生まれて初めてのぐい飲み作り

【商品市況概況】

「効果的な新興国の利上げによるガス抜き」

昨日の商品市場は軒並み下落している。注目のインドの政策金利であるが予想通りの引き上げとなった。更にインフレ見通しを上方修正し、追加利上げに含みを残す形としたことが、市場参加者に利益確定売りを急がせる結果となった。

年初から強基調を維持してきた商品相場であるが、新興国のインフレ懸念を背景とした利上げラッシュで地合いが変わりつつある。というよりも、以前このコラムで指摘したが、新興国の利上げが極端に買い進まれた商品の良い手じまい売りのきっかけになっている、と考えておくべきであろう。


言い過ぎかもしれないが景気回復過程にある中でのガス抜き、といった方が適当だろうか。現時点において世界景気が回復基調にあることに大きな変化はなく、新興国を中心に素材需要が堅調に推移すると予想されることから総じて商品相場に対する強気の見通しを変更する必要はないと考えているが、今後の世界景気の回復が盤石というわけではないことから、相場は乱高下することが予想される。



「下落サイドの懸念材料」

年初から上昇基調が続いていて忘れがちであるが、敢えてここで下落サイドの材料を少し整理してみたい。


基本的に今回の商品需要の増加は新興国の需要増加によるものであり、この旺盛な需要に大きな変化はないだろう。但し新興国が金融引き締めを行えば、「成長速度が鈍化する」ことが予想される(減少する訳ではない)ことから、下落材料となりえる。新興国側の材料とすれば、金融引き締めに加えて金融規制であろうか。金融取引に関する課税の強化などがこれに該当する。


先進国側は新興国と同様、金融政策の変更が最大の材料になるだろう。但し、「著しく悪化しかかっている経済を浮揚させるために行っている金融緩和を解除する」という意味合いの金融政策の変更であり、これを行わないと経済がマイナスに沈み、需要も減少することが予想されるところが新興国の金融引き締めとは意味合いが異なる。


次に欧州の財政不安、ユーロのシステム上の問題が挙がるだろう。これは昨年末からさんざ取り上げられてきたので敢えてここでコメントしないが、この問題は解決してはおらず市場に材料として残存していることは付言しておく必要があるだろう。このほかにも米住宅価格指数の下落が示す米住宅市場の悪化懸念、米財政不安等も材料としては注意しておきたいところである。


いずれにしても、日本初の材料が商品価格に大きな影響を与えられるような状況にないことは、逆に日本が商品の国際価格を決定できるような環境に置かれていないことを意味し、残念であるが今度も海外動向を注視しなければならない状況は続くことになるだろう。"

※商品市況概況、雑感ののアップデートは1日遅れとなります。最新情報をご希望の方は、以下のリンクからメルマガ(無料)にご登録をお願いします。
※会社のセキュリティの問題などで登録が出来ない場合は、 ask@marketrisk.co.jp までお問い合わせください(個人の方の代理登録はしかねますので、ご了承下さい)。
http://www.marketrisk.co.jp/contact/


コモディティインデックス】
MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):27.23(+0.85)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):310.59(+1.67)


【雑感】
この前、とうとうわが子を
ずっと通っていた&子供が生まれてから休んでいた
陶芸教室に連れて行った。

と、いうのも。

以前、風邪薬を飲ませるのに
シロップを入れる適当なスプーンがなかったので
私の作ったぐい飲みで飲ませたところ

「いっくんは、ぐい飲みを作りたい」

と、言い出したからだ。
ということで、3年ほど休んでいた陶芸教室に。
子供が出来てからというもの
この陶芸教室には冷やかしと餅つきにしか行っていないので
本当に久しぶりである。


「今日はウチの子が作ります」
「何を作るの?」
「いっくんは、ぐい飲みを作る」
「ぐい飲みで何を飲むの?」
「お茶とか、牛乳」


すげぇな。
お茶と牛乳を、ぐい飲みで飲むつもりだったのか...
と、軽く妙な感動を覚えつつ、作陶開始。
しかし私は3年前に造りかけの片口が2個もあり
こっちの絵付けをすることになったので、カミさんが面倒を見た。


しかし、予想通り即効2秒で飽きている。
殆どカミさんが作っている。
この他力本願ぶりは、自分を見るようで非常に心苦しいものがあるのだが
のび太級のやる気の無さである。

と、しばらく経ったらぐい飲みではなく
「だんご」
が複数出来ていた...
これらは来週、色を塗られることになるらしい。

お茶と、牛乳は...
どうやって飲むんだろうか。


ちなみにこの教室、非常に自由度が高い教室なので
陶芸に興味のある方は一度顔を出してみて下さい。
なぜか外国人の生徒も多くて
外国語の勉強にもなったりします。

私の名前を出すと...何かいいこと、いや悪いこと
あるかも知れません。

(私が行っている教室のサイト↓)
http://www.shiho-togei.com/Site/homu.html