【商品市況概況】
「原油下落で安値拾いの買いが入る」
昨日の商品相場は高値もみ合い。OPECの増産観測が強まったことからエネルギー価格が調整、大幅な下落となっていたリスク資産に安値拾いの買いが入ったため。
エネルギー相場はOPECが増産を検討するための緊急会合開催の意向を示したことから利益確定の売りが入った。非鉄金属相場は小幅上昇。独製造業受注が前月のマイナスからプラスに復帰。同国の輸出増加がメタル需要の増加に繋がるとの期待感が高まったことが買い材料視された。また、中国政府が民間部門の投機を抑制する一方で、高まる内部の貧富の格差を解消するため、積極財政を継続する見込みであることも下支え材料となった。貴金属相場は小反落。原油相場の下落を受けて米国株が上昇し、ドル高が進行したことから、利益確定の売りが入った。穀物相場も総じて下落。10日に米国農務省の需給報告発表が控えていることから、一旦の利益確定の売りが入った。
「OPEC増産が本当に下落要因なのか？」
昨晩はOPECの増産報道を受けて利益確定に売りが入り、原油相場が下落した。UEAやサウジの増産でリビアの減産分をカバーできるから、というのがその理由である。
しかし、この増産によってOPECのスペアキャパシティは確実に削られることになるため、私の見方からすれば恒久的な価格下落要因になるとは思えない。今回の下落は、中東で起きている民衆不満の拡大が今のところ目立った拡大を見せていないことが要因であると言える。分かりやすい例をあげると、もし今回のようなデモが発生していないと仮定し、リビアで何らかの事情により原油が生産出来なくなったとしよう。この場合、リビアの生産途絶が他国に波及することはなく、この減産分をスペアキャパシティで賄えば済むだけのことで、おそらくOPECが増産決議をすれば相場は下落することになる。
しかし2000年初頭以降、特段目立ったアクションを起こしていないにも関わらずイランで問題が発生した場合に相場が急上昇していることと同様で、問題が完全に解決するまでは市場では売買材料となり得る。今回のデモはリビア1国だけではなく、以前お話した「デモ予備軍国」はまだ存在しており、ナイジェリアやベネズエラでもデモや内紛で生産が途絶する可能性はゼロではないのだ。結局、完全にデモが鎮静化するまでは、相場はアップサイドのリスクを抱えていると考えるべきである。
尚、中東情勢の混乱が終了すれば現在の原油供給が十分であり、かつ製油所のスペアキャパシティにも問題はなく、石油製品・原油在庫の水準も高いことから相場は急落することになるだろう。その時のめどはBrentで100ドル、WTIで90ドル程度であると考えている。むしろ今は下落リスクに対応する好機であるともいえる。"
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【コモディティインデックス】
MRA CVIX（MRAコモディティ恐怖指数）:29.29(+0.50)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス）:323.40(+0.00)
【雑感】
大学の不正入試問題が話題になっている。
試験の内容を知恵袋で聞く、という手法だが
よく思いついたよな、と思いつつ
試験監督ももう少し厳しくした方がいいんじゃないでしょうか？
とも思った。だって気がつくでしょう。
それはそれとして。
厳しい監督、でこれとは大分違うが、学生の試験のことを思い出した。
中学生の頃、H先生というおじいさんの英語の先生がいた。
非常に変わった先生で、そもそも勉強を教えている、という感じは全くない。
んで
とある日、担任の先生が休みだったので
H先生が試験監督にやってきた。
学校の試験の時って、別によせばいいのに
「○○してもいいですか？」
って、やたらと聞く人たちがいるんですよね。
そしたらとある奴が、鉛筆を落とした。
黙って拾えばいいのに
生徒A「先生、鉛筆を拾ってもいいですか？」
H先生「ダメだ」
生徒全員「！！」
えっ．．．鉛筆拾っちゃいけないんですか？
と、思っていたら誰かがまた余計ないことを。
ガシャンという大きな音がしたのだ
H先生「誰？」
生徒B「先生．．．筆箱を落としてしまったんですが、拾ってもいいですか？」
H先生「ダメだ」
生徒B「えっ．．．筆箱を落としたので、隣の人に鉛筆を借りてもいいですか？」
H先生「ダメだ」
．．．結局この生徒Bは筆箱を拾うことも、鉛筆を借りることもできず
白紙の答案を提出。
当然０点だった。
これぐらい厳しければ、今回の不正入試もなかったのでは？
って、え？
厳しい種類が違いますか？そうですか。
