天丼の内訳

【商品市況概況】
「大幅下落」
 昨日の商品価格は大幅に下落した。中国経済統計に見られるように中国国内が「バブル」の様相を呈しつつあることから、近々利上げが行われるだろうとの見方が強まったことが材料となり、G20での発言やAPECでの首脳会議の内容を警戒して、週末を控えた手仕舞い売りが相次いだ。リスク回避の動きがみられた際にまず大きく売られるのは流動性の低い市場から、の鉄則通りこれにより株式市場では特に上海株を筆頭として新興国株が大幅な下落となり、相対的にに流動性が低い商品も大幅な下落となった。更に言うと、現在の価格形成は流動性の供給に伴う投資需要の増加(ETFの登場などで以前に比して投機の動きが分かり易くなっている。ETFに資金が流入すれば上昇、出ていけば下落ということなので)によるものであり、投資(投資+投機)の源泉となる資金供給や絶対金利水準の上昇さらに信用不安がないこと、がなくなるのではないかという懸念(ECBの出口戦略、中国新興国の利上げ、欧州不安)が同時に発生していることから売りが入ったと整理することができるだろう。尚、欧州不安は前回の欧州不安時に設立が固まった欧州版IMFの負担を一般投資家も負わされる可能性が議論されていることが、切っ掛けである。
 こういう相場では安全資産であるとは言え、貴金属にも換金売りが入ることが確認されている。どちらかというと貴金属も「安全資産」として物色されていたというよりも、「値上がりするから」という投機の動きの方が足元は強かったと言えるだろう。



「高まるダウンサイドリスク」
 新興国バブルは先進国の金融緩和で急速に大きくなっている。その一方で先進国の国内需要の回復は遅く、さらに言えば過去のレガシー(遺産)が重くのしかかっており、俗にいう日本化の懸念が強まっている。このようないびつな構造を見直すべきであるという議論がG20でなされた訳であるが、結局総論賛成、各論反対ということになり具体的な策が示せた訳ではなかった。よって、足元はこのいびつな構造が継続することに伴う新興国の実需+投機、先進国の投機の動きが商品相場を下支え、ないしは押し上げることになるというベースの見通しに大きな変化はないが、最大のリスクとして時限爆弾(新興国バブルの崩壊)の大きさが日に日に大きくなってきていることは意識せざるを得ないだろう。市場参加者は実需も投機も含め「ダウンサイドのリスク」を考え、それに備えるときにきていると言える。


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コモディティインデックス】
MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):27.33(+2.50)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):304.05(+2.19)


【ひとりごと】
この前久しぶりに天丼を食べた。
正直、揚げ物は胃が痛くなるので食べたくないのだが
無性に天丼が食べたくなる時ってありません?



で。



会社のすぐそばに、てんやがあるので(そこかいっ)
そこで食べようかと思ったら、弁当を売っているのでそっちを見てみた



天丼弁当 500円
上天丼弁当 580円



と、ある。
中身は天丼弁当がえび、いか、きす、かぼちゃ、いんげん
上天丼が、えび×2、なす、かぼちゃ、いんげん



である。
個人的にそこまでえびに思い入れはないため、きすやいかが入っている方がどうみてもお得だ。
上と並の差異を見るに、(いか+きす)+80円=(えび+なす)、であることは明確だ。
ご飯の量は200グラムぐらいだとして、100グラムの具が載っているとすると1品20グラム。
なすがそこまで高いとは思えない。つまり、えびにすごいプレミアムが載っていると考えるのが妥当だろう。



いろいろなサイトで価格を調べてみて勝手に卸価格を予想すると



えび 35円
いか 28円
なす 11円
きす 35円



いか+きす=73円
えび+なす=46円



明らかにいかときすの勝ちだ。
なので今後も、普通の天丼を買うことにしよう。



でも違和感が...