【商品市況概況】
「第一弾利食い売り終了か。買い戻しで上昇」
昨日の商品市場は、企業決算の好転や急速なドル安の進行を背景にドル建て資産に買い戻しが入り、上昇している。中国の好調な経済統計は、中期的な相場の上げ材料であり、同時に金融政策の変更観測の台頭に伴い短期的には売り材料となる。
しかし、現時点では中国の利上げは見送られており、ある程度の益出し売りが終了すれば買い戻しが入ってもおかしくはない。特に昨晩に関しては、急速にドル安が進行したためドル建て資産の買い材料となりやすかったといえるだろう。ただし、中国のインフレ懸念は引き続き残存していること、中国正月を控えて積極的な買いが見送られる可能性が高いこと、等が頭を重くすることになるだろう。
「割安・割高の議論」
農産品価格が上昇している。これは豪州の洪水に代表される南半球の異常気象などが材料となっているが、同時に、量的緩和継続に伴う投機資金の流入観測が根強いことも材料になっていると考えられる。
流動性が供給され続けている市場の場合、もちろんファンダメンタルズが強いことが重要ではあるが、他商品と比較した場合の割安感で資金が投入され買い上げられることが発生し得る。実質価格ベースで見た場合、銅や金などは現在の価格(月間平均ベースの価格)は、比較可能なこの20年のデータを元にするとすでに史上最高値となっている。一方で史上最高値に達していない代表的なセクターが農産品であり、まだ上げ余地が残されている。よって当面異常気象などの材料が発生している農産品が物色されるような動きが出る可能性があると考えている。
この考え方は賛否が分かれており(私はニュートラル)、一般に採用され得る考え方かどうかは今後の相場動向が結論を出してくれることになるだろう。しかし、少なくとも金利の影響を除いたベースの価格で上昇余地の目途を探ろうとしている市場参加者がいる、ということは一つの指針になるだろう。
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【コモディティインデックス】
MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):26.43(▲0.20)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):310.59(+1.67)
【雑感】
風邪をひいてしまった。
「あなたの風邪はどこから?」
と、私の大好きな仲間由紀恵さんが聞いてくれると
「喉からです」
と、いつも答えているように、喉から風邪をひく。
まあ、年末から乾燥しているし、寒いですし。
で、毎日風邪薬(市販)を飲んでいる。
当然、上記のとおり私はベンザエースしか飲まない。
ベンザエースの処方を見てみると
「朝昼晩の3回、食後に2錠飲んで下さい」」
と、ある。
朝昼は関係ないんですが、夜が問題なんですよね。
なんでかというと、飲酒することが多いから
なのです。
なんで飲酒が問題か、というとどうしても昔の授業で習った
「エステル化」
という化学反応が気になってしまうのですね。
特にリン酸エステル。
特段キチンと調べている訳ではないのですが
高校の頃の化学の授業でエステル化の話があり
その後家に帰って風邪薬をみて
(どの成分だったか忘れたけど)「おお、エステル化するんだ」
と、思った記憶が残っているからなのです。
で、改めてベンザエースを見てみると
「ジヒドロコデインリン酸塩」なるものが入っている。
おお、入ってるじゃない。
高校の授業では、弱塩酸のもとでエステル化するって
習ったような気がするんですが
胃酸の下でそんな反応するんだろうか?
そもそも濃硫酸だったような気もするし...
と、非常に気になり調べようと思ったんですが
わざわざ武田製薬に電話して聞くのも恥ずかしく
今日に至っています。
ちなみに、飲酒後にベンザエースを飲んでも風邪は治っているので
恐らく反応していない、というのが人体実験の結果です。
でも、だれか、答えを知ってる人がいたら、教えて下さい。