【商品市況概況】
「ブッシュ減税継続とインサイダー調査」
昨日の商品価格は上昇後、下落している。
オバマ大統領がブッシュ減税の期間2年延長に合意したことを受けたセンチメントの改善で、アジア時間から堅調な推移となった。
しかし、EU会合が欧州財政危機に関する新たな合意を得ないまま終了したことから為替がドル高に振れたため、NY時間にかけて水準を切り下げる動きとなった。
また、欧州ストレステストが再度実施される可能性が高まってきたことも、先行きの不透明感を醸成するため地合いを悪化させることとなった。
エネルギーは上記を材料に上昇後、下落(略行って来いの状態)、非鉄金属も上昇後、下落しているが時間的にNY時間引け際の株価下落を織り込むには至らなかった。
尚、昨日コメントした銅は場中で史上最高値を更新した。貴金属はドル高の進行もあって総じて益出し売りに押される展開となっている。
「非鉄金属価格〜高い変動性」
銅価格が史上最高値を更新した。
昨日コメントした通りであるが、需給がタイトであることに伴うファンダメンタルズ要因と、それを背景とする投機の買いの両材料によるものだ。
来年は銅を対象とするETFがNYに上場される見込みであり、米量的緩和が継続することを鑑みると更に相当の投機資金が市場に流入することが予想され、相場は大幅な上昇となる可能性が高い。
感応度分析では量的緩和は、直接的に非鉄金属価格に影響を与えていない(銅だけは別)が、緩和が続く以上、実需・投機の動きが刺激されることは間違いがなく、「割安」と考えられる銅以外の非鉄金属はアップサイドのリスクを意識する必要があるだろう。
非鉄金属価格は年末に向けて一旦調整売りが入り下落すると予想されるが、新年以降は新たな買いが入り再び上昇局面入りすることになるだろう。
但し、「金融緩和による価格上乗せ部分」は緩和終了と共に剥落するため、常に急落リスクを孕む危険な相場であることは同時に認識しておく必要がある。弊社算出のC-VIX-Basemetal(非鉄金属恐怖指数)は40を突破しており、価格の変動性が高い環境にあることもまた事実なのだ。
【コモディティインデックス】
MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):38.19(▲0.20)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):300.16(+1.94)
【雑感】
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現在わが子は幼稚園で「呼び捨てはいけない」と教わっている。
「〜君」「〜ちゃん」
って付けようね、ってことなんだが
この前七五三で神社に行ったら
神主さんが
「東京都○○在住の新村の直弘は...」
と言っているのを思い出し。
「悪い神主さんだ」
と、子供ながらに軽く憤っていたらしい。
まあ、確かにその通りではあるよなぁ。
でも、神主さんに憤るとなんかろくなことがなさそうな気がするんですけど。