お友達はいねぇか

【商品市況概況】
バーナンキ議長発言を受けて下落」
昨日の商品価格は総じて軟調な推移となった。最大の材料はバーナンキ議長が米失業率に関して「当面高い水準が続く」と先行きに慎重な姿勢を示したことが材料となった。この発言を受けてリスク回避の動き(というよりは利益確定の動き)が加速し、殆どの商品が値を下げることとなった。


エネルギーはNY原油が続落となった。リスク回避の動きに加え、夜間発表となった米在庫統計で原油在庫の増加が確認されたことが材料。厳冬にも関わらず悪天候で製品出荷に障害が出ていると見られ、製品需給のタイト化、原油処理量の低下に伴いNY原油には余剰感が出ている。また、米Citotoの保有するCorpus Christi East製油所のFCC(流動接触分解装置。主にブテン、ナフサ、軽油を精製)の稼働停止もこの流れを助長したようだ。一方でBrentは厳冬の影響でガスオイル在庫は減少を続けており、冬場は当面の間強含みやすい展開が続きそうである。


ベースメタルも総じて下落。中国の金融引き締めは予想の範囲内であり影響は限定されたが、昨日に関してはバーナンキ議長の発言との合わせ技で再びマイナス材料とされた可能性がある。


穀物相場は軒並み上昇。米国農務省の需給報告で生産見通しが引き下げられた一方、需要増が予想され、在庫減少が予想されたことが主な要因。大豆・トウモロコシともに2008年8月以来の高値に達した。



「結局は相場の支援材料か」

昨日のバーナンキ議長の発言を受けて相場が調整したが、冷静に考えるとバーナンキ議長は発言の内容をこの数カ月殆ど変えていない。失業率が低下したことが相場の上げ材料とされたが、2000年〜2008年迄の米国の失業率が4〜5%程度で推移したことを考えると、決して楽観できるような水準ではない。更に、米国の消費者物価は世界的な商品高にも関わらず、米国の天然ガスを含むエネルギー価格が総じて低い水準で推移しており、インフレの懸念は強くはない。


よって、米国が自律的な回復に至るまでは量的緩和を継続するための材料は多く、少なくとも6月迄はこの緩和的な政策を持続する可能性は高い。即ち、昨晩のバーナンキ議長の発言は、「過度に盛り上がっている景気回復期待」に対して一石を投じるものであったと言えるが、中期的には流動性相場となっている商品相場を下支えする内容であったとまとめることが出来るだろう。


世界景気は回復しているが、足腰のしっかりした回復にはまだ時間を要するようである。

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コモディティインデックス】
MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):24.99(▲0.49)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):314.43(+0.00)



【雑感】
ウチの津賀田がやっているのを見て
私もFacebookを始めてみた。
実名でやることに若干のためらいがあったが

テレビとか新聞に名前出しちゃってるので
いまさら、ってのもあってやってみたんだが
結構いろいろな人がやってるんですね、これ。

自分の友達の友達が友達で
ということでその輪が広がっていくのは確かに面白い
みんなが何をやったか見ていると
数日に1回か2回、友達と友達が友達になっていたりする。

私、こう見えても無精なので
あんまりこの類のものは始めたくせにチェックしないんですが
久々にチェックしてみて、みんなの行動を見ていると

「自分も誰かと友達にならなければいけないのじゃないか」

と、思ってしまうんですよね。
回転寿司で隣に沢山食べる人が座ると
それにつられて沢山食べてしまう心理に似ている

え?似てませんかそうですか。

でも、その回転寿司マインドで「お友達はいねぇか」
と、探していたら
なんだかなまはげのような気分になってきた。
友達になるなら、その際に驚かせるか、怖がらせるか、泣かせるかしないと...


え?必要ないですか、そうですか。


ということで、今日も何もせず
みんなが友達になっていくのを見て
ログアウトしました...