突撃神保町の昼ごはん-その2

【商品市況概況】
「小動き」
 昨日の商品価格は小動きであった。前日のインテル決算を受けた株高期待でアジア時間はしっかりした推移となっていたが、夜間に発表された米小売売上高が悪化したことで米消費の先行き不安がまた高まったことに加え、FOMC議事録で米景気見通しを下方修正する一方、現時点においての追加金融政策の実施の必要性が否定されたことから引けにかけて相場は下落することとなった。ただしホーニグ総裁がコメントしているように景気は上向きであり下落幅は比較的限定されている。
 セクター・商品毎に簡単にまとめると、銅はLME/上海在庫の減少や上海プレミアムの上昇等が域内の需要が堅調(というよりも需要は減少しているが需給が締まり気味であると言うべきか)であることから上向きのモメンタムがかかり易いが、乗っている船(中国経済)が一旦調整色を強めつつある中上値が重いという印象である。穀物は生産地の悪天候の影響で騰勢を強めている。貴金属は先行き不透明感の強まりと絶対価格水準の高さからこういった局面だと利食い売りが出やすい。エネルギーは株に連れる展開。総じて小幅高となった。

 今週〜来週は米企業決算、ユーロの銀行ストレステスト、中国の経済統計がまとめて発表されるため、相場は一進一退の展開になるだろう。


【経済関連ニュース】
・6月米輸入物価 前月比▲1.3%(前月改定▲0.5%(速報比+0.1%))。
・6月ユーロ圏消費者物価指数 前年比+1.4%(前月改定+1.6%)。
FOMC議事録、景気見通しを下方修正。追加の景気刺激策の必要はないとの方向で一致。必要であれば追加金融対策の実施も視野。Q410の米経済成長率は3.0%〜3.5%と、前回の3.2%〜3.7%より引き下げ。
・米MBA住宅ローン申請指数 前週比▲2.9%の700.3、購入指数 前週比▲3.1%の163.3、借換指数 前週比▲2.9%の3,831.2
・6月米小売売上高 前月比▲0.5%(前月改定▲1.1%(速報比+0.1%))。
・5月米企業在庫 前月比+0.1%(前月改定+0.4%)。
・5月米企業売上高 前月比▲0.9%(前月改定+0.6%)。在庫比率1.24ヶ月(前月改定1.23カ月)。


【為替(FX)・株】
NY Dow  :10,366.72(+3.7)
S&P500   :1,095.17(▲0.17)
NIKKEI225 :9,795.24(+258.01)
JPY/USD :88.41(▲0.33)
USD/EUR :1.274(+0.0019)
MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):27.73(+0)

・ユーロは対ドルで上昇。欧州問題がとりあえず話題に上っていない中、米小売売上高の悪化を受けてユーロ買いが進んだ。円は対ドルで上昇している。
日本株は大幅に上昇。前日のインテル好決算を受けた景気回復期待の高まりから。過去もインテル決算後に株価が大きく上昇する局面が多かった。米株は小幅上昇。インテル決算を織り込みながら上昇すると見られたが、米小売売上高の悪化を受けた消費鈍化への懸念からもみ合った。


穀物市場サマリー】
Cbot Soybean :1,036.00(+5.5)
Cbot Wheat :548.25(+12.5)
Cbot Corn :375.25(+8.5)
CSCE Sugar :16.97(▲0.2)


非鉄金属・貴金属】
Comex Gold :1,207.00(▲6.5)
Nymex Platinum :1,516.8(▲14.8)
Baltic Dry Inex :1,709.00(▲81)
Iron Ore :117.6(UC)


Copper 3M :6,725.00(+40:20C)
 昨日の銅価格は上昇した。LME在庫は▲4,050Mt減少、(FSCは8.4日)、(キャンセルワラント率は6.6%)。売買高は11,403枚。C-3(Cash vs 3M Fwd)は20ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
Zinc 3M   :1,850.00(▲15:25.5C)
 昨日の亜鉛価格は下落した。LME在庫は▲100Mt減少、FSCは18.8日(キャンセルワラント率は3.8%)。売買高は5,252枚。C-3は26ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
Lead 3M   :1,828.00(+3:19.25C)
 昨日の鉛価格は上昇した。LME在庫は▲550Mt減少、(FSCは7.7日、キャンセルワラント率は7.3%。)。売買高は1,689枚。C-3は19ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
Aluminum 3M :2,009.00(+14:18.25C)
 昨日のアルミ価格は上昇した。LME在庫は▲7,650Mt減少、(FSCは42.3日)。(キャンセルワラント率は6.2%)。売買高は10,947枚。C-3は18ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
Nickel 3M :19,400.00(▲150:61C)
 昨日のニッケル価格は下落した。LME在庫は▲168Mt減少、(FSCは32.6日)、キャンセルワラント率は4.2%。売買高は2,161枚。C-3は61ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
Tin 3M   :17,975.00(▲25:13C)
 昨日の錫価格は下落した。LME在庫は▲45Mt減少、(FSCは14.7日)、キャンセルワラント率は6.03%。売買高は176枚。C-3は13ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。


【エネルギー関連ニュース】
WTI :77.04(▲0.11)
Brent :76.77(+0.12)


【ひとりごと】
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今日久しぶりに、日経CNBCに出演します。
ケーブルテレビをご覧の方は見てみてください。夕方やっているデリバティブの番組です。



さて。


神保町のお昼ご飯2回目です。
この前お昼に、とんかつを食べた(2回目もとんかつです。すみません。1回目はこちらから→ http://d.hatena.ne.jp/Aburauri/20100618 )。
お隣の東国屋ではなく、てんぷらいもやがやっている、とんかつ専門店である。
神保町って言うよりも水道橋に近いところにあって、オフィスから歩いて7〜8分かかる。
お店の作りは他のいもやと殆ど変らず、厨房にアルミの板がびっしり張られて(相当磨いてあってきれい)
カウンターは白木の1枚板、という作り。



メニューはひれかつとロースかつの2種類しかく、値段も950円とリーズナブルだ。
この前行ったお店よりも値段は300円程度安い。
店に入ると「とんかつですか」と聞かれる。
とんかつの店に食べに来てるんだから、とんかつに決まってんじゃないかと思うんだが


(1) てんぷら屋と勘違いしている
(2) どうもロースかつをとんかつ、という風に分類している可能性がある


の2つの理由から質問してきているようだ。ある意味合理的。
個人的にひれの方が好きなので、ここでもひれを注文。


待つこと5分。
これも他の店と同じだが、まず超大盛りのご飯と、すごく熱い味噌汁が出てくる。
これと、横に置いてあるタクアンの薄切りだけでも十分すぎるぐらいの量なのだが
儀式なので、とりあえずタクアンをご飯の上に山盛りに。



さらに待つこと2分、やってきましたとんかつが。
掌に乗る程度の大きさのひれかつが3枚。
その下には親の敵ほど、キャベツの千切りが敷いてある。
「とんかつを食べる時にはそれと同じ量の野菜を採った方がいいのよ」
といっていた母の言葉を思いだす。



カラシをつけ、ソースをあふれるほどかけて
さて、いただきます。
衣は私の好きな若干小さめの大きさのパン粉を使っているため
あまり油っぽくない。意外とあっさりしているのが不思議だ。
かつと、キャベツとご飯をほぼ同時に口に放り込む。
全てが口の中で混ざり合う幸福。
さらに半分ぐらい飲みこんだところで味噌汁を流し込む幸福。
全ての量が1:1:1:1(ご飯:かつ:キャベツ:味噌汁)になっているし幸せ。
しかもこの店、全部相当アツアツで出てくるので
焦りながら、あわてながら、少しさめてきた味噌汁で流し込みながら食べるのが、堪らなく良い。



って、夢中で食べていたらあっという間になくなった。
あんなに量が多かったはずなのに、本当にあっという間に。
代金を払って立ち上がったら、次の人にも「とんかつですか」というルーチンを繰り返していた。
優良店である。
不満はなんとなくせわしなく食べて、せわしなく出ていかなければならないところかな。
だって後ろにずらりと人が並んで待ってるんですから。

私の評価:★4つ