リレー小説-第14話

【商品市況概況】

「株価調整を受けた調整売りに押され総じて軟調

昨日の商品価格は総じて軟調な推移となった。今週から発表が本格化する企業決算を控えた持ち高調整で株価が下落したことを受け、市場参加者のリスク許容度が低下し商品価格への影響も無視できなかった...


...続きは、以下のリンクからメルマガ(有料)にご登録頂くことでバックナンバーでご確認いただけます。


※市場分析に役立つチャート類はこちらから(随時更新)→ http://www.marketrisk.co.jp/topics/
※詳細なレポートは、MRAリサーチ作成の、「MRA商品レポート for PRO」でご確認いただけます。
 お申込みはこちらから→http://www.mra-research.co.jp/report/#pro
 バックナンバーはこちらから→http://www.mra-research.co.jp/backnumber/
※無料メールマガジンの登録はこちらから
⇒ http://www.mra-research.co.jp/contact/#mm
ツィッターも始めました NaohiroNiimura


【雑感】

【リレー小説-第14話】

あっという間にリレー小説の日が来ました。


茉実は気だるい身体に鞭を打ちながらいつもと同様に出社していた。
本当に具合が悪いと言って休みたい気分であったが、
いつも明るく元気なのが取り柄の茉実が急に休むとなると、
間違いなく会社のみんなは心配する。
また取り越し苦労かもしれないけど
余計な噂がたってもいけないと思い普通に元気な姿を見せていた。


茉実は昨晩龍太郎に電話しなかったことに、
今さらながら、ものすごくやましさを感じており、
自分でもそのあまりの後ろめたさに驚いていた。


短時間でもよかったのになんで昨日は龍太郎に連絡しなかったのだろう。
龍太郎はどんなに不審に思っていることだろう。
でも、いくら私から電話を掛けるルールになっているとはいえ、
昨夜、龍太郎から電話がかかってこなかったのはどうしたことだろう。
これまではどんなに遅くとも私の電話を待っていてくれていたのに。


私を心配していないのかしら?

まさか病気で臥せっているのかしら?

それとも、なにか虫の知らせのようなものがあって、
龍太郎が私の異変に感づいてしまったのでは...
次にどう切り出したらいいのだろう...
龍太郎はどんなに不審に思っていることだろう...


一方、優也には今日の夜にでも会って打ち明けようと考えては
いるものの、なかなか連絡する勇気が出ない。
多分優也はいつもと同じように暖かく受け入れてくれるに違いないが、
もし事実を知って優也の態度が急変、
というかほんの少しでもネガティブな表情が見て取れたら
とても嫌だ。
優しい優也であるがゆえにそんな顔は絶対に見たくない...


誰にもとどめを刺されたくないし、刺したくもない。
救われるあてのない茉実の心の中も負のスパイラルに陥っていた。
(続く)