【商品市況概況】
「材料なく下落トレンド持続」
昨日の商品価格は軒並み続落している。目立った経済統計の発表がない中、ECBウェーバー総裁のユーロ経済圏に対する慎重な見方がリクイデーションの動きを加速させた。但し加速させたと言っても市場参加者もそれなりに免疫ができており、大幅な下落とはなっていない(株価は悲観的に大幅な下げとなっているが)。結局、昨年から予想された「経済対策の終了とともに相場が下落」という見通しの通りとなっている。さらに言えば「経済対策の規模が大きすぎたが故に、その反動が大きく出てしまっている」とも言えるだろう。いずれにしても「上乗せ分」がはげる形で一旦下値を探る動きになると考えておいた方がよさそうである。さしあたっての下値の目途は、6月末ごろの水準、原油価格は72ドル、銅は6,400ドル、アルミは1,930ドル、亜鉛は1,800ドル、ニッケルは19,000ドル、鉛は1,750ドル、錫は17,000ドル、金は1,200ドル程度を予想している。である。尚、どのリサーチハウスの見通しも同様であるが、下値では経済対策期待や新興国の需要は堅調であることからそれなりに買いが入ることも事実であり、下値の切り上がり、上値の切り下がりでレンジが徐々に狭くなることになるだろう。さらに繰り返すが、中期的な上昇トレンドには変わりはないので、「下落→暴落」のシナリオは現時点において想定していない。
今週は、ユーロPMIや同地区鉱工業生産、米中古住宅販売、米GDP改定値、ミシガン大学消費者マインド指数、FRB議長講演等に注目したい。
【経済関連ニュース】
・菅・白川会談先送りへ(良いのかな...)
・ECBウェーバー総裁「年末までは超金融緩和を継続すべき。出口戦略の議論が始まるのは来年の第一四半期以降」
【為替(FX)・株】
NY Dow :10,213.62(▲57.59)
S&P500 :1,071.69(▲3.94)
NIKKEI225 :9,179.38(▲183.3)
JPY/USD :85.62(+0.23)
USD/EUR :1.271(▲0.0111)
MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):26.88(▲0.4)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):298.07(+4.73)
・ユーロは対ドルで下落。次期ECB総裁と目されるウェーバー総裁の超金融緩和継続、出口戦略に慎重な見方が示されたことで低金利継続に伴うユーロ売りに押された。円は米経済統計の悪化を受けてドルへ資金が還流した。円は対ドルで小幅下落。
・日本株は大幅に下落。米週間新規失業保険申請者数の悪化を受けた米株の下落を受けて。米株は下落。目立った統計の発表がない中、市場に対してプラスな周辺材料も少なく、力なく続落した。
【穀物市場サマリー】
Cbot Soybean :1,009.25(▲7.5)
Cbot Wheat :679.00(▲2.25)
Cbot Corn :421.25(+7)
CSCE Sugar :19.95(+0.47)
【非鉄金属・貴金属】
Comex Gold :1,227.20(▲6.6)
Nymex Platinum :1,513.9(▲13.6)
Baltic Dry Inex :2,756.00(+112)
Iron Ore :147.5(+0.5)
Chrome(クロム) :10,800(UC)
Cobalt(コバルト) :19.0(UC)
Copper 3M :7,255.00(▲50:18.5C)
昨日の銅価格は下落した。LME在庫は▲1,800Mt減少、(FSCは7.9日)、(キャンセルワラント率は7.8%)。売買高は11,292枚。C-3(Cash vs 3M Fwd)は19ドルコンタンゴとコンタンゴ幅を縮小した。
Zinc 3M :2,058.00(▲32:28.5C)
昨日の亜鉛価格は下落した。LME在庫は▲150Mt減少、FSCは18.9日(キャンセルワラント率は10.3%)。売買高は4,824枚。C-3は29ドルコンタンゴと前日と変わらず。
Lead 3M :2,056.00(▲49:25.5C)
昨日の鉛価格は下落した。LME在庫は+25Mt増加、(FSCは7.8日、キャンセルワラント率は3.7%。)。売買高は1,745枚。C-3は26ドルコンタンゴとコンタンゴ幅を縮小した。
Aluminum 3M :2,040.00(▲26:2.25C)
昨日のアルミ価格は下落した。LME在庫は+150Mt増加、(FSCは43.1日)。(キャンセルワラント率は3.4%)。売買高は13,536枚。C-3は2ドルコンタンゴとコンタンゴ幅を縮小した。
Nickel 3M :21,550.00(▲245:60C)
昨日のニッケル価格は下落した。LME在庫は+720Mt増加、(FSCは31.7日)、キャンセルワラント率は3.9%。売買高は1,988枚。C-3は60ドルコンタンゴとコンタンゴ幅を縮小した。
Tin 3M :20,650.00(▲450:100B)
昨日の錫価格は下落した。LME在庫は+370Mt増加、(FSCは13.2日)、キャンセルワラント率は5.54%。売買高は236枚。C-3は100ドルバックとバック幅を拡大した。
【エネルギー関連ニュース】
WTI :73.46(▲0.97)
Brent :74.26(▲1.04)
【ひとりごと】
※商品市場概況のメール配信をご希望の方は、会社名、お名前、ご連絡先等の情報を記載の上、info@marketrisk.co.jp までご連絡下さい(法人の方に限らせていただきます)。
※なお、いただいた情報は当メール配信並びに弊社のサービス案内等のお知らせの目的に利用いたします。
最近、友人や家族とパーティなどで集まる時に思うことがある
大したことではないが、結構大きなことだ
何かってえと、
「乾杯」
について何ですけどね。
昔って、自分が子供だったからかもしれないが、乾杯はグラスをカチンカチンぶつけるものだと自分では思っていた。
ところが、大人になって
しかも外国の人と付き合ったり
ちょいと高級なレストランに行ったり
すごく大きなテーブルで大勢で食事したりするようになると
カチンカチンしないことが結構多いんですよね...
グラスを上げるだけ
それで周りを見てにっこり、みたいな。
確かに全員とグラスをカチンとやるのは相当大変なように思う。
そうなると、勝手に自分で判断して
「上に上げとくだけにしよう」
なんて思っていると、隣の人のグラスがじりじり乾杯を求めて近づいてきたりする
こういう状況になると0.1秒の間に悩む。
「上にそのまま上げるのか、自分もグラスを近づけて乾杯するのか、それが問題だ」
と。
悩んだ挙句、今までのやり方を継続しようとして上に上げかかると
そこに、「初志貫徹」の隣のグラスがやってきて、最終的にはカチンというかゴチンというか
乾杯らしくない乾杯が行われる。
それだけでは終わらない。
向こうの方でも「上げるだけ」と思っていた人と「カチンとやるんだ」という人が
我々の仕草をみて追随してくる。
それはカチンとやるということよりも
グラスを上に上げる人は、私を見てグラスをそのまま上げ続け
カチンとやろうと思っている人は、私の隣の人を見てカチンとやろうと隣の人にじりじり近づく。
よくよく周りを見回せば、中途半端な動きをする人ばかりになっている。
こういう光景は、会の参加者の年齢が幅広いと発生し易い。
が、自分の子供がいたりすると問答無用にカチンとやってくるので、楽なんですけどね...
最近は乾杯するのも一苦労、である。
え?そんなことないですか?
そうですか。