バーニング

【商品市況概況】

「高まるギリシャのユーロ脱退で下落」

昨日の商品市場は総じて軟調な推移となった。ギリシャの第2党となった急進左派政党が、ギリシャ支援を巡る欧州との合意を破棄せよ、と強く主張し同国がユーロを脱退するのではとの見方が強まったことがリスク資産全体の売り材料となった。一方で緊縮財政一本槍を反対している仏オランド候補の動向に関しては比較的市場は冷静に受け止めているようで、プラス材料にもマイナス材料にも今のところなっていないようだ。ギリシャ第2党のツィプラス党首がどのような戦略と勝算を持っているのか測りかねるが、EU合意を撤回した場合には同国のユーロ離脱の可能性は高く、更にユーロの離脱が他国にどのような影響を及ぼすかに関しては小職の専門外なので積極的なコメントを避けるが、少なくとも信用収縮等を通じてリスク資産に売り圧力が強まる可能性は高いと判断される。尚この場合、恐らく新たにショートポジションを取る、というよりは既存のロングポジションを手仕舞うという動きになると予想されることから、年初からの上昇が顕著であった株やエネルギーがその対象になるだろう。当面はギリシャのユーロ脱退の影響がどの程度のものになるのか、為政者の対応を見極めつつ、軟調地合いの中一進一退の展開が続かざるを得ない。



エネルギーは続落した。ギリシャ問題が混迷の度合いを深める中、保有するリスク資産を売却する動きが加速したことが最大の要因。またギリシャ問題で完全に隠れてしまったが、イラン問題が進捗する可能性が出てきたこともエネルギーの売り材料となっているようだ。但しイラン問題はギリシャ問題と同様、どう転ぶかわからないため、引き続きエネルギー価格に一定の下支え効果をもたらすことになるだろう(ギリシャに比べればイランは比較的経済合理的な判断をするゆとりがあると見られる)。ベースメタル価格は下落した。月曜日がロンドン休日であったため、休み中のギリシャ・フランスの選挙結果を織り込む形で水準を切り下げる動きとなった。4月に発表した弊社見通しの通り、この6月末迄は少なくともベースメタル価格は方向性が出にくい展開が続くと予想される。鉄鋼原料価格は高安まちまち。貴金属はギリシャ問題の混迷を受けて下落した。昨年のユーロ危機時に見られたようなユーロから金への資金シフト(アセットのリアロケーション)は現在起きていないと考えられ、特に金はリスク資産・準通貨としての色彩を強めており、リスクオフ時には下落し易い地合いとなっている。




「LME価格は下げ余地が限定か」

ギリシャ問題の混迷を受けて、リスク資産には売り圧力が強まっている。しかしながらベースメタルに関してはそこまで大きく下落した、という感じはない。このクライシス懸念で下落しているのは株やエネルギー等、年初からの上昇率が高かった商品に比較的限定されており、LMEベースメタルは比較的しっかりしているとの印象である。理由は幾つか考えられるが...


...続きは、以下のリンクからメルマガ(無料)にご登録頂くことでバックナンバーでご確認いただけます。


※市場分析に役立つチャート類はこちらから(随時更新)→http://www.marketrisk.co.jp/news/?utm_source=news&utm_medium=cpc&utm_content=news&utm_campaign=utm_campaign
※尚、当ブログでの商品市況概況、雑感のアップデートは1日遅れとなっています。
※会社のセキュリティの問題などで登録が出来ない場合は、 ask@marketrisk.co.jp までお問い合わせください(個人の方の代理登録はしかねますので、ご了承下さい)。
http://www.marketrisk.co.jp/contact/




【雑感】

ネタのストックが5日分もあったのに
週末のレポートで全部無くなってしまった。
まぁ、グチっていてもネタが出てくるわけじゃないので
前向きに何か考える、ことにする。



さて。



ちょっと前に海外に行った時のこと。
最近は英語で喋ることも少なくなったので
相当喋れなくなっているが
レストランの注文ぐらいはまだ問題なくできる。



米国圏内に旅行したので
やっぱりステーキを食べた方が良いのではないか
という話になり、ステーキ屋に行って注文した。
別に普通に注文し、食べて帰ってきたので
全くそのことはネタにもならないのだが
ふと、むかーし自分が子供のころに家族で行った
海外旅行のことを思い出した。



家族で行ったレストランは
一応ジャケット着用のそれなりの店であった
その時、父はステーキというか肉を注文したが
(後にも先にもそんな店に行ったことはないのだが)



「どのように調理するか?」



と聞いてきた。
調理?
ああ、焼き加減のことかしら
と、一瞬思ったが、「boiled」なんて説明をしてるから
明らかに調理方法だ。
へー、調理方法を選べるんだ
と思っていたら(正確には父と兄が日本語で話しているのを聞いてそう思っただけだが)
やおら父が店員の方を向き



父「burning」



と、一言。



店員「burning !?」



そう。黒こげにして持ってこい、ないしは燃え上ってるのをもってこい
と言ってしまったのだ。
店員もさすがに笑いをこらえられなかったが
父も笑っていたので、ここで父が切れて雰囲気台無し
ということにはならなかった。



そういや、あれ以来
burningって単語自体、全く使ったことないな。