【商品市況概況】
「今晩の講演を控えたポジション調整」
昨日の商品価格は小じっかり。バーナンキ議長の講演を控えたポジション調整に終始することとなった。
エネルギーは小幅高。基本的にバーナンキ議長の講演を控えて様子見であったが、独DAX先物が同様のポジション調整と見られる売りで急落したことから追加のポジション調整売りに押されて一時急落したが、その後は持ち直している。
ベースメタルは銅、亜鉛、鉛が上昇、その他は上昇したが比較的軟調地合い。米耐久財受注が好調であったことを受けて堅調な推移が続いた。その後NY時間に発表された米週間新規失業保険申請者数が、（ベライゾンによる特殊要因もあるが）40万人を超える水準となったことが嫌気されて下落している。但し、銅価格は需給もあって堅調さを維持し亜鉛、鉛等はこれに連れた。個人的にまだそこまでには至っていないと考えているが、一部の市場参加者の中では銅も金と同様に「安全資産」として物色されることが増えてきているようだ。
金銀は上昇。金はCMEによる証拠金引き上げもあって急落したが、夜間の株急落等をきっかけに再び騰勢を強めた。金もQE3の実施がなければ下落すると見ているがそれでもQE2実施時点の緩和規模が維持される以上、1,600ドルが下値の目途となるだろう。しかし、マネーフローが大きく変化していること、「安全資産としての知名度が向上」していることから、中期的には堅調さを維持すると見ている。PGMはプラチナが小幅下落、パラジウムは上昇している。
「判断は来月以降に持ち越しか」
この数週間、殆どの市場参加者の注目は今晩のバーナンキ議長の講演に注がれていた。弊社の見通しではバーナンキ議長はQE3に関しては直接的な言及を避けるが、含みを持たせるものと予想している．．．
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【コモディティインデックス】
MRA CVIX（MRAコモディティ恐怖指数）:30.98(+0.15)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス）:295.55(+0.39)
【雑感】
昔の雑感ネタを読んでみた
（ブログにアップされてますが）5年半、略休みなく描き続けている。
1年200営業日書いたとして、ネタ1,250か．．．
我ながら凄いなぁと思ったりします。
でも、最近の読者が昔のネタを読むとは思えない
なので、ちょっとブログで見てやって下さい
初めての連載物を書いたのが以下のお話「般若心教で」です
（http://d.hatena.ne.jp/Aburauri/20060201）
でもこのころの市況コメント、ラクして書いてたのでなんだか今読むと恥ずかしいですね．．．
さて。
全然関係ないが、ふとわらしべ長者の話を思い出した。
わらしべを1本もった貧乏人が、物々交換を繰り返すうちに
最終的には家を獲得する、というお話である。
わらしべ1本からスタートし、ミカン、反物、馬、家、と進化していく。
子供の頃ワクワクしながら読んだ記憶があるが、こんなことは起きるのだろうか？
コモディティ的に考えれば
この話は
「納会間際でショートをもっている状態。しかし流動性ゼロ」
という状態になっているところに
たまたま受け渡し適格銘柄の供給が行われたため
高値での売却が可能であった、ということになるだろうか。
それが4回も連続で起きるわけである。
まずもって夢物語だ。
と、思いながらインターネットを見ていたらですね
こんな記事が目に入りました
「現代版わらしべ長者、ネット使い17歳の少年が携帯電話をポルシェと交換」
って有るじゃぁないですか？
マジ？
やらせじゃないの？
と思って見てみると、ランクアップの仕方が殆どわらしべ長者並み
携帯電話→iPod→モトクロス用バイク→MacBook→トヨタのハイラックスサーフ
→ゴルフカート（えっ！？）→オートバイ→フォード・ブロンコ→ポルシェ
．．．間のゴルフカートは良くわからないが、こんなこと有るんですねぇ
上記のコモディティのロジックで、（主観的価値ベースでの）等価交換が行われているわけですが
携帯電話とポルシェが同じ価値とは．．．
その時の気持ち、Priceless ってことでしょうかね。
俺もなんか出品してみようかな
ゴルフカートになったら、ウチの共同代表にプレゼントします。
