女性専用車両

【商品市況概況】
「統計待ち」
 昨日の商品価格は軒並み続落している。今週〜来週の大型経済統計の発表を控えて、為替の動きと株が反発しないことを確認しながら、殆どの商品にキャッシュ化と思しき売りが入り下落することとなった。当面はこの地合いが続くことになると考える。
 中国の7月の貿易統計の詳細が発表された。銅やアルミ等以前集中的に物色されていた非鉄金属の輸入が減少し(アルミは精錬アルミが減少し、スクラップの輸入が増加している)、夏場の終了が近いこともあって季節需要が剥落したと見られる鉛の輸入も小幅減少した。一方、亜鉛、ニッケル、錫は輸入の増加が確認されている(亜鉛は鉄鉱石の輸入量増加等が支援材料となっていると考えられる)。皆「マクロ経済の船」に乗っている状態なので全体的な地合いは足元弱いが、最大消費国中国の輸入量の変化が価格に影響を与えると考えられ、特に輸入量が増加している非鉄金属はミクロのサポート材料があると言える(尚、以前から繰り返している短期的に調整、中期的に上昇のメインシナリオは維持)。


 昨日の菅・白川会談は市場の失望を誘った。しかし、ここで即効性のある円高対策を打ち出すことは難しいといえ、仕方がないとも言える。今の気候に例えれば、「猛暑で熱くて仕方がなくても、脱げる洋服には限界がある」ということだと思う。今は既に薄着1枚の状態なのだ。脱いだところでタカが知れているし、そのリスクも大きい。エアコンの効いている部屋を用意できるゆとりがあれば良いのだが、そのゆとりもない。だから秋になるのを待とう、というわけではないだろうが...


【経済関連ニュース】
・8月ユーロ圏総合景気指数 56.1(前月改定56.7)。
・8月ユーロ圏消費者信頼感指数 ▲12(前月改定▲14)。
・タイガーウッズ、離婚成立を発表。


【為替(FX)・株】
NY Dow  :10,174.41(▲39.21)
S&P500   :1,067.36(▲4.33)
NIKKEI225 :9,116.69(▲62.69)
JPY/USD :85.16(▲0.46)
USD/EUR :1.266(▲0.0055)

コモディティインデックス】
MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):26.5(▲0.4)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):298.07(+4.73)

・ユーロは対ドルで続落。今週〜来週に発表される予定の経済統計待ちで、リスク回避の動きが継続した。今のところCMEのユーロ投機ポジションは一時の大幅売り超から略スクェア近辺まで戻しつつあり、一時のユーロに対する仕掛け売りは一巡した模様。円は小幅上昇。菅・白川会談で為替対策に関して全く議論されなかったことが失望買いを誘った。今のところCMEの投機筋の円買いポジションは5万枚に達しており、明らかに投機筋の円買いが相場を押し上げていると見られる(但し2007年以降、5万枚の買い越し水準は最高水準であり、徐々に下押し圧力がかかると見込まれる)。
日本株は続落。菅・白川会談が15分程度の電話で済まされたことや、仙石官房長官の両者会談で為替の対応に関しては全く相談がなかったとのコメントが失望売りを加速した。米株は下落。M&A機運が高まっていることが支援材料になりはしたものの、今週から来週にかけて発表予定の経済統計の悪化が見込まれており、地合いを変えるには至らなかった。


穀物市場サマリー】
Cbot Soybean :1,007.00(▲2.25)
Cbot Wheat :692.25(+13.25)
Cbot Corn :417.25(▲4)
CSCE Sugar :20.07(+0.12)



非鉄金属・貴金属】
Comex Gold :1,226.90(▲0.3)
Nymex Platinum :1,508.6(▲5.3)
Baltic Dry Inex :2,841.00(+85)
Iron Ore :147.5(UC)
Chrome(クロム) :10,800(UC)
Cobalt(コバルト) :19.0(UC)



Copper 3M :7,255.00(UC0:20C)
 昨日の銅価格は前日比変わらずであった。LME在庫は+475Mt増加、(FSCは7.9日)、(キャンセルワラント率は7.6%)。売買高は6,186枚。C-3(Cash vs 3M Fwd)は20ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 7月の中国の銅関連品輸入は1,074.28(前月比▲47.3, 前年比▲177.32)、輸出は2.07(前月比▲0.26, 前年比▲5.42)となっている(単位はいずれもKMt)。

Zinc 3M   :2,044.00(▲14:29.5C)
 昨日の亜鉛価格は下落した。LME在庫は▲300Mt減少、FSCは18.8日(キャンセルワラント率は10.2%)。売買高は3,663枚。C-3は30ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 7月の中国の亜鉛輸入は49.09(前月比 +12.23, 前年比 ▲19.17)、輸出は2.39(前月比 +0.09, 前年比 +1.4)となっている(単位はいずれもKMt)。

Lead 3M   :2,048.00(▲8:26.5C)
 昨日の鉛価格は下落した。LME在庫は+175Mt増加、(FSCは7.8日、キャンセルワラント率は3.9%。)。売買高は1,350枚。C-3は27ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 7月の中国の鉛輸入は5.44(前月比 ▲0.56, 前年比 ▲12.05)、輸出は1.42(前月比 +0.45, 前年比 ▲2.37)となっている(単位はいずれもKMt)。

Aluminum 3M :2,040.00(UC0:1C)
 昨日のアルミ価格は前日比変わらずであった。LME在庫は▲4,675Mt減少、(FSCは43.1日)。(キャンセルワラント率は3.3%)。売買高は8,155枚。C-3は1ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 7月の中国のアルミ関連製品の輸入は551.07(前月比+161.91, 前年比▲564.77)、輸出は68.88(前月比▲1.62, 前年比+36.43)となっている(いずれも単位はKMt)。

Nickel 3M :21,200.00(▲350:60.5C)
 昨日のニッケル価格は下落した。LME在庫は+168Mt増加、(FSCは31.7日)、キャンセルワラント率は3.8%。売買高は2,009枚。C-3は61ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 7月の中国のニッケルの輸入は14.34(前月比 +1.72, 前年比 ▲33.41)、輸出は0.91(前月比 ▲3.04, 前年比 ▲3.36)となっている(いずれも単位はKMt)。

Tin 3M   :20,460.00(▲190:45B)
 昨日の錫価格は下落した。LME在庫は▲130Mt減少、(FSCは13.1日)、キャンセルワラント率は7.72%。売買高は134枚。C-3は45ドルバックとバック幅を縮小した。
 7月の中国の錫の輸入は1.68(前月比 +0.25, 前年比 ▲0.43)、輸出は0.0(前月比 UC, 前年比 UC)となっている(いずれも単位はKMt)。

【エネルギー関連ニュース】
WTI :73.10(▲0.36)
Brent :73.62(▲0.64)

・熱帯性暴風雨「ダニエル」発生。ハリケーン?発生の可能性。



【ひとりごと】
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夏休みから戻った人で、電車が混んできた。
来週からは新学期が始まるので、(早いところは海の日を連休にして8月31日から始まったりするらしい)
さらに電車の中が混むことになる。
毎度、学生やサラリーマンでごった返していて
結構混んでいる。



たまたま私が乗る駅で大量に人が降りるので、大騒ぎするほど混んでいないのだが
やはり、夏に混んでるのってすごく疲れる。
特に今年は自分も含めて全員汗まみれなので、社内環境が悪い。
乗っていて汗をかいている人を見ても忍びなく
汗をかいている自分のことを考えても忍びない



そう言えば、あまり汗をかかない人ばかり乗っている(と思われる)「女性専用車両」ってのはどうなっているんだろうか?
今まで電車の真ん中に乗ることが多く
今使っている電車は乗っている車両の反対(先頭車両)が女性専用車両になっているので、見たことがないのだ。



この前、朝早い時間にお客さんのところに直行する用事があった。
そのお客さんのところに行くには、地下鉄の一番後ろに乗るのが一番近いのだが
初めて見ました。女性専用車両なるものを。



見てみると、確かに間違いなく女性専用車両だ。
女性しか乗っていない(当たり前だ)。
しかも人があんまり乗っていない(うらやましい)。
空いている
涼しそうだ
しかも華やかだ
なんだか楽しそうな車両に見えてくる



「とてもあちらに乗ってみたい」



という衝動にかられる。
今すぐ乗せろ、という気持ちになる
そう、子供が「立ち入り禁止」のところに入りたがるのと同じように
専用車両、って書かれると入りたくなりません?



でも、入れない。
当たり前なんですが。
でも、もし入ってもきっと弱冷房で汗は引かず
私が汗臭いのを見て嫌がられるので
仮に入車を許されたとしても
楽しい気持ちはたちまち苦痛に変わるのが分かっているので
(え?というよりそもそも乗っちゃいけないって?その通りです。)



結局、ちらっと見ておしまいなんですよね。
と、上記のような複雑な思考をした結果は、「ちらっと見る」という行為に集約される訳だ。
そう。わずか0.1秒程度で。
イチローが瞬時にストレートか、フォークかを見極めるのと同じぐらいの処理だ。
私のような凡人でも、わずか0.1秒程度でこなす人間の頭の処理能力の高さに驚いた朝であった。


今日の結論。
そう簡単にコンピューターが、人間にとって代わることはない。