愛しのタニシよ

【商品市況概況】

ギリシャ動向を睨み高安まちまち」

昨日の商品市場は高安まちまちとなった。ギリシャ問題は「解決しそうである」「いや解決しない」とその先行きに関する意見が一定していない。しかし最終的には救済で合意に至るだろうというのが市場のコンセンサスとなっており、大きな波乱はないだろうと見られていることがリスク資産の買い安心感を誘っているようだ。しかし、この類の話は合意に至り、実際に国債の償還が無事に終了して初めて「何もなかった」と言えるわけで、それまでは市場のリスク要因として意識され続けることになるだろう。本日はECB政策委員会で3月以降の利下げと今月のLTRO(長期流動性供給オペ)の実施可否とその規模が商品相場全体に影響を与える材料となるだろう。


エネルギーは上昇した。欧州の寒波の影響は予想を上回っており、実需・投機の両面からBrentは物色されている。また東側が例年と比較して暖冬である米国にもこの週末に寒波が襲来するとの予報が出ており、WTIも堅調な推移となっている。今後に関しては引き続き季節的な気温を材料に高止まりすると予想するが、寒波の影響が一巡した後は輸送燃料在庫水準の高さから、下落に転じると予想している。ベースメタルは銅が上昇したがそれ以外は下落した。中国人民銀行の住宅一次取得者向けの支援策を好感して強含む局面もあったが、やはり年初からの上昇が顕著であったこと、足元オフワラント率が低下していることから引けにかけて売られた。今後は、弊社は2012年のベースメタル価格は年末にかけて上昇すると予想しているが、現在の経済環境を鑑みた場合、その上昇ピッチの速さ、絶対価格の水準は経済が許容できる水準ではないと考えている(上昇ペースは弊社予想を10%上回る)。第1四半期末にかけて一旦相場水準を切り下げる展開になると予想している。貴金属は下落。欧州問題が解決を見ない中、ドル高が進行したため利益確定売りに押されたようだ。1月中旬以降、金銀、PGMのETF保有在庫数量が急速に増加している。FRBによる長期金融緩和とQE3への期待、ECBのLTRO実施期待がその背景にあると見られる。但し更なる上昇のためには実際に市場に追加流動性が供給される必要があり、当面は為替水準を睨みながら現状水準でもみ合うと予想している。




「中国のアルミ生産コスト」

アルミニウム価格が予想以上に堅調な推移となっている。理由は幾つかあるが、1.年初から割安と見られていたメタルセクターに投機資金が流入していること(実需の買いはさほどでもない)、2.エネルギー価格の上昇で生産コストが上昇していること、3.昨年の...



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コモディティインデックス】

MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):25.07(▲0.31)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):265.37(+0.17)


【雑感】

最近、ドジョウの水槽に変化が起きてきた。
何の変化が起きたかというと



「砂に潜っていた小さいタニシが、水槽の苔を食べ始めた」



のである。いなくなったと思っていたが...
しかし、合計4匹。
以前、5匹いるところに10匹投入したのに今は4匹だ。
ヒメタニシを投入したのは11月頃だったので
2ヶ月で11匹ドジョウに食された計算である。
約5営業日に1匹の割合だ。



改めてタニシを入れた頃を思い返してみたが
あの頃は楽しかった。
水槽がタニシで一杯になってしまうんじゃないかって
ちょっと不安になりながらも
楽しい気分で一杯だったのだ



しかし今、水槽のタニシは絶滅の危機に瀕している
見るたびに可哀そうな気持ちで一杯になり
ドジョウへの怒りが募る。
それと同時に分かったことだが、ヒメタニシはオオタニシよりも
比較的、元気であるということだ。
ヒメタニシが活発に動いているが故に
半分蓋を開けてダラダラしているオオタニシは
何もせずにサボっているように見える



いや、サボっていると言ってはいけない
この緩慢な動きだと、早晩ドジョウの餌食になるのは確実だ



弱っているのか?
体調が悪いのか?
実はドジョウに攻撃されたんじゃないか?
と、悩みは尽きない。
オオタニシを心配そうに見ている私を見ていっくんが



「もう、タニシだけの水槽にしたら?(by4歳児)」



とアドバイスしてくる。
でも、それでは駄目なのだ。ドラマが無いんだよ。ドラマが。



それで、水槽の外からじろじろ見たり、「おい」とか声をかけたりするんだが
声をかけたところで、タニシが返事をするはずがもない。
仕方がないので、手に持って蛍光灯に透かして見たが、何も分からない
彼(彼女?)は力弱く、蓋を閉じるのみだ



でも、蓋を閉じてくれることは生きていることの証しだ
ドジョウの攻撃を受けて死んでいるのなら、蓋を閉じることもないだろう。
ヒメタニシが活性化したことに伴い
オオタニシが元気でないことが明らかになったため
今、私の家に帰ってからの日課
「水槽からオオタニシをつまみ上げ、蓋を閉めるか閉めないかを確認する」
ことである。



また、余分な仕事が増えてしまった...
と、同時に新たなヒメタニシを購入することを検討し始めている今日この頃です。