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【商品市況概況】
「ドル独歩安が商品価格押し上げ」
 昨日の商品価格は総じて堅調。ドルがFRBの早期金融追加観測で略全ての通貨に対して全面安となる中、ドル建て資産の物色の動きが続いた。特に金は根強い景気先行きの不透明感とNYオープンの株大幅安を受けて史上最高値を更新したことが、上げ幅を拡大させた。その他の非鉄金属も「実物資産ニーズの高まり」から金の上昇を受けて連鎖的に買われた。エネルギーはここ数日の上昇幅が大きかったことからWTIは売られたものの、Brentは上昇している。穀物はトウモロコシが米国の高温・乾燥気候の影響で単収が低下するとの見方から大きく買い進まれた。
 結局、世界的な景況感悪化が落ち着く中、さらなる金融緩和措置が相場を押し上げる可能性があるとの見方が広がり、実物資産が物色された1日であったとまとめることができるだろう。

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【経済関連ニュース】
・7月中国景気選好指数 前月比+0.5%(前月改定+0.7%)。
・9月独ZEW景況感指数 ▲4.3(前月改定14.0)。
・Q210日本GDP需給ギャップ、▲4.5%(速報比+0.3%)。
・菅代表再選。小沢候補敗れる。
・8月米小売売上高 前月比+0.4%(前月改定+0.3%(速報比▲0.1%))。
・7月米企業在庫 前月比+1.0%(前月改定+0.5%(速報比+0.2%))。在庫比率1.26ヶ月(前月と変わらず)。
・金が史上最高値を更新。
・米とうもろこしが大幅に上昇。高温と乾燥により単収の低下観測が台頭したため。


コモディティ関連ニュース】
OPECバドリ事務局長「現状の70〜80ドルの価格は適正だ」


【主要指標】
NY Dow  :10,526.49(▲17.64)
S&P500   :1,121.10(▲0.80)
NIKKEI225 :9,299.31(▲22.51)
JPY/USD :83.04(▲0.67)
USD/EUR :1.3(+0.01)
WTI :76.80(▲0.39)
Copper 3M :7,655.00(+25:13.5C)
Aluminum 3M :2,160.50(+30.5:32.45C)
Nickel 3M :23,350.00(+500:2B)
Comex Gold :1,270.20(+24.60)
Cbot Corn :478.00(+8.75)
MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):22.66(▲0.11)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):304.31(+0.00)

・ユーロは対ドルで大幅に上昇。FRBが近々追加金融緩和(国債買い取り)を実施するとの見方が強まり、ドルは殆どの通貨に対して独歩安となった。円は円高対策が後手に回っていた菅首相が再選したことに伴い、円高が急速に進行し82円台を付けた。
日本株は小幅下落。事実上の日本の総理を決定する民主党の代表選の結果待ちと、円高の進行で小安く推移した。米株はまちまち。ここまでの価格上昇が大きかったことと、米経済統計が予想を上回っるなどの強弱材料の混在で、もみ合い推移となった。


【ひとりごと】
近所の小学校の子供会で
子供がドジョウを貰ってきた



子供は大喜びで、家に帰ってドジョウに餌をあげると息巻いている
そこに、幼稚園のクラスメートのママがお友達と一緒に我らの横に座った。



ドジョウをみて



「どうするの?食べるの?」



...いや、あの...



世の中は僕らが思っている以上にドライだ。