老眼

【商品市況概況】
「リスク回避の動きで下落」
昨日の商品価格は総じて軟調な推移となった。特段目立った材料がない中、一昨日のバーナンキ議長の発言を切っ掛けに、過剰な価格上昇に対する修正売りが出ているようである。また、エジプト問題が長期化する可能性が高まってきていることが、市場参加者のリスク回避の動きを強めたようだ。


エネルギーはムバラク大統領の辞任観測を受けて売りが優勢となっていたが、9月までの続投を表明したタイミングで買い戻しが入り、上昇している。


ベースメタルは軟調な推移。中国の利上げは予想の範囲内であったが、インド等その他の新興国も利上げを検討し始めており、強弱材料の混在で総じてもみ合っていた。貴金属も同様。


穀物はUSDAの見通しを受けてトウモロコシは堅調な推移となったが、その他の穀物はほかの商品とほぼ同じ理由で下落している。



「リスク回避が円高をもたらした場合」

現在、特に米国の景気回復期待とそれ伴う長期金利の上昇の影響で、ドル円はじりじりと円安の方向に向かっている。一時、80円を割り込む円高に対する懸念が高まったことがあるが、今のところその可能性は低くなっているようだ。


ただ、エジプト問題や欧州問題の再燃(ウェーバー氏が退任することがほぼ決まったようなので、有力候補がいなくなったことからポスト・トリシェ後のECBの運営にはやや懸念がある)、米国の財政問題等が取り上げられた時には、再びリスク回避の動きで円が買われる可能性は否定できない。ちなみに円の過去最高値は1995年4月19日に付けた79.75円であるが、この水準を上回る円高を想定している人は少ない。


しかし79.75水準には、非常に多くのオプションが仕込まれている可能性があり、この水準を抜けた場合に、大幅な円高が進行する可能性があることはリスクとして認識しておくべきだろう。円建で商品を購入している輸入業者からすればこの円高進行はプラスに働くが、取引先輸出企業の業績悪化等を通じて発生するマイナスのインパクトは無視できない。このように「過去最高値、過去最安値」に近づくと相場環境が激変する可能性があることに対しては、常に注意を払っておいた方がよいといえる。


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コモディティインデックス】
MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):24.57(▲0.41)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):314.43(+0.00)



【雑感】
最近衝撃的なことが起きた。
何と齢40前にして、老眼になってしまったらしい。

ことの起こりは、ワインを作っている友人が日本に来た時。
彼が作ったワインのラベルの裏面を見ていたところ


「読めない」


んですよね。
焦点がどうしても合わない。
目に力を入れてみても合わない。
って、目に力入れたところで目のレンズが伸びたり縮んだりする訳じゃないので
意味ないんですけど。


目から離すと見えるんですよね。
子供の頃、近くのものを見ようとしているオジさんが今の私と同じ動作をしているのを見て
「何やってんだ、そんなことしなくても見えるんじゃないの!?」
ぐらい思っていた行為なのだが
見えないんですよ。ほんとに。


この前子供を連れて陶芸に行って(サイトはこちら→ http://blog.shiho-togei.com/ 私やカミさんも写ったりしてます)
片口に絵付けをした時
2つのうち1つは、あまり深い意味なく藤の絵を描いたのだが
先生に見せたところ



「藤の花のところがボケちゃうので、面相筆で縁取りをして下さい」



とのこと。
了解です。分かりました。
って、さっそく取り掛かったら・・・


「小さすぎて縁取り出来ない」


のですよ。大ショック。
考えた挙句、眼鏡をはずしてみたところ
ものすんごくよく見えるんですよね...


あきらかに老眼だ。
「近眼の人は老眼にならないのよ」
と言っていた母。

それは何かの勘違いです。