おさるのかごや

【商品市況概況】

「中国の政策期待と欧州懸念後退で上昇」

昨日の商品市場は総じて堅調な推移となった。朝方発表された中国の経済統計は「ほどほどに悪く、しかし市場予想は上回る」という内容となり、物価上昇率が鈍化し始めている同国が景気刺激の対策を打つ可能性が高まったことから、中国経済のハードランディング懸念が後退した。また独ZEW指数が大幅に改善(但しこれはユーロ安に伴い輸出国の独が利しただけとの見方もある)、ニューヨーク連銀指数も大幅に改善したことや、欧州の一連の国債入札が好調な内容となったことが好感されたようだ。国債入札が好調だったことは、「AAA国の数が減ったこと」と「ECBが大量に資金供給を行っていること」が背景にあると考えられる。まとめれば余剰資金が市場に滞留する中で、「他の資産と比較して然程悪くはないもの」が物色される流れということだろうか。但し欧州問題は解決している訳ではないため、警戒の緊張感を解くタイミングではない。3月20日ギリシャのデフォルトの可能性、欧州銀行の資本増強の成否等、波乱材料は少なくないのだ。


エネルギーは上昇。中国の経済統計を受けた政策期待による株価上昇が、市場参加者のリスクテイク意欲を回復させたことやイラン問題の緊張の継続が材料となった。但しNY時間にかけてはドル高が進行したため水準を切り下げる動きとなった。今後に関しては市場が一時的に強気モードに傾いているものの、冬場の燃料調達に目途が経つにつれ水準を切り下げる展開になると考えいてる。いくら経済環境が改善してきているとはいえ、今の世界経済はBrentで120ドル(WTIで110ドル)を越える上昇を許容できる環境にはない。ベースメタルは上昇。中国のGDP成長率鈍化に伴う政策期待と、その一方で「やはり需要は堅調であること」が材料となった。また、来週から中国正月の連休に入ることも休み前の駆け込み需要を誘因していると見られる。そもそも昨年11月、12月の調整幅が大きかったことから多くのベースメタルには割安感が出ている。今後に関しては、欧州懸念が若干後退しているものの問題が解決していないことから上期一杯(6月末迄)は不安定な推移が続くことになると考えている。トピックスとして銅と錫のキャンセルワラント率が20%に、アルミが15%程度になっていることを挙げておきたい(実需が旺盛)。貴金属は上昇。欧州懸念の後退に伴うドル安の進行、中国の経済統計の拡大ペース鈍化に伴う中国の政策変更期待(による投機需要の拡大)が材料となったようだ。




「1ヶ月と6ヶ月」

イラン問題はIAEAの査察受け入れ(詳細は決まっていない)で、収束するかに見られた。しかし、イラン政府当局は引き続き欧米に対してファイティングポーズを取り続けており、イラン産原油の代替生産を行うとしているサウジを批判する等、緊張状態は続いている。そもそも...



...続きは、以下のリンクからメルマガ(無料)にご登録頂くことでバックナンバーでご確認いただけます。

※尚、当ブログでの商品市況概況、雑感のアップデートは1日遅れとなっています。
※会社のセキュリティの問題などで登録が出来ない場合は、 ask@marketrisk.co.jp までお問い合わせください(個人の方の代理登録はしかねますので、ご了承下さい)。
http://www.marketrisk.co.jp/contact/




コモディティインデックス】

MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):27.08(+0.19)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):266.90(+0.55)



【雑感】

この前ウチのばあさん(90超)と話をしたところ
衝撃的な事実が発覚した
正確には、兄とばあさんが話していたのだが



兄「ばあさんが子供の頃は何で旅行に行っていたの?」
ばあさん「籠(かご)よ」



籠!!マジですか!?
これに兄が突っ込む



兄「籠ってことは、やっぱりお猿か?」
ばあさん「「そうよ」



お猿!!マジですか!?



兄「本当にお猿?」
ばあさん「バカね、お猿のわけがないでしょう」



単に耳が遠くなっているだけでした。
良かった...(←何が?)



しかし、籠に乗って旅行していたとは...
ばあさんと話をしていると、時代が遡ったような感じがする。
これとは別の話になるが、ウチのばあさんは



小田和正



とか



小田信成



とか



織田哲郎



がテレビに出ているのを見て
私や兄が「おだ」という言葉を発生すると反射的に



織田信長?」



と聞いてくる。
テレビで生きて、歌ったり、スケートしたりしている織田信長
よほどのことがあっても見れないと思うのだが...



今日は(も?)オチありません。
以上。