【商品市況概況】
「雇用統計の悪化」
昨日の商品相場は高安まちまちとなった。米雇用統計の悪化に象徴される、世界景気の失速懸念に伴う需要減少観測や、その一方で景気刺激のために緩和的な金融政策を維持しなければならないのでは、との見方が強まったことから、結果的に方向感が出にくい展開であった。
エネルギーは下落。最大需要国である米国の需要減少が鮮明となっていることから売られた。このコラムで指摘しているように、少なくとも米国では109ドルを超えるWTIは消費者が許容できる環境にない。一方で中東問題は継続しており、Brentは水準を切り下げたとはいえ高値での推移が続いている。ベースメタルは高安まちまち。最大消費国中国が休場であったことから、より方向感が出にくく、第3水曜日をにらんだポジション調整の取引が主導したとみられる。なお、この環境においても中国当局の利上げへの懸念は根強い。貴金属は高安まちまち。景気の失速懸念が強まっていることから質への逃避の流れを受けて金は上昇、株安の影響もあって銀・プラチナは小じっかりにとどまった。パラジウムは上昇。穀物も下落した。
「現在制御すべきリスクとは」
世界景気の減速懸念が、ここにきて急速に取り上げられている。特に米国の景気失速懸念が最も大きくクローズアップされているようだ．．．
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【コモディティインデックス】
MRA CVIX（MRAコモディティ恐怖指数）:29.95(▲0.92)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス）:307.64(+0.00)
【雑感】
週末、自宅でベースメタルの在庫のグラフを見ていたら
デトロイトのアルミ在庫をみてわが子が
「ここには何があるの」
「アルミニウムがあるんだよ」
「この（グラフの）棒が長いところにあるの？」
「そうだよ」
「沢山あるの？」
「そうだよ」
「どこにあるの？」
「デトロイト」
「沢山あるなら、みんなに分けてあげるといいと思うよ」
だ、そうです。
わが子ながら深い発言．．．
LMEのルール、来年の4月から変わりますね。
