ウルトラマンは重労働

【商品市況概況】

「イタリア問題と好調な米経済統計を受けて高安まちまち」

昨日の商品市場は高安まちまちとなった。イタリア国債利回りが7%を再び超えたことがリスク資産の売り材料とされた一方、夜間に発表された米経済統計は市場予想を上回るものが多く米経済の健全性が確認されたことはリスク資産の買い材料となった。現状をまとめると、米国は緩やかな回復、欧州は悪化、中国(新興国)は拡大ペースが鈍化、日本は震災特需が需要を下支え、といった構図であろうか。当面は経済統計、政府対応に一喜一憂の展開にならざるを得ないだろう。


エネルギー価格は上昇した。イタリア国債利回りの上昇を受けて下落していたが、夜間に発表された米経済統計が市場予想を上回る内容であったことから買いが入り、上昇した。つい2週間程前前ではBrentの方がWTIよりも堅調に推移していたが、欧州経済の失速懸念vs比較的健全な米経済動向、実際に減少している米原油在庫を材料に、WTI/Brentのネガティブスプレッドは大きく縮小してきている。世界的な灯油(中間留分)不足を背景に、原油価格は堅調な推移となるだろう。尚、12月14日のOPEC総会では、原油供給不足であるにも関わらず、世界的な景気鈍化による需要減少観測等を材料に、おそらく増産は見送られることになるだろう。ベースメタルは下落。欧州問題が再び材料視される中、軟調な推移となった。但し経済統計に見る中国の需要は目立った減少が確認されておらず、更に生産コストが意識される水準まで価格が低下してきていることを鑑みると、底堅い推移になるだろう。当面市場を動かす主な材料はほかの商品と同様に政治・金融政策動向であるが、目立った進捗が内状況だと為替レートが日中のベースメタル価格の最大の要因となっているようだ。当面は現状水準でのもみ合いが続くことになるだろう。貴金属は小動き。欧州問題と米追加緩和期待が買い材料となる一方、リスク回避のドル高が売り材料となり、方向感がつきにくい。PGMも小動きであった。




「米国在再赤字削減問題」

2011年第4四半期も後1ヶ月半となった。多くのファンドの決算が11月であることを考えると、多くのファンド勢からすれば今年はあと半月である。近年の商品市場によく見られるようになった動きであるが、ファンド等の買いによって積極的に売買されその四半期に上昇した商品は、利益確定売りで四半期末にかけて下落し易い傾向がある(下落している商品はその逆に)。別の言葉を使えば、期末に向けてファンドの利益確定の動きが強まるといことである。株等では良くある動きであったが、商品市場にもこの動きが見られるようになってきているのは事実である...


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コモディティインデックス】
MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):31.8(+0.79)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):277.66(+2.22)



【雑感】
子供がウルトラマンが好きなのは
前からここで何回か書かせていただいた。


で。


子供と遊ぶときに
わたくしがあおむけに寝て
足の上に子供のお腹を乗せる
飛行機遊び
をよくやるのだが
最近は、この状態でウルトラマンが飛んでいる格好をさせている。


が。


高校の部活で「ウルトラマン」ってあったぐらい
これってキツい。
よくよく考えるとウルトラマン
ピンと軽く反り返り
両足はキチンと閉じて
さらに顔を飛んでいる前方に向け
さらに敵が前方から攻撃してきた場合
手を十字に組んでスペシウム光線とか
アイ・スラッガーを飛ばしたりするわけだ。


無重力の宇宙空間であればこれも可能だろうが
重力が存在する地球においてこれをやるのは至難の業だ。
実際にウチの子は、この状態で足を揃えたり
顔をあげたりするのは頑張っても数十秒である。


つまり。


どんなにウルトラマンが人並み外れた体力を持っていたとしても
あの姿勢で空中を飛行するのは相当無理があり
もしそれをやったとすると、変身してから敵のところに行くまでに
背筋痛ないしはギックリ腰になる可能性は極めて高い。
その状態でいきなり強力な敵と戦ってきたんだから頭が下がる。


これを避けるためには、相当かっこ悪いいや怖いが
陸上を歩いているのとほぼ同様の格好
すなわち直立姿勢で飛行する以外ないはずなのだ


と、嬉しそうにウルトラマンのポーズをとっている子供を見て
パパの頭の中は、直立姿勢で飛行するウルトラマンの映像で一杯なのであります。