緊急出動!

【商品市況概況】
「株価上昇が好感され買い戻し」
昨日の商品市場は大幅な上昇となった。


欧州の金融緩和継続、米国の経済統計(中古住宅販売が前月比で+10.4%となった)の改善等を受けて、株価が上昇したことが市場参加者のセンチメントを好転させたため、エネルギー、非鉄金属等、幅広く買いが入った。


特に欧州、米州の気温低下で一時的にファンダメンタルズが改善しているエネルギーの上昇は顕著であった。
非鉄金属はファンダメンタルズの強い銅の上昇が堅調、ならびに生産コストに占めるエネルギー比率の高いアルミニウムも大幅な上昇となっている。
貴金属は欧州不安の後退に伴うマイナス要因と、米景気回復に伴うインフレ懸念の強弱材料が混在したことからもみ合いとなった。


「買い遅れによる上昇と急落のリスク」
今回、ECBは各国の国債買い取り継続を示唆した。これにはアイルランドポルトガル等のPIIGS国債が含まれている。


それに伴い、目先の信用不安が後退した訳であるが、結局のところ無事に国債が償還されなければこの問題は解決とは言えず、常に市場の「売り買い」両方の材料となるだろう。


また、好調が伝えられている米経済統計であるが、昨晩発表された米国の中古住宅販売は前年同月比では▲22%となっており、米国の住宅市況の回復に時間がかることを示唆している(同様に新規失業保険申請者数も+26千件の436千件と高どまっており、雇用環境が改善したとは言いにくい)。


相場は上ブレする可能性が高く、比較的割安、かつ特殊要因での需給ひっ迫が予想される商品に資金が流入し、物色の対象になる可能性が高いと見ておくべきであろう。特に、欧州/米州地区の厳冬が伝えられており、暖房需要の増加を映じて天然ガスをはじめとするエネルギー価格は上昇余地があると考えられる。


但し、弊社算出のコモディティ恐怖指数は40に迫る勢いであり、相場の変動性は極めて高い。センチメントが形成している相場であることを考慮すれば、本日の夜発表となる雇用統計の内容によっては急落も孕む状態であることは意識しておくべきであろう。特に流動性の比較的低いと考えられるソフト、穀物などの相場急落のリスクは高いと言える。



コモディティインデックス】
MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):39.03(+0.18)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):302.10(+1.23)



【ひとりごと】
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さて。



北朝鮮情勢がキナ臭くなっている。
アナリスト的な立場に立つと、「不安材料なので、商品相場には短期的にマイナス」ってことになるんだが
相場を離れて、一個人として意見を言わせてもらえば
恐らく戦争にはならないと思うんですよね。やってしまったら、相当大変なことになるのは、みんな分かってるので。



とはいいつつ心配なので、朝テレビを見ていた。
私の直観とは裏腹に、軍事的な緊張は高まっているようだ。
普段見掛けない軍事評論家の方々も
とんでもないことにはならないと思うが、短期的な交戦はある
みたいなことを言っている。



心配だ。



実際そうなったら、どうしようか...と悩んでいたら



「緊急出動!緊急出動!」



という男性の叫び声がっ!!



ええええええっ!!
何が!?



ミサイル発射!?
日本語で言ってるよね?ってことは日本にミサイルが!?



と、相当動揺した。
が、緊急出動の男性の声と共に
「緊急出動」したウチの子が私の部屋に飛び込んできた。



ああああ、そうか。
お友達から借りてる「ハイパーレスキュー」で遊んでたのね。
びっくりしたよ。



ちなみに「毎週第三土曜日はトミカの日」らしいです。