【商品市況概況】
「また失望」
昨日の商品市場は軒並み下落している。EUバローゾ委員長の演説を受けてギリシャ問題の進捗への期待が高まり、商品価格は比較的堅調な推移となっていたが、7月合意のギリシャ救済案に関する内容変更(具体的には銀行等の損失負担を引き上げる案等)に対する不協和音が伝えられるとユーロが売られ、リスク資産にもリスク回避の売りが入った。同様の流れで商品価格は下落に転じ、下値余地を探る動きとなった。ギリシャを巡る欧州の対応にまさに一喜一憂の相場展開となっている。
エネルギーは大幅な下落となり、前日の上昇分を略吐き出す形で水準を大きく切り下げた。材料は欧州問題を巡るリスク回避の動き。夜間に発表された在庫統計は略予想通りの内容であり、材料とはならなかった。欧州地区は引き続き原油需給がタイトでありBrentは100ドルが下値として強く意識されることになるだろう。石油製品は比較的小幅な下落に留まっており、中間留分のクラックスプレッドは拡大している。石油製品(特にディスティレート)の投機筋のポジションはネットロング幅が大きくなく、比較的投機の影響を受けにくく、足元の緩やかな需要減少を反映してジリ安基調を継続しているものの、原油のネットロングは引き続き大きく、株やリスク関連ニュース等の周辺材料で変動し易い状況にあることを示唆していると言える。ベースメタルも水準を切り下げた。材料はエネルギーと同様。夜間に発表された米耐久財受注は市場予想を上回る内容であったが、リスク回避の売り圧力強く、殆ど相場に影響を与えることはなかった。来週以降の中国の大型連休を控えて取引は活発ではなく、株等の周辺材料を受けて投機筋が売買を行っている程度であり、ニュースを受けて前日の上昇幅(下落幅)が大きいものが下落(上昇)している、という印象である。明確にトレンドが見え始めるのは中国の休みが明け、当面のギリシャ問題に目途がつく10月下旬以降となるだろう。貴金属は下落。ギリシャ問題の進捗期待で買い戻しが優勢となっていたが、ギリシャ国債のヘアカット(金融機関の負担が増加する可能性)を巡り議論が紛糾していると伝えられると、リスク回避のドル高が進行し、金価格を押し下げた。金融システム不安の発生の可能性も金の売り材料になり易い。プラチナの下げは株の下落もあって金の下落を上回り、引き続き100ドル近い金/プラチナのネガティブスプレッドが維持されている。
引き続き市場は欧州問題に注目せざるを得ず、経済環境が悪化する中、軟調地合いの中神経質な展開が続くことになると予想される。"
「冬場の天然ガス価格」
商品価格は世界景気の失速懸念を背景に調整色を強めつつある。欧州危機に対する当局対応が猫の目のようにクルクル変わっていることも撹乱要因だ。しかし、今後、日本が輸入する天然ガスの価格は上昇することが予想される。通常...
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【コモディティインデックス】
MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):35.2(+0.16)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):293.50(+0.29)
【雑感】
この前、前の前の前の会社の同僚夫妻と(前が多いな...)
焼肉に行った。
会社の近所の焼肉屋で、韓国人の人がやっている優良店である。
肉のことは詳しくないが、A5ランクの肉を安価に出す店なのだが
両家で食べていて出た結論は
「安い肉の方が旨い」
であった。
私的には脂が多い、いわゆる肉汁がたっぷりっていう肉は
あんまり好きじゃないのだ。
脂が少なくて、赤身に近い方が好きなのだ
で。
この前はせっかく久しぶりの会食だからと
結構良い目(というか高め)の肉ばっかり選んで注文したのだが
後で追加した安い肉の方が断然に美味しかった。
「安い肉の方が美味しいね」と店で言ってしまうほど(迷惑な客でスミマセン。。)である。
更に、周りに客からは
「貧しい人たちなのね」
「味覚がおかしいのね」
と、思われたに違いない...
でも、これって
「本当に安い肉の方が美味しいのか、我々の味覚が狂っているのか」
どっちかってことなんでしょうか?
恐らくは好みの問題、ってことになるんでしょうが
こんな感じだとよく「味が分かる有名人選手権」みたいな番組で
高い肉を当てろ、といわれても100%当たることはないんでしょうな。
やっぱり脂がたくさん乗ってる方が、世の中的には良い肉なんでしょうか...
と悩む今日この頃です。