【商品市況概況】
「銀行問題と中国景気の先行き懸念で下落」
昨日の商品市場は総じて軟調な推移となった。朝方発表された中国の貿易統計が外需の減少を示唆する内容であったこと、欧州金融システム危機対応が進捗することに伴い、急速に欧州銀行の格付けの問題が意識され始めたこと、格付け機関がまたしても追加的な銀行の格付け引き下げを行い、かつ今後も格下げを継続する見通しを示したこと、等が材料となった。欧州問題の進捗期待でショートポジションの解消に因る買い戻しが続いていたため、今度は上昇局面時においてロングポジションの解消売り圧力が強まったためと考えられる。引き続き商品市場のメインドライバーは欧州問題であり、来月のG20迄に具体的な対策が進捗することが期待される。
エネルギー価格は下落。チャート的にも売りが入り易い環境であったことから朝方から軟調な推移となった。中国の貿易統計で輸出が減少したことも悪材料視された。但しNY時間に入ってからの株の戻しや在庫統計での製品在庫の減少もあって引けにかけては下げ幅を削る動きとなった。石油製品は米在庫統計に素直に反応した(但し冬場仕様への入れ替え時期であることもあり、需要が回復しての在庫大幅減の可能性は高くない)。中間留分のクラックスプレッドは拡大している。
ベースメタルは下落。中国の貿易統計の悪化とICSGの2010年末中国銅在庫が市場予想を上回ったことが材料視された。中国向け銅輸入は増加、アルミは小幅減少している。銅は上海/LMEスプレッドが有利に働いたことに伴うものであると考えられる。しかし、中国の国内生産、在庫の減少、ネット輸入等を鑑みると引き続き中国の需要は堅調であると考える方が自然である。但し、輸出向けの減少分を完全に相殺することは少なくともこの四半期は困難だろう。
貴金属は下落。欧州不安の高まりで、「ドル資金ニーズ」が高まる中ドル高が進行したため、換金売りに押された。PGMも軟調な推移となっている。
「リスク資産圧縮の動き」
昨日の相場は総じてリスク回避の動きが強まる形で下落している。欧州問題の進捗によって安全網の整備の観点から近々、銀行に資本注入が実施される可能性が高まっていることも、リスク回避の動きを強める結果となっている。銀行への資本注入が...
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【コモディティインデックス】
MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):40.64(+0.07)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):290.24(+0.00)
【雑感】
最近少しだけ考えることがある。
情報発信の手段として、ツイッターとFacebookを使っているが
どうも世の中、圧倒的にツイッターの方を使っている人の方が多いようだ。
でも。
個人的に、ツイッターはあんまり好きじゃない。
そんなに年がら年中、つぶやくことってないですし...
なので
考えながら書けるブログやFacebookの方を多用している
でも、考えながら書くってことは大量に書かなければならないわけで
そこまで沢山言いたいことがある訳ではないし...
じゃあ、いっそのこと情報発信を止めてしまうか?
と、思ったりもする。
情報の価値を認めて必要としてくれている人もいるのだ。
でも、自分が発信している情報がどのように使われているか?
良くわからないんですよね。本当に必要かどうかも。
と、思ってこの前朝のメルマガを読んでくれている人に聞いてみた
そしたら、予想通りの答えが
「最後のところしか読んでない」
...ですよね。
そうですよね。
ドラッカーの本にも書いてありましたが
お客さんが欲しいものを提供する
んですよね。
雑感、かぁ...。
ネタ作り、もう少し頑張った方が良いってことなんでしょうねぇ。