凧揚げ

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株マーケット・リスク・アドバイザリー 代表取締役 新村直弘

【商品市況概況】

「信用不安の後退」

昨日の商品価格は上昇している。朝方日本政府が欧州債の引き受け(1兆円規模)を決定し、欧州時間にPIIGS国債の対独国債スプレッドが縮小したことが材料となった。


これに伴いリスクテイクの動きが再開、株価の上昇等もあり、商品価格は全般的に上昇することとなった。特にアラスカのパイプライン事故と気温の急低下で特に灯油主導でファンダメンタルズが強まっている原油には買いが入り、大幅な上昇となっている。


実際、米国の灯油のクラックスプレッドは大幅に拡大、ガソリンクラックも拡大している。ベースメタルは信用不安の後退で上昇。LME在庫は顕著に増加しているが、ETF組成のための現物搬入の可能性が高く、これを以って売り材料とし難い環境にあることは意識する必要があるだろう。


貴金属は上昇。ここ数カ月、貴金属価格は「ユーロ安→上昇」という構図であったが、昨晩に関してはドルが対ユーロで弱含む局面で買いが入ったようであった。ETFを通じた資金流入が起きていることもあり、50%程度であるが、金価格は株価の上昇に連動する。


穀物は下落。今晩のUSDA統計発表を控えたポジション調整とみられる。



「米国の気温低下とパイプライン事故」

原油価格が顕著に上昇している。これは気温低下に伴う石油製品、この場合灯油のことであるが、北米の在庫水準が低下していることがまず材料となっている。


先週発表の米在庫統計では、全米の灯油在庫の水準は45.1MBと、過去5年平均の47.2MBを下回っている。PADD1(米北東部)は35.5MB(過去5年平均34.3MB)、PADD2(米中西部)は0.8MB(同3.4MB)、PADD3(メキシコ湾岸)は7.3MB(同7.4MB)、PADD4(北西部)は0.1MB(同0.3MB)、PADD5(西部)は1.5MB(同1.9MB)となっており、総じてその水準は低い。


暴風雪や積雪の影響で燃料輸送にも支障が出る可能性があり、原油価格の押し上げ材料になるだろう。また運悪く、アラスカでのパイプライン事故が重なり、これも原油を押し上げる材料となっている。クッシング在庫の積み上がりや北半球の厳冬の影響もあって当面BrentはWTIに対して高い水準で取引されることになるだろう



【雑感】
連休に久しぶりに、子どもと凧揚げをやった。
年末にカミさんが買っていたので、カミさんの実家に帰った機会にやってみることにした。

凧は子供の遊びセットみたいなものの1つとして入っており
ビニール樹脂のシートのような素材でできている奴だ。



で。



やはり上がらないんですよね。
子供は早くも飽き飽きしていて、グランドの砂で遊んでいる。
ここで凧が揚がらないと、日本の伝統文化の継承が
我が家の失態で止まってしまうような気がして
如何に上げるか?を必死に考えた。


凧が揚がるには、糸が付いている面が風を効率よく受けねばならない
凧の確度が風邪に対して45度になってくれれば恐らく最も上昇するはずだ。
つまり、上げようと思って凧を持つ糸を上にあげると
必然、凧の風を受ける面は地面に対して垂直に近くなり
上がらなくなる訳だ。


なので。


腰を落とし、手を下げて走ることに...
したんだが、よみがえる一昨年の年末
あのぎっくり腰事件が。
ただでさえ朝寒くて
ちょっと腰がピリっときていたのに
ここで腰を落としてぎっくり腰になったら
日本の伝統文化どころではない。


と、軽く躊躇したが
腰の痛みが更に強まりそうな「予感」がしたので
この方法は諦める。


ん?


良く考えたら、子供が引っ張ればいいんじゃないか?
と、思って渡してみたら
子供でも十分上げることが出来ました...


安っぽく見えた凧であるが、要は子供用
ってことだったんだと最終的に気付き
なんでも父親がやってあげる必要性はないんだなと
少し反省した連休でありました。