ケータイ小説

【商品市況概況】

FOMCの実質金融緩和で上昇」

昨日の商品市場は軒並み上昇した。アジア〜欧州時間にかけてはギリシャの債務交換協議に関してECBが「債務再編に応じることは断固として拒否する」と報じられたことが嫌気され、ユーロ安・リスク資産安の流れとなっていた。しかし注目のFOMCでは2014年迄の低金利政策継続が決定され(実質金利の低下による資産価格押し上げ効果が期待される)、更にバーナンキ議長が導入に前向きであったインフレターゲット(2.0%)が導入され(そもそもバーナンキ議長はインフレターゲットの研究で有名)、現在の個人消費支出デフレータの水準を鑑みると年内にQE3が実施される可能性は五分五分である。しかしバーナンキ議長がQE3実施(量的緩和による資産価格押し上げ効果が期待される)を否定しなかったことが材料となり、殆どのリスク資産が上昇することとなった。商品価格はこの決定による上昇というよりは、為替でドル安が進行したことの影響が大きかったと見ている。当面は実質金利低下に伴う通貨の動向と、QE3の可能性を探る動きになると予想され、リスク資産はファンダメンタルズではなく、金融要因で水準を切り上げる展開が予想される。


エネルギーは下落後上昇。ギリシャの債務交換を巡る協議が難航していると伝えられたことで、ユーロ安・ドル高・リスク資産売りの流れとなっていたが、FOMCの実質金融緩和決定を受けて引けにかけては水準を切り上げる動きとなった。今後については、EUによるイラン産原油禁輸措置は7月以降となること、冬場が終盤に入りつつあることから、エネルギー固有のファンダメンタルズはベアであるものの、金融面のサポートにより底堅い推移となるだろう。石油製品は米在庫統計で在庫が減少したことから大幅なプラスとなった。しかし最大消費国米国の最終製品需要(出荷)は過去5年レンジを大きく下回る状態が続いており、季節的に必要な灯油を除く輸送燃料需要は旺盛ではない。今後は徐々に水準を切り下げる動きとなるだろう。例年よりも高い水準となっている灯油/ガソリンのスプレッド(灯油>ガソリン)は春先に向けて例年通り解消する見込みである。ベースメタルは上昇。中国勢が不在の中、現物需要というよりは金融要因で上昇することとなった。今のところ中国を含む新興国は金融緩和モードに入りつつあり、ベースメタル価格の下支え要因となっている。それに加えてFRBによる実質金融緩和+将来の追加量的緩和(QE3)への期待が高まったことが買い材料となった。今後については金融政策要因で現物需給がタイトと見られる、オフワラント率の高い金属(銅、アルミ、錫)を中心に物色されると考えている。但し最大消費地域である欧州の景気後退は不可避の状態になりつつあることから上値は抑えられることになるだろう。貴金属は上昇した。FRBによる実質金融緩和に伴うドル安進行と、将来の量的緩和が示唆されたことが材料となった。特に、景気の先行き不透明感が強い状態ではQE3が行われた場合に金は消去法的に物色され易い。しかし更なる上値をトライするかどうかは、実際に量的緩和が行われるないしはドル安が更に進行する必要があるだろう。



「金の上昇余地」

FOMCが実質的な利下げを行った。これに伴い商品価格は軒並み上昇している。金価格も上昇し、1,700ドルを回復することとなった。金は...


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コモディティインデックス】

MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):27.65(▲0.31)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):267.07(+0.55)



【雑感】

詳しく説明しないが
この週末に、ケータイ小説なるものを読んでみた
読んだ感想は

まぁ、難しいよな

という印象であった。
何が難しいかというと、各場面における主人公の心情(性格)の整合性や
もっと言えば、そもそも話の整合性を取ることが難しいということである。

なんで整合性が取れなくなるかというと
無名の作家がケータイで連載してる作品の場合
閲覧数が少なければきっと途中で終了になっちゃうと思うんですよね。
更に言えば閲覧数が執筆のモチベーションになっている可能性も高いと思うんですよね。
そうなると、必然、閲覧数を増やすインセンティブが働き、
毎回それなりに刺激的なこと(読者の目を惹くこと)を書かなきゃいけなくなる訳で。
それを何十回も連載でつなげていくと...

やっぱり、本にするのは難しいですよねぇ。

勿論、小説としてしっかり読み応えのある作品はあると思うんですけど
恐らくですが、総じてケータイ小説は小説とジャンルが異なるのである。
今回は文庫本を買って読んで、上記のような印象だったが
ケータイで読んだら全く違う印象になるのかもしれない。

これもまた、新たな情報伝達ツールが作るられたことによって開拓された
新規分野の1つなんだろうなぁ...
なので、読み物として今までとは別の楽しみ方もあるように思う。
例えば、「連載のこのあたりで、閲覧数が減ったんじゃないか...?」とか。

何となくそれならアリな気がする。
ということで、読み方を変えて、また別のを読んでみようかなと思っている。
でも多分、新刊では買わないだろうなぁ...
参考程度に私が読んだ本のネット書評を見てみたら、評価は真っ二つに割れていた。
そりゃそうだろうなぁ。

文学的に優れている小説である、ということは本が売れるための必要条件かも知れないが十分条件ではなく
売れている本であるということは、文学的に良い小説であるための必要条件でも十分条件でもない

って、ことなので意見が割れるんでしょうねぇ。
まぁ、どっちでもいいや。
今日もよろしくお願いします!
仕事仕事。