続で預金準備率を引き上げたことが嫌気された。来週以降、中国正月に伴い買い手の動きが鈍ると予想されていることも地合いを悪くしたようである。今後は、この1週間見られたように、政治・金融政策に振らされる相場展開が続くことになると考えている。注目すべき地区と国は、欧州・米国・中国(残念ながら日本は関係ない。唯一あるとすれば鳩山政権が政治とカネの問題で退陣することであるが、それにしても商品市場には全く影響を与えないだろう)。市場の関心は、欧州の不良債権(特に不動産・商業不動産の不良債権化)を背景とする金融機関の経営悪化、さらに言えば国のリスクの高まりに伴うソブリンリスクの高まり(両者を合わせて信用リスクの高まり)、中国の金融引き締め、米国の出口戦略の行方と金融規制の動き、豪雪・気温低下等の異常気象、対イランへの制裁、である。新興国の需要は堅調であるのでここであらためて取り上げることもないだろう。このように見てみると、異常気象を除けばその多くが下落材料である。今週も相場は為替と政治的な発言に左右されながらも軟調な展開になることが予想される。
【経済関連ニュース】
・Q409ユーロ圏GDP速報 前期比+0.1%(前期改定+0.4%)。
・1月米小売売上高速報 前月比+0.5%(前月改定▲0.1%(速報比+0.2%))。
・12月米企業在庫 前月比▲0.2%(前月改定+0.5%(速報比+0.1%))。12月米企業売上高 前月比+0.9%(前月改定+2.4%)。売上高在庫比率1.26ヶ月。
・2月米消費者マインド指数速報 73.7(前月改定74.4)。
・中国人民銀行 預金準備率を50bp引き上げ。2か月連続で。
・バンクーバー五輪開幕。
【為替(FX)・株】
NY Dow :10,099.14(▲45.05)
S&P500 :1,075.51(▲2.96)
NIKKEI225 :10,092.19(+128.2)
JPY/USD :89.94(+0.15)
USD/EUR :1.363(▲0.0049)
・ドルは対ユーロで上昇。ユーロの第四四半期GDPが発表されたが、予想通り、良いと言える内容でなかったことからドルは続伸することとなった。バーナンキ議長が出口戦略に関して言及を始めていることもドルの支援材料となっている。円は小動き。
・日本株は上昇。EUサミットにおいてギリシャ支援が決定(具体策はなし)されたことが好感された。結果1万円を回復している。米株は下落。ユーロ圏GDPが予想通り低調な内容であったことに加え、今回の景気回復のけん引約である中国が2カ月連続で金融引き締めに動いたことが嫌気された。
【穀物市場サマリー】
Cbot Wheat :486.50(▲7)
Cbot Corn :361.50(▲1.75)
CSCE Sugar :26.95(▲0.58)
【非鉄金属・貴金属】
Comex Gold :1,089.50(▲4.7)
Nymex Platinum :1,511.1(▲8.2)
・先週のCFTCポジション報告によるNon-Commercialポジションは、金はロングが222,775(前週比 ▲23,273)、ショートが41,256(前週比 +5,377)となったことから、ネットで181,519(前週比 ▲28,650)となった。銀はロングが32,438(前週比 ▲23,273)、ショートが9,073(前週比 +5,377)となったことから、ネットで22,446(前週比 +1,981)となった。
・先週のCFTCポジション報告によるNon-Commercialポジションは、プラチナはロングが23,263(前週比 ▲4,541)、ショートが3,929(前週比 +81)となったことから、ネットで19,334(前週比 ▲4,622)となった。パラジウムはロングが35,897(前週比 ▲4,541)、ショートが22,247(前週比 +81)となったことから、ネットで13,682(前週比 ▲4,974)となった。
Copper 3M :6,810.00(▲129:13.75C)
昨日の銅価格は下落した。LME在庫は+2,475Mt増加、(FSCは11.1日)、(キャンセルワラント率は2.2%)。売買高は14,480枚。
先週のCFTCポジション報告によるNon-Commercialポジションは、銅はロングが35,897(前週比 ▲4,541)、ショートが22,247(前週比 +81)となったことから、ネットで13,650(前週比 ▲4,622)となった。
Zinc 3M :2,170.00(▲10:1.5C)
昨日の亜鉛価格は下落した。LME在庫は▲25Mt減少、FSCは16.9日(キャンセルワラント率は0.8%)。売買高は4,111枚。
Lead 3M :2,134.00(+9:14.5C)
昨日の鉛価格は上昇した。LME在庫は+1,150Mt増加、(FSCは7.1日、キャンセルワラント率は9.1%。)。売買高は2,331枚。
Aluminum 3M :2,055.00(▲1:31.75C)
昨日のアルミ価格は下落した。LME在庫は▲5,475Mt減少、(FSCは45.3日)。(キャンセルワラント率は5.8%)。売買高は9,940枚。
Nickel 3M :18,640.00(+190:71C)
昨日のニッケル価格は上昇した。LME在庫は▲894Mt減少、(FSCは48.3日)、キャンセルワラント率は3.4%。売買高は2,807枚。
Tin 3M :16,225.00(+25:65C)
昨日の錫価格は上昇した。LME在庫は▲225Mt減少、(FSCは25.6日)、キャンセルワラント率は8.16%。売買高は129枚。
【エネルギー関連ニュース】
WTI :74.13(▲1.15)
Brent :72.90(▲0.7)
【ひとりごと】
楽しみにしていた女子モーグル、上村選手、残念ながらメダル取れませんでしたね。
素人目にみてターンはきれいだし、すごいと思ったけど、ほんのちょっと及ばなかった。
メダルを取った3選手はターンもきれいだったけど、何より速かった。
見ている方も速い方が、やっぱり印象は良いのでしょうね。
やっぱり日本人に勝って欲しかったけど
4年間頑張った皆に、心から拍手。
さて。
この年齢になっても、漫画雑誌を買ってます。
すみません。
立ち読みする勇気はだんだん無くなってきているのです。
好きで読んでる漫画は
あたりであるが、この前買ってみた漫画雑誌をざっと見ていて思ったが
掲載されている漫画に一定の傾向があることに気付いた
傾向というよりは、ジャンル、なのだが
頭を使う話
食べ物の話
性欲系の話
スポーツの話
の4つのジャンルに分類されているようだ。
人間の本能に近いところを題材にしているものが多いようだ
特に最近勢力を伸ばしているのが、食べ物系と頭を使う系だ。
個人的にはカイジ以降、頭を使う漫画が圧倒的に増えたと思う。
一世を風靡したデスノートも、「限りなく思考する」という一点において、カイジとかぶる。
ライアー・ゲームも然りである。
頭を使う漫画は、「漫画は頭を使わないものである」と思いながら読んでいる自分に、救いの手を差し伸べてくれるので大好きである。
食べ物系は美味しんぼがブームを巻き起こしてから20年以上経つが、がいまだに連載が続いており一定の基準を与えていると思うが
印象としては、相当マニアなところに落ちて行っていると思う
寿司(これは最近やたらと多い)の話や、カレーの話(これだけでよく書けるよな、と思うが)、独り飯の話(これは相当マニアな部類に...)等
人間の欲望の種類は本当に千差万別であると気がつかされてしまう
これに比して恋愛を題材にした漫画はあまりなく、いきなり恋愛をすっ飛ばして性欲系に走っているものが目立つようになった
これも今の世相を反映してるんでしょうか
それに、勧善懲悪のヒーローものは殆どというか全く見なくなったなぁ...
後10年経ったらどんな漫画が主流になっているんだろうか
と、思いながら今日も新しい漫画を買って読んでいます...
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今年の年末の原油、金、非鉄金属の価格はいくらになると思いますか?
このブログの読者の方はどう思っていらっしゃるのでしょうか?
是非、コメントでご投稿下さい。
「ブログ内コンセンサス」を作ったら面白いかな、と思いまして...
この問いかけに何名かの方が回答をしてきてくださっています。
私の予想も加え以下にコンセンサスを毎日掲載することにします。
どしどし投稿下さい。
2010年末 ブログ・コンセンサス
原油 92.50
金 1,358
銅 7,250
アルミ 2,450
亜鉛 2,300
ニッケル 20,000
鉛 2,100
錫 15,000