中国の空母建造

【商品市況概況】

「レンジワーク継続」

昨日の商品価格は売り買いが交錯し、総じてレンジワークとなった。フランス国債の格下げ報道が否定されたこと、欧州諸国が銀行を対象に空売り規制を開始したことを受けて強制的な買い戻しが相場水準を押し上げた。NY時間に発表された米小売売上高は市場予想通りの好調な内容。しかし後に発表された小売りの先行指数であるミシガン大学消費者マインド指数が31年ぶりの悪化となり、引けにかけては軟調な推移となった。公的債務問題・それに絡む金融システム不安が残存する中、同時に実態経済の動向にも焦点が当たっており、景気循環に反応しやすい商品の価格には下押し圧力がかかっている。但し現時点で「景気の二番底」はリスクであるが、メインシナリオではないことから、秋口以降の相場上昇を見込んでいる市場参加者は多い。


エネルギー価格は行って来い。欧州株高やユーロ高/ドル安、小売売上高を受けて上昇していたが、ミシガン大学消費者マインド指数の悪化で上げ幅を削った。ベースメタルは軟調な推移。夏場の不需要期に向けて下押し圧力がかかりやすいものの、ここまでの極端な下落でバーゲン・ハンティングの買いが相場を支えており、総じて軟調ではあるものの底堅いとの印象。昨晩はインドネシアからの精錬錫輸出が大幅に減少したことから、錫が暴騰している。貴金属は、金が下落、その他の貴金属はPGMも含めて上昇している。そもそも景気非循環銘柄であることから質への逃避で物色されやすい地合いであるが、昨日は信用不安に関連する事象が準通貨である金銀にはマイナスに作用した。週半ばまではQE3を織り込む形での推移となっていたが、市場の混乱が沈静化する中でその期待値低下しているものとみられる。"



「コメ先物再上場」

先週から米先物が72年ぶりに再上場された。世界的にも有名な「堂島米会所」の復活を想起させる、という意味で非常に感慨深いものがある。それと同時に、今回の米先物は他の日本で上場されているコモディティ商品とは性質が異なるため、(政治的・制度的な思惑の相違が関係者の中であるとは思うが)個人的にはこの市場がどうなるのか注目している。何が大きく異なるかというと...


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コモディティインデックス】

MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):28.35(+0.36)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):295.64(+0.58)




【雑感】

朝、テレビを見ていたら中国の空母建造に関するニュースをやっていた
旧ソ連の空母を中国が改造して作ったらしい
(全く新しい技術、と中国政府は言ってるようですが)
さらに4隻ぐらい空母を増やす、という話もあるみたいだ。



別に政治的なことをこのコラムで話すつもりはないのだが
なんで空母建造って、こんなに取り上げられるんだろうか?
と不思議に思ってちょっと調べてみたが
どうも、



「現代の戦争では制空権をいかに確保するかがポイントであり
緒戦で制空権を確保するため、大量の航空機を運べる空母の保有



が重要なんだそうだ。



なるほどねぇ。
商船が海賊に襲われるようになったので
攻撃力を持つ商船が開発されたが
それだと輸送能力が落ちるので
護衛の機能を護衛艦に移す、
という過程を経て戦艦が作られてきたと思っていましたが
どうも空母はその中でも位置づけが違うようですね
軍事評論家や政治家の方がいろいろ言うのも納得です。



ですが、基本は海軍の強化は国家繁栄のための
資源確保が目的だと思ってますので(豊かな生活の獲得とも言えますが)
やっぱり中国は引き続き、資源がほしいんだなぁという感じを持ちました。
ですので、確かにPMIが悪くなってますが
根本的な資源に対する需要は旺盛、ってことで
投機のみならず実需の影響で、資源価格は
今後も堅調な推移になるんだと思います



と、朝のニュースを見ていて思いました。
まさに雑感で、オチがなくて申し訳ないです。
今日はこれぐらいで勘弁して下さい...