都知事選について思う

細川元首相と、小泉元首相がタッグを組んで都知事選を戦うらしい。
該当演説も代わりに小泉首相がやるという。
そこまでやるなら、細川さんじゃなくて、小泉さんが自分で出ればいいんじゃないか。
と思うのは私だけではないだろう。


しかし今回の選挙は思うところがある。

脱原発のみ」

を争点にしようとしているからだ。
昨年から原発は止まり、高コストながらも今の電力体制でやっている以上、
いまさら脱原発っていうのもなんだかピンとこない。
エネルギー政策って、都じゃなくて国で考えるものですしね。
国民の大半も原発再稼働反対なので、改めてこれが争点って言ってもねぇ...
しかしより大事なのは、「原発の陰に隠れて、他の重要な政策を公約にしてそれが是認されるような形になること」だと思うんですよね。
福袋の本命商品以外の「その他大勢」は、特に東京の場合には「その他大勢」にならないことが多い訳で。


しかも知事と支持政党が変わると、福袋の中身が変わる。その他大勢のオマケの中身も変わる。通常正反対のものに。
このことは、政策の不連続性が極めて高くなるリスクを内包している訳です。
政策のボラティリティが高まると言ってもいいでしょう。


有権者はキチンと見ていると思いますが、上記のようなリスクがあるため
特にこういう「劇場型」の選挙になった場合には、メインの政策以外の政策がより重要であることを忘れてはいけない訳です。


ということで、今回の選挙、難しいよな...
個人的には「年金問題一発解決システム」を発明したとおっしゃっていた、ドクター中松に頑張ってもらいたい。
ホントに一発解決するんだろうか?